1998年(平成10年)登場のCRデジパチ「CRがきデカ5」(三星…現・サンセイR&D)
パチンコ史における「権力の象徴」ともいえるCR機は、基本的に好きではない。
ただ、中には完成度が高く、思い入れある台も幾つかある。本機も、そんな数少ないCR機の1つ。なお、2006年に後継機が出ているが、あまり思い入れはない。
★大当り確率:1/359、出玉:約2300個(賞球6&8&15)
★スペックの異なる兄弟機も存在
「CRがきデカ3」…大当り確率1/337…確変時は14ラウンドの為、出玉2000発と少ない。
「CRがきデカ7」…大当り確率1/337…アタッカー賞球が13個の為、出玉2000発と少ない。
★大当り絵柄:1~9、栃の嵐、女中、ジュンちゃん(中デジのみオールマイティ絵柄有り)
★確変機能…絵柄三つ揃いで次回までの確変突入。中デジオールマイティ「LUCKY」は単発。
★確変突入率:1/2、5回リミッター付き。確変中の大当り確率:1/59.8
★大当り時の再抽選演出あり。画面に天使が出れば確変、オヤジなら単発。
★多彩な予告機能&リーチアクション…引っ張り過ぎる事もなく、スピード感があった。
・デジタルスタートから停止までの流れは、以下の通り。
スタート⇒窓予告⇒キャラ前兆⇒ノーマル系orスーパー発展⇒停止
(1)窓予告…左右の窓から西城くん、亀吉くん、モモちゃん、ジュンちゃんが顔を出す。「左窓から男、右窓から女」が法則で、法則崩れはチャンス。
(右窓から亀吉くん…大当り確定。「左窓モモちゃん」も鉄板。)
「左窓ジュンちゃん」「右窓西城くん」は、ノーマルリーチ系ならチャンス。スーパー発展は弱い。
(2)キャラ前兆
A.出刃狸…こまわり君が狸に変身。出刃包丁に乗ってスケートをする。連続すればチャンス。
(出刃狸4連続はアツい。90年代後半のリミッター時代、保留先読みの連続予告が流行した。)
B.「んぺと」…こまわり君が、あべ先生を「んぺと」のポーズで突き飛ばすと、スーパーリーチ確定。
(その他の前兆)
・窓の下の貼り紙が落ちる…大当り確定。
・「5の1」のプレートが傾く…ノーマル系リーチなら期待大。スーパー発展だと弱い。
(3)ノーマル系リーチ
A.練馬変態クラブリーチ…画面右から、マッチョなブリーフ姿の3人組が登場。そのままでは信頼度は低いが、スーパーに発展するとチャンス。
B.栃の嵐リーチ…栃の嵐が「右止まれ」「左止まれ」などと書かれたプレートを掲げる。
(栃の嵐が「大当り!」の札を上げれば鉄板。プレミアアクション。)
(4)スーパーリーチ
A.お祈り狸リーチ…狸に扮したこまわり君が、大当り祈願をしながら動き回る。最終的に、こまわり君が雷に打たれてデジタル停止。
左側の西城くんが栃の嵐なら、大当り確定。
B.八丈島のキョンリーチ
キョンに変身したこまわり君が、崖を上まで登り切れば大当り。ハズレには、頂上の一段下で落ちる場合と、頂上付近で踏ん張る2つのパターンがあった。後者は、大当りかその手前で止まるのでアツい。
(通常は、崖下の右側にモモちゃん、西城くん、ジュンちゃんが座っている。画面のように、真ん中が亀吉くんに変わっていれば、大当たり確定…プレミア)
C.アフリカ象リーチ(鼻投げ)…全スーパー系の中で最も信頼度が高い。象に扮したこまわり君が、中絵柄を鼻で掴んで投げていく。停止直前、大当り絵柄が行ったり来たりしてアツい。
右側のこまわり父が持つ太鼓が、縦になっていればアツかった記憶アリ。
D.アフリカ象リーチ(鼻止め)…こちらもアツいリーチだが、鼻投げより信頼度は劣る。こまわりゾウが鼻をピンと伸ばして、中絵柄をストップさせる。
リーチが外れた後は、こまわり君がしんみりとお茶を飲む。何気に好きな演出だった。
その他…大当り中の隠し画面有り(栃の嵐が人形と添い寝、白クマと水牛、お尻に鉄瓶など)