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横浜焼売(シウマイ)物語2025

ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛落語らぶ晴れ時々ランニング、更新随時

盛岡はわんこそばと宮沢賢治と石川啄木…だけじゃなかった!序編

2024-04-21 | 旅行、おでかけ
先月のことなんだけど
盛岡日帰り弾丸ツアーを敢行してきました。

今は亡き父が若かりしころ、出張先の盛岡でわんこそばの大食い競争で準優勝したって我が家のアルバム…それには後日談があって
数年後に東京の学会でその時の優勝した人にバッタリ!!旧交?を暖めたらしい
わたしにとって、盛岡のイメージは「その話」と、「宮沢賢治」に「石川啄木」しかない、行ってみたい見たいみたい!と駄々?をこねたら
姉御肌の友人Nちゃんが『平日限定キュンパス切符』とか言う魔法のチケットを入手してくれて、
レッツゴー盛岡!!日帰りツアーが実現しましたー!!
さて本題です。
まだ寒さがぶり返していた時期で、
現地の気候を調べて時刻表を吟味して観光コースを吟味指定券手配してと何から何まで皆姉御が…ちゃちゃっと、な。
(私は遠足に行く前の日のお子様の如くキャッキャウフフしてました)

で、当日るんるんでいざ東京駅!と張り切って東海道線に乗り込みましたら程なく不穏な車内アナウンスが...。
連日の雷と雨でどこかの線路に木が倒れたとかなんとかで東北新幹線北陸新幹線全線ストップしてますだって
きっとこれは私たちの新幹線のことじゃないわ、きっと!
根拠のない確信は程なく現実の前に薙ぎ倒されるのでした。

東京駅で立ち尽くす美女ふたり(ほほほ)
復旧の見通しはまだ立たないというアナウンスに、
東北を目指さんとした旅人たちビジネスマンたちで新幹線改札はごったごった返し
どうする?どうする?
このままキャンセルして日本橋で牛鍋つつくか
復旧を待つか

アナウンス時点で既に1時間遅れ
その後どんどん時刻は後ろにずれ込んでいく。

で、待ちました。2時間30分ほど
せっかく行くと決めたんだし、なんとかなるさー
予定時刻より大いに遅れたけれど
観光コースを大いに変更したけど
北に向かって進むことに決定!
なんとかなるさー

わーい、わーい♪
<続く!>



7月4日インディペンデンス・デイ<後編>

2023-07-09 | 旅行、おでかけ
そうです!想定内とはいえ
大きな落とし穴があったのです!!!
そろそろ時間、という頃になって
一天にわかにかき曇りはじめ
あれれ??
変な風も吹いてきまし。
が、
花火、はじまった!!
しかし、雨足が早くなり出してますが。
花火続行?!
一部の人たちが退避始めましたが、
続行!!!
雫でおわかりでしょうが、相当降っています。
私たちは実はテーブルの下から中継…いや鑑賞中。
動画貼っておきます。音声注意です。




いやーもう、何がなんでもインディペンデンスディは、外さないぞ!!
というくらいの気合いに、こちらも答えようじゃないですか!!
というわけで、最後までしっかり楽しんじゃいました。

で、花火が終わった途端。
雨も風もピタッと止みました、とさ。
後に残った雨びたしの枝豆ディッシュに、乾杯🍻



7月4日インディペンデンスディ<前編>

2023-07-07 | 旅行、おでかけ
7月4日の合衆国独立記念日は横須賀ベースの解放日。花火が上がってライブイベントなんかもあるということで、招待していただきました。
メンバーは、シャチョーさん、Sか、K氏、妹、そして私。
暑さもそれほどではなく「曇り時々晴れ」。まさに屋外イベント日和、でした

横須賀基地正門。

ただし、ここからは日本国ではないということで事前の届出と、
パスポートもしくはマイナンバーカードの提示が必要になります。
(この件に関してはここではノーコメント)

さて基地内はクソ広いです。

もうここに一つの街ができている。
幼稚園から学校病院、銀行、大型スーパーマーケットにクラブハウス、プール、映画館にフードコート、郵便局etc.映画でよく見るアメリカの住宅地がそのままそっくり、現地サイズで展開。
ゲートから歩くこと20分、途中でピザやらタコスやらを仕入れて、花火の見える会場へ、向かいます。

