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(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

トロピカーナ(メーシー販売、4号機)

2012-06-12 00:20:14 | パチスロ4号機

1993年(平成5年)に登場した4号機「トロピカーナ」(メーシー)

★メーシーの4号機第1弾。ユニバーサル販売の「ソレックス」より先の登場で、ユニバーサル系初の4号機である。

※初の4号機「チェリーバー」は、ユニバと技術提携したECJがリリース。

 

★史上初のBタイプ。ビッグ中のジャックゲームは2回のみで、獲得枚数は約250~270枚と少ない。レギュラーボーナスはない。シングルボーナスはあるが、確率は低く集中役もない。

 

★チェリーバー同様、完全告知機能付き。ビッグ成立ゲームで最終リールを止めた瞬間、センターラインを光が左⇒右に走る。右側の「WIN」ランプも点灯するが、コチラは店がランプを断線する事も多かった。

★フラグ察知はセンターフラッシュがメインだが、一応リーチ目も存在。通常時は、ベル&プラムのテンパイ制御が働く。ビッグフラグが成立すると、この制御が崩れる。

中段リプレイは鉄板。ただ、これは成立後(フラッシュ後)のリーチ目で、それ程アツくない。

中段リプテンはほぼ2確だが、シングル取りこぼしのケースもある。

「7・リプ・プラム」からの上段(or右下がり)7テン、「ベル・7・BAR」からの中段7テン、7のスベリテンパイなどは、高確率のリーチ目。やはり、シングル取りこぼしもある。

シングルこぼし目は、1/1280のシングルフラグを引き、かつ左・中リールでシングルを引きこめなかった時に出現する。つまり、中リールを止めた時点で、上記の目が出ればかなりアツかった。ただ、ハマリ中に限って、こういう目が簡単にスカったりした。

 

★初打ちは、当時の地元に近い「Z店」の2F。このホールは、パッキーカードでコインを買う店で、500円ボタンを押すと25枚分のコインが出てきた(当時としても珍しかった?)。 

1000円カードを使い切る度に、シマ端のカード券売機まで歩くのが面倒だった。ただ、7枚交換のホールで、1000円以外のカードを買うなんて、あり得なかったし…。そういや、ボッタ店では、1000円カードをわざと「売り切れ」にしていたな。

打ってみると、確かに早い連チャンは良く来るが、結局呑まれて追加1本でビッグ…みたいなジリジリする展開になりがちだった。店側も、甘い確率故に高設定を多用する勇気はなかったのだろう。他店で打っている時も、やはり似たようなパターンだった。

まぁ、コイツの場合、勝ち負けよりも、センターフラッシュ目当てで座っていたようなものだが。

 

★後継機「クラブトロピカーナ」…ビッグ確率を甘くして、その分小役確率を下げた。機械割に大差はない(設定1は、「クラブ」の方が大幅に悪い)。

(両者のビッグボーナス確率の比較)

      トロピカーナ  クラブトロピカーナ 機械割(トロピ⇔クラブ)

設定1  1/186.2    1/184.0     93.2%⇔82.1%

設定2  1/178.1    1/164.9     95.3%⇔95.2%

設定3  1/168.9    1/160.6     97.0%⇔97.4%

設定4  1/159.1    1/151.7    100.0%⇔100.8%

設定5  1/147.0    1/142.5    104.9%⇔104.2%

設定6  1/131.1    1/124.0    111.7%⇔110.5%

※シングルボーナス確率は、共に1/1260

(小役還元率の比較)

トロピカーナ…40.0%(リプレイ込みで48.2%)

クラブトロピカーナ…37.0%(リプレイ込みで45.6%)

 

★裏モノ…トロピカーナ、クラブトロピカーナともに裏モノが登場した。期待タップリにトロピを大量導入して、見事に客が飛んだホールが、カバン屋に泣きついたのだろう。通常の上乗せタイプの他、「爆トロ」と呼ばれる一撃数千枚の爆裂裏モノも確認されている。