読了 読書メーターと重複
青空文庫にて。ウィキペディアによれば「「空襲下の日本」は、1933年に発表された海野十三による日本の短編SF小説、架空戦記。新潮社の雑誌『日の出』1933年4月号の付録として編集された「国難来る!日本はどうなるか」という冊子に掲載」とのこと。先に読んだ日記との符合に驚く。あと惹句の「国難来る」は正にタイムリー(安倍さんの事ね)。飛行機による爆撃が新しい時代の戦争であることを述べて、民間人がどう対処するべきかを教えている。流石に原爆は出てこないが毒ガス爆撃なんて剣呑なシーンもある。結局正しい対処と団結で日本国民が国難を跳ね返したらしい終章で締めくくっている。こういう物が喜ばれていた昭和初期から僅か10数年で日本が焦土と化す事になろうとは、神のみぞ知るとしか言いようが無い。科学と技術の進歩が想像力を上回っていたということか。