会場は公園の先にある野球場。
ここに来るまでにどんどん人が増えてきました。特に子どもがものすごく多い!!
会場では小さな子たちが遊ぶバスケットボールスタンダードコートサイズくらいののエリアがあって、大賑わい。その向こうの人工芝の草野球場がイベント会場。
すでにステージではバンド演奏が真っ最中。その前にはシートを広げくつろぐ家族づれやカップルが飲んだり食べたり。大勢集まって勝手に盛り上がっているのになぜか広々。お仕着せセッティングのピクニックテーブルにもトリコロールカラーの鮮やかなテーブルクロス(ビニール製)がきちんとかけられているあたりが、アメリカっぽい。
とにかくみなさん楽しそう!

花火が上がるまでまだ30分ほどあるので、私たちもテーブル席を陣取り、食事を広げてその時を待つことに。

フツーに一人前で頼んだピザセット。お好きなピザ一枚とチーズスティック3本にフリードリンク(サイズ感違いすぎ。どう見てもJPサイズの200%増。カップサイズなんてグランデ、お代わりもフリー)。そしてタコスには辛さレベル別のソースが4種類あって、いくつ持ってきてもよし!このサイズ感が日米の意識の違いの第一歩じゃなかろうか?ペリー来航以来両国の交渉がまず難航したのも頷けるぜ。とにかくアメリカンサイズ!ピザもドーナッツもデカい!!
ワイワイとおしゃべりしつつ、花火が上がるのを待つ!

………はず……

…が
ありえないことが………!!!!?、いや想定の範囲ではあったのだが…
(以下、次号!)
<後編>(7月9日アップ予定)へ続く!!

東福寺展

2023-05-06 | 旅行、おでかけ
見たかったのは14年の歳月をかけて修復された五百羅漢図
全部で50幅
(うち最後の1幅は長年行方不明でした。ところが、
去年エルミタージュ美術館に保存されていることが明らかに。)
教科書でしか見たことのなかった絵が実際に拝見できるなんて!

時は、
鎌倉後期から室町時代。
東福寺には当時の最先端技術や工法、製品、食品が大集合。
お坊さんはバイリンガル。
今のお寺のイメージで考えたら想像できない国際大学または
海外情勢から最新の工芸、書物を備えた総合研究所みたいなところでした。
(政治が結びつきたがるわけよねー。)
絵の技法も書も然り。
現代にも通じる構図や表記もまたこの時に宗から伝わったのだそうです。
(もうどんだけ〜!!)

ともあれ国宝のオンパレード。
最近、こういう展示も色々と工夫されていて音声案内を借りられたり、
表記の方法も分かりやすくなっているだけでなく
写真撮影ができるエリアもあるのよ!!
例えばこれは東福寺の有名な通天橋を再現したエリア

実物大の仏像の手

最近の展覧会は、資料の文言を紋切り口調で並べただけ、
こういう展示を見るんだったら少しは学習してこいや!
って感じの一方通行のレイアウトが少なくなってます。
実際にとってもわかりやすく共感しやすく、
気がつけば2時間弱!!たっぷり楽しむことができました。
東京展は明日5月7日までだけど、
京都で2023年10月7日から12月3日まで巡回展。京都国立博物館にて。
音声案内は借りた方がよりわかりやすいです。

展覧会公式サイト https:// tofukuji2023.jp

当日チケットの柄は何種類かあるみたい。



ミュージカルっていいな

2023-03-15 | 旅行、おでかけ
妹と「アナ雪」に行ってきました。

劇団四季公演『アナと雪の女王』です。

ミュージカルなんて何年振りでしょう!
コロナ対策で演じる方も公演を観る方も
我慢我慢、中止、縮小 
規制規制の3年間でした。

ようやく感染対策を経てここまできた!
と思うと
前日の抗原検査もマスク着用もなんのその
心は「ありのままに〜♪」と期待に膨らみます。
今回は妹と一緒。

アニメーションで出てくるキャラクターが舞台の上ではどう演じられるのか
特に、あのオラフとスベンはどんなふうになるの?
全身着ぐるみ?いやそれじゃあ、ディ●ニーランドだ…セ●ミストリートだ…お●さんといっしょだ…
今回は劇団四季、まさか?まさか?
と二人で盛り上がっているうち劇場に到着。
品川にいつの間にかこんなにたくさんの四季劇場が!



