ささの子通信

温泉、人形遣い、ソフトバレー、育ジイ、B級グルメ?

今年度の公演について

2011-06-10 | 人形遣い
昨夜、市長との懇話会に参加。
中央病院の話などの後に質問してみました。

人形公演の際、市民会館の会場費を無料に出来ないでしょうか?
助成金が無くなってしまったことに関しては市の財政難からすれば仕方がない事だと思っています。
助成申請をあちこちに出して、いくつか決まりました。
これで新しいかしらの制作、修理ができることになりました。
現在、地元の民話を基にした浄瑠璃を完成させるために動き出しました。
話の中には地元の舟橋や阿弥陀堂などが出てきます。
来年二月には国民文化祭を控えた前公演をし、文化祭本番は再来年てす。
先日、八王子車座人形さんに伺い、振付をお願いしました。
音はテープに残っていました。しかし公演があった事は分かっていますが振付は誰にもわかりません。
また、18日には竹本土佐子先生にお会いして過去の曲を参考に新たに曲入れをお願いする予定です。
都留高校の先輩でもあり今年紫綬褒章を受章する木版画家の河内成幸さんに幕絵を描いていただくことも決まっています。
市としてはせめて会場使用料を無料にすることはできないものでしょうか?

無料にする事で経費が未来への借金となり誰かがそれを埋めなければならない。
無料にすると一日借りてしまう人もいて、回転が悪くなる。
だから無料にする事は簡単だけど出来ない。
地元ではかしらは個人のものというに認識があり、実際にどれだれの人が見に来ているのか?

確かに一番の地元からは無視されてしまっている部分はあります。
しかし、摸刻したかしらは保存会のものであり個人の所有物ではありません。

それをどう周知していくかが課題ですね。

公演には会場費に照明費用を含めると約16万円が必要です。

小遊三(市長の同級生)も口演をする時は二・三千円取るんだから有料にすればいい。

地方の芸能は無料にしてより多くの人に見ていただきたいです。
神奈川県には沢山の座が残っていますが無料公演を続けています。

それはお金があるからだ。

では来年も有料公演とするべきだと言う事ですね。
確かに昨年は企業から協賛金を頂き、有料だったことで赤字公演にはならずに済みました。

お金を集めることに関しては協力します。


もっともだとは思うけど市からの援助は今年も期待できないことがハッキリ。
芸能で生活している人達と素人集団が同じと認識されている事は喜ぶべきなんだろうか?
芸を売るってことは一層の緊張感UPではあるけど・・・
今年二月の公演はすごく緊張しました。

入ってくるお金(あくまで予定)だけでなんとかやり繰りしていくには、市民会館に拘りがあるわけではないのでやはり小学校の体育館、市外の施設も候補に入れて考えることが必要かもしれない。

ちなみに大道具や衣装は材料費だけ保存会負担で制作に関してはボランティアです。
遣いも公演近くなると練習は週に2回。
時間を割いての参加で日当はありません。

次の世代へ繋げたい。
それだけで皆、集まってがんばっています。
手作りによる衣装制作も始まりました。

自分は特に文楽が好きではありませんでした。
人形が個人のものであろうと団体のものであろうと構いません。
個人だからこそ残せたとも思っています。

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