夜長姫と耳男

忌野清志郎を愛し、路上生活者支援NPO・TENOHASIの事務局長Sの日記

SOUL MAN

2008年06月12日 | Weblog
今日は池袋でおにぎり配り&夜回り。
ジュンク堂から東口に行く道すがら
いつもぶつぶつ言っている50代くらい(ひょっとしたら同世代?)のおっちゃんを見た。
おにぎり配るからいきましょうよ、と誘おうと思って
そばに行ったらむこうからあいさつしてくれた。
僕の顔を覚えてくれていたらしい。

一緒に東口に行き、並んだ。
彼はずっと話をしてくれた。
「キリストが捕まったとき、ユダという神様も一緒にいたんですよ。
ユダはキリストが食べるパンにアヘンを振りかけて、そこに役人がなだれ込んでキリストは捕まったんです。キリストは何も悪いことはしていないから、捕まえられないですから、アヘンを持ってたということで・・水爆は銀でできていて、それは900%アヘンになるんですよ・・・」
キリストから核兵器から地球温暖化までさまざまな問題の不思議な連関の話をとても楽しそうにしてくれた。
すごく生き生きと。

この人の世界にはさまざまなイメージや天啓に満ちあふれていることがよくわかる。もう少しつじつまが合う話をすれば教祖様にもなりそうな。

路上に出る前にどうにかなれば病院でケアを受けられただろうに
でも、病院の閉鎖病棟に入れられるのと
路上で過ごしている今の
どちらが幸せかわからないから
にっこり笑って
「じゃあ、これから配りますから」
といって別れた。

タイトルは"The days of R&B"より
コメント (1)
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