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セイピースプロジェクトのブログ

やんばる高江の住民を応援するメッセージをお願いします!

2008年12月27日 | ニュース紹介
高江の住民の方に対し防衛局が那覇地裁に対し、「通行禁止妨害禁止処分」の申し立てをしたことが、12/25に分かりました。住民が基地建設反対で座り込みをされていることに対し、防衛局は通行妨害だといっているわけです。訴えられたのは8歳の子どもを含む15人でした(8歳の子どもは後に取り下げ)。

これに対し、住民の会では弁護団を組織して全面的に闘う姿勢をとっています。29日に正式に弁護団が結成される予定で、現在16名の弁護士が名乗りを上げています。

第一回の審尋は来年1月27日午後3時からです。
*審尋…裁判所で当事者その他の者に個々的に書面または口頭で陳述させること。

*参照:沖縄タイムス→http://www.okinawatimes.co.jp/
     琉球新報→http://ryukyushimpo.jp/
     やんばる東村高江の現状→http://takae.ti-da.net/

去年と同じで12/25という時期に防衛局がまた動きを見せたことになります。普通なら年末年始のゆっくりしたい時期に高江住民はいつも以上の緊張を強いられるわけです。

そもそも全く住民の意見も聞かずに一方的に移設を決定して建設を始め、アセス違反の建設手続きをとっている国や防衛局に住民を訴える権利などあるのでしょうか。当初8歳の子どもも対象とされており、まさに「前代未聞」です。

つい2ヶ月前にも東村村長が「2割(=高江住民)を犠牲にしてでも8割を生かしたほうがいい」という発言をしましたが、今回は高江住民をあからさまに弾圧しようということです。

この状況に対し私達ができることは、高江以外の人たちがこの問題に関心を寄せていることを行政に示すことだと思います。そのような取り組みとして現在、SAY-Peace PROJECTでは「Peace in 高江メッセージキャンペーン」を実施中です。ネットのメールフォームから沖縄県、東村、防衛省にヘリパッド建設に関するメッセージを送ることができます。「やんばるの森を守ってほしい」「高江の人たちの人権を尊重してほしい」など一言でも基地建設を食い止める力になります。このブログを見た方はぜひ高江住民を応援するためにメッセージをお寄せください。また、周りの人に伝えてメッセージを送ってもらいましょう。メールフォームはコチラ↓
http://www.saypeace.org/actve/takae-kougibun.rhtml

どうぞよろしくお願いします。



■住民の方の声明文■
(以下、「やんばる東村高江の現状」より)

ヘリパッド建設反対運動への国の不当な弾圧=「通行妨害仮処分申し立て事件」に抗議しその取り下げを求める声明

東村民、県民はじめ、全国の多くの支援者のみなさん

ヘリパッド建設に反対する運動への物心両面にわたるご支援に感謝します。
ご承知の通り、2007年7月2日から、海兵隊北部訓練場前で座り込み行動を始め、同年8月24日には「ヘリパッドいらない」住民の会が結成され、いらい、県内外の多くの人々の支援にささえられて、運動は継続されて来ました。
これまでに直接現地に足を運んで支援してくださった方は12月21日現在 一万人以上に及んでいます。
反対署名は 二万四千百三十筆になりました。

私達が立ち上がったのは、何より、平穏な生活環境を守るためです。
ヘリパッド建設によって高江区が爆音と墜落の危険にさらされることを避けるためです。

東村にはヘリパッドが15ヵ所もあり、今でも昼夜、場所を問わず飛行訓練が行なわれています。
今回あらたに6ヶ所、しかも高江区をかこむ数キロの範囲に建設されると、静かな生活環境は破壊され、平和的生存権が脅かされます。
最近起きた、名護市内へのセスナ機墜落事故や、沖国大へのヘリ墜落事故を繰り返させてはなりません。

また、ヘリパッド建設予定地は、やんばるの亜熱帯性降雨林の中核となる聖域で、ヤンバルクイナ、ノグチゲラはじめ、多くのやんばる固有種や絶滅危惧種、貴重種の生息する、世界的に貴重な自然の宝庫です。
イタジイ、オキナワウラジロガシの亜熱帯性降雨林は世界でもここだけであり、世界遺産登録の声も上がる貴重な自然を守りたいからです。

さらに、ヘリパッド建設予定地は、県民最大の「水がめ」であり、沖縄本島の生活用水の60%を供給しています。
福地ダム、新川ダム、安波ダム、普久川ダム、辺野喜ダムが地下で結ばれ、貴重な水源地となっています。
私達の運動は、この貴重な水がめを米軍による汚染から守ることにもつながっています。
このような目的と意義をもった私達の運動は、多くの人々の支持と共感を広げて発展してきています。

ところが驚くべきことに、12月16日に、国は突然「通行妨害仮処分命令申し立て事件」を裁判所におこして、安次嶺現達他14名の呼び出し状を送付してきました。
審尋期日は2009年1月27日となっています。15名の中には8歳の子供も含まれています。
多くの人が関わっているこの運動で、わずか160人の小さな高江集落の十数人を裁判にかけて、この運動をつぶそうという国のねらいは明白です。

私達は、ヘリパッド建設反対運動にかけられている新たな攻撃を広く県内外に明らかにするとともに、支援を呼びかけ、さらに前進する決意です。
東村民、県民はじめ、全国の支援者のみなさん 理不尽で不当な国による「通行妨害仮処分申し立て事件」に抗議し取り下げを求める声を、全県、全国各地で起こして頂けますよう心から呼びかけます。
私達はいっそう団結を固めて、勝利までがんばることを表明し、声明とします。

            2008年12月25日 
「ヘリパッドいらない」住民の会、 会員一同

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