sayaのがんばらない癌闘病記、そして鬱病

乳がん術後6年半で再発。只今元気にホルモン治療中です!

えっ。。。子供産んでいいの?

2005年10月06日 23時55分17秒 | 日記
 主治医の先生になんとなく「私あと5年子供産めないんですよね?」と言ったら「あと4ヶ月だよ」と言われた。えーーーーーっ。ホルモン療法のゾラテックスが終わった時点でオッケーだということ。「程度にもよるけど、もうやるべきことはほとんど出来てるから、子供産むことは危険なことじゃないよ。」と。私は完全に諦めていたから、診察室から出て病院のロビーで、暗くなるまで涙が止まらなくて帰れなかった。たぶん最悪の細胞検査結果を聞いたときよりも、ずっと長時間泣いていたと思う。病院のロビーで泣いている人をみたら、まず嬉し涙ではないから、まわりのひともそっと見ないふりしてくれて。でもでも違うの。これは嬉し涙。今まで病院に来るたびに、自分では気づかないほど激しく、産科のママさんたちを羨ましく妬ましく思っていたようだ。私もあの人たちの仲間に入れるんだ!と思ったら・・・あぁいまもこうやってキーボード打ってるだけでも涙が出てしまう。
 改めて女性にとって、子供を産むって、重大なんだなと思った。それは自分でも驚いてしまうほど。
 本当は、先生によって、抗がん剤中の卵巣保護の措置は、効果を軽減させるかもしれないとか、ホルモン療法は5年のほうがいいとか、いろいろなんだろうけれど、私の主治医はそこのところ大胆。でもそれは、そういうことが私の生きる力を強くするからだと信じてくれてるからかなと思う。治療の統計上で、再発リスクを1%下げるよりも、子供を産んで生き生き暮らしているほうが、結果的に再発リスクを下げるという発想かもしれない。
 まぁ卵巣機能が戻るかどうかとか、癌とは関係なく不妊症かもとか、いろいろ困難はあると思うけど、可能性がリアルに残されていることがとってもうれしい。
 乳がん以外の病気の人も、子供が産めるように、すごく研究が進んでいるみたいですね。
 みんな諦めずにがんばりましょう。
 母性本能に従って、欲張りに欲しいものを欲しいと主張することは、結局大きな力になるのだ!!!と、私は思います。