徐仙日乗 読書 三国志(6) 吉川英治 吉川英治歴史時代文庫
再読了 読書メーターと重複
著名なレッドクリフ、赤壁の戦いにかなりのページが割かれている。資料としては呉側と魏側の資料が有るのかなあ、その間に立って、諸葛亮が神の如き活躍をする。歴史としては中原と天子を押さえた大国・魏の侵攻を地方政権の呉が何とか食い止めたって所だろう。感覚として長江の南と長城の北は単純ちチャイナって言いにくい感じがある。ここら辺は高島俊男の本で知った。曹操の詩が残っているらしく、赤壁の戦い前夜の心境が時を超えて伝わって来るようだ。蜀の国を立ち上げたから、後付けでそれ迄の劉備の行動が小説的になるだけで、色々な行動がつぎはぎっぽい気がする。色々な所で負け続けて辺境の蜀に国を建てたのだから大した物で劉邦を意識させるが、実態はどうだったのだろう。写真とかで赤字で赤壁と書かれた岸壁を見ると、まあ今のチャイナって気がして微笑ましいが、赤壁市っあるらしい。ジオラマ付きの資料館も有るのかしら。そう言えば清朝末に荒れ果てた万里の長城を嘆いていたのはシュリーマンだった。
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著名なレッドクリフ、赤壁の戦いにかなりのページが割かれている。資料としては呉側と魏側の資料が有るのかなあ、その間に立って、諸葛亮が神の如き活躍をする。歴史としては中原と天子を押さえた大国・魏の侵攻を地方政権の呉が何とか食い止めたって所だろう。感覚として長江の南と長城の北は単純ちチャイナって言いにくい感じがある。ここら辺は高島俊男の本で知った。曹操の詩が残っているらしく、赤壁の戦い前夜の心境が時を超えて伝わって来るようだ。蜀の国を立ち上げたから、後付けでそれ迄の劉備の行動が小説的になるだけで、色々な行動がつぎはぎっぽい気がする。色々な所で負け続けて辺境の蜀に国を建てたのだから大した物で劉邦を意識させるが、実態はどうだったのだろう。写真とかで赤字で赤壁と書かれた岸壁を見ると、まあ今のチャイナって気がして微笑ましいが、赤壁市っあるらしい。ジオラマ付きの資料館も有るのかしら。そう言えば清朝末に荒れ果てた万里の長城を嘆いていたのはシュリーマンだった。