以下は2039年11月の宮崎日日新聞からの抜粋です。
奇抜なデザインで世界から注目を浴びた宮崎市役所の庁舎も、この11月でリニューアル10周年を迎えました。最上階に観光目的で設けられた科学特捜隊指令室(レプリカ)で2日、県知事も同席するなか記念式典が執り行われました。特撮ヒーロー「ウルトラマン」に登場する科学特捜隊の本部を模したデザインは、計画発表当時から大きな物議を巻き起こし「お役所として全くふさわしくない」「ふざけすぎ」「屋上のビートル(レプリカ)に1000万円は無駄遣い」などの反対意見もすくなくありませんでした。
戸敷市長の「耐震性能を重視したオーソドックスなデザイン案よりも、話題性」という問題発言が、意外にも県外や国外の多くのウルトラマン世代からの支持を得て。熱い応援メッセージが国内外を問わず無数に寄せられました。その結果、当初は著作権を主張していた円谷プロダクションも「計画を後押しするためにも著作権料は辞退したい」と方針転換。さらにスピンオフ企画として、宮崎のロケーションをいかした特撮番組を制作することも発表されました(市庁舎の破壊はNGという契約)。
庁舎がリニューアルされてからの10年間で、宮崎市役所の最上階にある指令室を訪れた人は延べ100万人を数えました。宮崎県全体での観光促進効果は今も持続しており、リニューアル以前(コロナによる低迷期)を基準にすると概算で200%以上あります。
写真は観光宮崎復活のシンボルとして、大淀川を見下ろし続ける市庁舎。
※まさか本気にする人はいないと思いますが、これはフェイクニュースです。
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