昨日午前中本堂で法事中に地震が。
微妙な揺れがだんだん大きくなって、内陣の天蓋もゆさゆさ揺れ始めます。
お経を読みながら、いったん中断すべきかそれともこのまま続行か悩みます。
幸い揺れは収まってきたのでそのまま続行。
鉄筋コンクリート作りの本堂がこれほど揺れるとは。
鉄筋なので少々の地震にはびくともしないと思っていたのに。
後で震度を確認すると甲府は震度3、庫裡にいて感じるより本堂の方が大きな揺れに感じられます。
本堂が揺れるのは屋根が銅版で軽いせいなのか。
それとも揺れることで衝撃を吸収しているのか。
いずれにしても被害もなく法事も無事に執り行うことができました。
昨日は土曜日だったので、多くのお寺で法事が行われていたはず、他のお寺ではどう対応したのでしょう?
法事の後、近くの寿司屋でお斎があり、それを終えて帰ってくると、今度は近所のお宅に救急車が。
なんでも出血が止まらず助けを求めたのだとか。
患者が救急車に乗り込んだものの、一向に動き出す気配がありません。
聞けばかかりつけ医も土曜のため不在で受け入れ先の病院を探しているとのこと。
小一時間も経ってようやく出発。
幸いなことに重病ではなく、その日のうちに自宅に戻ったそうですが、一人の患者を搬送するのにこんなに時間がかかって大丈夫なんだろうか。
休日だったので受け入れ先がなかなか決まらなかっただけかもしれませんが、こんなに時間がかかっていたら重病の人はどうなってしまうんだろうと恐ろしくなります。