そして上演会場は満席。開演ブザー前の束の間のシャッターチャンス


さて、
ここから2時間半
あ!っという間でした。
アナとエルサのお互いに同じ歌詞を歌っているのに心は離れていく切なさや、
圧巻のエルサのソロ、
フルオーケストラの迫力に
本当に魔法のような変身の演出
一つの舞台の中で過去と未来が交差するスピード感
もうどれをとっても息をするのを忘れてしまうくらい素敵でした。

で、心配だったオラフとスベンですが
ちゃんとオラフとスベンでとっても愛らしかったです。
(うわーん、ネタバレになっちゃうので詳しく言えない)

素敵な舞台をありがとう!って心から思いましたよ。

ミュージカルって、いいな。

一緒に鑑賞した
妹のオラフ。

(あ、妹がオラフだってことではなくて、彼女が連れたきたオラフって意味ですよ。日本語難しい)




出会いの鎌倉3服目・カフェ

2019-06-30 | 旅行、おでかけ
出会いの最後は小さなカフェ
 
珈琲の看板が見えなければ気がつかなかったかもしれません。
美術館までの残りの時間はここで使うことになりました。
扉を開けるとテーブル席と、窓から庭を眺めることのできるカウンター席のある気持ちよい空間。
 


庭は紫陽花とノウゼンカズラが満開。
窓越しに見るそれは、額にかかった絵画のようでもあり、
ファインダー越しに眺めているようでもありました。
 梁にかけられたリースは、開店時から毎年のクリスマスのものだそうです。

「あら、紙だわ」
と、運ばれてきたアイスコーヒーを前にしたNさん。
ほら、と見せてくれたのはストロー。
よく使われているプラスティック製ではありません。
突然目の前に花が咲いたかと思いました。私のコーヒーが置かれたからです。
 
「きれいなカップ!」
「わあ素敵」
ソーサーの裏にある銘はSHELLY
えーとこれは、クリスティのミスマープルがお気に入りだと言っていた食器だっけ…
と頭の記憶がグルグル。
持ち手はぽってりとして厚いのですが本体はヒダになっているとところが薄く
花びらのように見えるのです。
付いているスプーンもアンティーク
 
庭を眺めながらたわいもないおしゃべりが弾みました。
 
時間があればいつまでもいられそう。
 
楽しい時間をご一緒できたNさんほんとうにありがとうございました。
 
 
 
後から知ったのですが、このcafeは写真家の十文字美信氏のギャラリーに併設されたcafeでした。


出会いの鎌倉2服目・鶴岡八幡宮

2019-06-29 | 旅行、おでかけ

鶴岡八幡宮のイチョウが強風で倒れたのが2010年のことでした。
直後から復旧活動が始まり、残った幹の部分は切断して移植、
元の場所には先の銀杏の幹から伸びたヒコバエ(孫生え)を植樹。
双方ともにすくすくと育っています。(手前が幹。後ろに若木)
 
先の美術館で出会った女性Nさんがこの銀杏を見に行くというので、
ご一緒させてもらいました。
Nさんは、沢木耕太郎さんのコラムに書かれた大銀杏と鏑木清方記念美術館の話を読んで感じるところがあったそうです。そんな時に美術館でかの出来事に遭遇。
学芸員さんの解説までの時間をご一緒することになりました。

鶴岡八幡宮へ向かいます。
 
鶴岡八幡宮は横浜の小学生なら、必ず一度は遠足か校外学習で訪れます。
若宮王路をまっすぐ正面に見えるお馴染みの大鳥居をぐり、横にお太鼓橋を見ながら進むと本殿への階段が。階段の途中にそびえていたのが大銀杏(おおいちょう)、別名:隠れ銀杏(ぎんなん)。
源実朝暗殺の刺客・公暁一行がここで待ち伏せをした、と伝わっています。
伝説の真偽のほどはともかく、長く八幡宮のシンボルであり、昭和39年には神奈川県の天然記念物に指定されており、鎌倉市民だけでなく、八幡宮にお参りする人たちにとても親しまれていました。その大木が強風で倒壊したというニュースにがっかりした人は少なくなかったと思います。

