今日はお彼岸のお中日です。
皆さんお墓参りには行かれましたか。
甲府は、昨日の雨も上がり、まずまずのお参り日和でした。
一時期は、お墓参りというとお年寄りばかりが多い時期もありましたが、最近はご家族でお参りに来られる方が多くなってきました。
お墓の施主さんご家族だけでなく、ご兄弟や親せきの方々、それも若いご家族など、ひとつのお墓に何組もの方がお参りされるようになってきました。
特に小さなお子さん連れが多いのも特徴です。
お墓離れが進んでいるという現実もあるなか、こうしてお墓参りをされる方が増えているというのも、人の命が軽んぜられていることへの危機感の表れかもしれません。
お墓は人と人とのかかわりを再確認する場でもあります。
今ここに自分が生きている、それはご先祖様をはじめ、たくさんの方々のおかげがあって初めて成り立つことです。
人あっての自分です。そのことを意識しているわけではないと思いますが、今までお墓参りをされなかった方がお墓参りに来るというのも、自分自身の存在を確かめたいという気持ちがあるのかも知れません。
また、子供を連れてくるのも命のつながり、命の大切さを感じさせたいという親心もあるのかも知れません。
そんな姿を見ると、日本の未来も少しだけ明るく見えて来るような気がします。
でも、彼岸のもともとの意味は仏道修行です。
こっちの方も忘れないでくださいね。以前の記事<秋彼岸のご案内>を参照してください。