坊床 ぼうとこ 約600m
4/3 晴れ 安来市広瀬町東比田坊床
先月29日の坊床行きで調査できなかった場所を調べるため、再び坊床を訪れることにした。車から山々を見ると、少しづつ色濃ゆくなってくる樹々の緑色と鮮やかな若葉の竹林、それにサクラの色との対比がとてもきれい。明るい陽射しを浴びながら4キロ以上も続く坊床の林道を奥に入る。
坊床には大師堂のみ残っているが、分校跡の近くの川(音無川)向いには蓋をした井戸があり、そこから汲み上げる吸上機械庫と、戦後入植した開拓団の嘉見隊長(隠岐出身)が住んでいた住宅のブロック壁が残されていた。この辺りに、古く大師堂の庭園があったといわれ、傍らに江戸時代に坊床を再興した覺道法師の墓碑があるということであったが、見つけることはできなかった。土の下か、刈られていないササの中に埋もれているのかもしれない。盆地は多くが伐採されていて山菜は見当たらず、タヌキも隠れ場所が無くなり、姿を見せなかった。ウグイスの鳴き声もいちど聞こえただけ。
今日は坊床山へ登れるかどうか確認したくて別の林道を歩いたが、林道終点から植林された山腹を登らないと尾根に出られないと分かり、ヤブコギ登山は諦めて下山した。坊床に行ってみたい方は落石に気をつけ、、仔牛育成場跡の所に「通行禁止 安来市」の看板とチェーンがあるのでご注意を。東比田からは県境の猿隠山がドンと見える。山頂は樹木が伐採されていて北方向の眺めは良い。駐車場があるといいのだが。
県道274号線から坊床への道に入る 標識はない
吸上機械庫の裏に井戸があり この近くには事務所や瓦工場もあった
分校前にはタイヤの遊び道具が残っていた
大師堂 坊床が無住になるまで勤行が続けられた
大師堂の表札
この盆地の奥に分校があった
農協の仔牛育成場跡
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電話が通じませんので、こちらを利用させて
いただきました。ご健康をお祈り申し上げます。