その頃にはRAMメモリーを仮想的に大きくさせるラムダブラーというソフトや、CPUを速くさせるスピードダブラーなどを使っていたのを記憶しています。ブラウザのキャッシュを大きくしてダイヤルアップ接続だったインターネットを高速化するソフトも入れたりしました。
そしてもう一つ励んだことがパソコンのスリム化だったのです。もちろんシステムやソフトに必要なファイルは触れませんので、情報を読み込んで慎重に不必要なファイルを削除していくのですが、何度か失敗を繰り返しては知識と経験が増え、一人前のMac使いに成長していったのでした。
『「捨てる!」ほど快適になるパソコンのカラクリ』は対象がWindowsユーザーですが、PCのスリム化・高速化をとても分りやすく解説し、実際に役立つ方法がいろいろと提案された新書です。当時必要に迫られるように覚えたことの幾つかも、その理由を含めて丁寧に書かれていました。万人向けに作られたパソコンの中にある多くの“無駄”を指摘し、自分の為のツールとして本来の能力を蘇らせることを奨めています。
日々の営みや社会生活への適応などにより、人間にもメタボリック症候群という“無駄”のツケが溜まってきている昨今ですが、日々愛用しお世話にもなっているパソコンのメタボ解消に関心を持つのも良いのではないでしょうか。
※ タイムリーに『Mac People』の6月号にもMacのメタボ解消の特集が載っています。OS.Xに進化してからは余り気にしていなかった(だから良く分らなくなっている)ことを、再びじっくり勉強してみようかと思っているところです。
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