嵐山石造物調査会

嵐山町と近隣地域の石造物・道・文化財

花だより23 武蔵嵐山の桜 詩:中島運竝 1966年

2009年04月03日 | 小倉

     つわものどもが夢をみし
     小倉(おぐら)の城の石垣や
     谷間しぶきの 槻川(つきがわ)に
     蚕影(こかげ)のいわを 影うつす
     さくら吹雪の 深山路に
     京の都の名にちなむ
     その名も むさし嵐山(あらしやま)

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 嵐山(あらしやま)の桜は川に花びらを散らしていた。両岸の常緑木の中に桜の花だけが白く浮きたっていた。遠山への道路にそって桜は咲いている。谷川橋に立って眺めると大平山(おおびらやま)の木々の新芽の萌えるような山麓に一際桜の花が映えていた。
          『報道』167号 1966年(昭和41)4月

 2009年4月10日
 内田泰永さん撮影


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