goo blog サービス終了のお知らせ 

千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

電気の勉強

2008-05-14 23:55:24 | お薦めします

 確か中学校2年生になった頃と思いますが、理科で電気を習い始めてからどうも理科系の勉強が分らなくなったように思います。その記憶を突き詰めて行くと、電気はマイナスからプラスの方向に流れる、ということを教えられたのですが、それがどうしても理解できなかった時の感覚に至ります。マイナスからプラスに流れるという理不尽を自分の中で処理できず、それ以来現在まで何となく世界全てが理解の及ばないものになっているようなのです。
 最近大きな問題となっているエネルギーにしても、また原子力発電の有効性や危険性についての議論にしても、僕が本当の深いところで良く分っていないのは、現代エネルギーの利用の最終のプロセスには「電気」という形があるからと思います。
 無意識の中でそのようなトラウマを抱えていたからでしょうか、『電気のことがわかる事典』という本を店頭で見てつい手に取ってしまいました。そして、イラストや図表の多彩な解説をみていたら、これで長年のモヤモヤが晴れるとでも思ったのでしょうか、とうとうその教科書のような本を買ってしまいました。
 電気の物理的な解説を始めとして、磁気との関係や多様な発電などが続き、エレクトロニクスの電波や通信といった現代的な項目まで、僕にとっては広く“深い”内容になっています。一通り読み終わりもう分った気になりかけている僕ですが、電気はマイナスからプラスの方向に流れる、という最初の蹉跌から立ち直れているかどうかはまだ微妙なところです。

カラー版 電気のことがわかる事典
Electronics Data
西東社
このアイテムの詳細を見る