八幡宮の奉納絵馬も銀杏の葉。

そして8年目。
移植されたヒコバエ(左奥)が立派な若木に。(手前の切り株が元の大銀杏の幹の残り)

そしてもっと驚いたのはこちら、

倒壊した幹は3つに切断し、その一つが元の場所の少し下に移植されました。、
それががこちら。
見事にたくさんの若芽を茂らせていました。

強いなあ!!なんだかこちらも元気になります。


続く。



出会いの鎌倉1服目・鏑木清方記念美術館

2019-06-28 | 旅行、おでかけ

鏑木清方と江戸の粋〜三遊亭圓朝との関わり


友人から、こんなんありますぜ、と情報が!!
落語に江戸に美人画
三拍子揃って、なんと魅力的な!
絶対に行こう!と心に決めて、日曜日。

お久しぶりね、鎌倉駅。観光客でごった返す小町通りをひたすら直進。

ひょいと左に入った先にある静かな佇まいが目的地。鏑木清方記念美術館です。

時刻は12時お昼時。
入り口にの張り紙には、学芸員により作品解説が13時30分からとなっています。
ホームページには解説があるのは第2・4土曜日。が、今日は日曜日。
今日は特設なのかな?でもまだ一時間半あるなー、先にご飯でも食べようか、

と逡巡していたら…

「あなたもどうぞ!」といきなり声がかかりました。

へ?

見知らぬ男性が手を差し出していました。

「たくさん持っているので、どうぞ」

??

そして渡されたのは、

ご招待券!!!!!

ええええええええええ〜??!!!

私の前に入館しようとしていた女性がこちらを振り返って、
「私も今、ここでいただいちゃって…」

「今日は学芸員の解説があるから、お時間あるなら聞かれた方がいいですよ。」
「お近くなら、スタンプカードを作ると6回で7回目の入館が無料になります。」

あまりの急展開にお礼を言うのが精一杯でした。

あらためて感謝。ありがとうございます!!!

男性が去った後、残された私たち。
これも何かのご縁だから、と時間までしばしご一緒することになりました。
その話は、また後日。


さて、解説に間に合わせて戻った私たちは、
学芸員の方から清方の生い立ちや経歴を伺った後、
展示室で今回のテーマに準じて一つ一つ解説をしていただきました。

展示作品の一つに、三遊亭圓朝師の肖像画があります。
これは晩年に、師との思い出を元にイメージをスケッチ。弟子にポーズをとらせ秀作を重ねた後に書き上げたのだそうです。師は背が高く猫背です。手が大きくてがっちり。
高座でもこんな姿勢で、真景累ヶ淵とか、牡丹灯籠とか演じていたのかと想像すると、
先だって鬼籍に入られた桂歌丸師の累ヶ淵と重なってリアル妄想。
圓朝師はまた、鏑木清方を日本画家としてその背中を押してくれた人物。
自らの取材旅行にも青年清方を伴って出かけています。
その時の清方のスケッチも一部展示。
当人は人に見せるというよりも自分の覚書として残したというのですが、
細密で繊細な筆使いにうっとりします。


当時の日本画家がそうであったように、清方もまた小説の挿絵など多く手掛けたので、
圓朝もののそれがあるかと期待したのですが、残念ながら展示にはありませんでした。
代わりに当時の江戸の下町の風景や、庶民の生活などを思い出とともに描いた連作が。どれも当時の空気感や人の声が聞こえてきて今にも動き出しそうです。
それらがリアルタイムではなく、晩年、当時の思い出を元に書き上げたというのですから、さらに驚きでした。
解説を聞きながら、江戸の風情を残す明治の下町を小旅行。

お気に入りを絵葉書で


あ、妖(あやかし)!!?
続く!