清正様。初めての大きな出立があった時、あなたは家康様と一緒に手前にいて、皆を送り出しましたね。
けれど此度は奥の位置にいて、見送られる番。あなたは何を想ったのでしょう。
６年以上もの時を一緒に過ごした家康様と向き合った瞬間、あなたは何を想ったのでしょう。
頭をあげる瞬間までもが一緒だった家康様と・・・。
私はまだ、言葉を綴ることができません。
現実なんだとわかっていても、心がついていきません。
もう朝に日記はあがらないんだと気づいたとき、涙が止まりませんでした。
何をしていても、次の瞬間に涙が出ます。笑っていてもすぐに涙になってしまいます。
今私が誇れることは、あなたを好きになった事。
清正様を知り、清正様を好きになった事。
そして最後に旅立つあなたを笑顔で送り出せた事。
私の人生に現れてくれてありがとう。
あなたが好きです。