最近大きな問題となっているエネルギーにしても、また原子力発電の有効性や危険性についての議論にしても、僕が本当の深いところで良く分っていないのは、現代エネルギーの利用の最終のプロセスには「電気」という形があるからと思います。
無意識の中でそのようなトラウマを抱えていたからでしょうか、『電気のことがわかる事典』という本を店頭で見てつい手に取ってしまいました。そして、イラストや図表の多彩な解説をみていたら、これで長年のモヤモヤが晴れるとでも思ったのでしょうか、とうとうその教科書のような本を買ってしまいました。
電気の物理的な解説を始めとして、磁気との関係や多様な発電などが続き、エレクトロニクスの電波や通信といった現代的な項目まで、僕にとっては広く“深い”内容になっています。一通り読み終わりもう分った気になりかけている僕ですが、電気はマイナスからプラスの方向に流れる、という最初の蹉跌から立ち直れているかどうかはまだ微妙なところです。
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