徐仙日乗

日記、随筆

徐仙日乗 読書 色川武大・阿佐田哲也ベスト・エッセイ

2018-03-11 08:25:09 | 日記
徐仙日乗 読書 色川武大・阿佐田哲也ベスト・エッセイ ちくま文庫
読了 読書メーターと重複

中学生の頃麻雀を覚えた。今から思うと麻雀の情報が満ち溢れていた時代で出版物もさることながら、大橋巨泉が11PMで対局番組をやっていたりした。と言うわけで阿佐田哲也の名前も顔もいつのまにか頭に入っていた。その後小林信彦を始めとして色々な作家が、その人柄と蘊蓄を紹介していることを知り「読んで見たい作家」として認識することになる。本作はちくま文庫の「ベストエッセイ」の名に恥じぬ編集で、この不思議な作家の魅力を堪能できる。「文学」!ってカテゴリーが有り、「不良の博打打ち」の物書きへの道程が示されている。「作家はどんな観点から読書をしているのか」ってのは、あまり考えた事が無かったので新鮮。編集者時代に山田風太郎と卓を囲んだ話が有り、思わず唸る、これ最高!と言いたい。落語家の論評は歯切れが良く愛が有り、評判通り。作中に色々な文人が登場するのも勉強になる。高橋和巳も村松友視もつかこうへいも出てくるんだぞ!

3月10日(土)のつぶやき

2018-03-11 04:57:52 | 日記