団地夫婦の日々

常盤平団地夫婦の54年、団地内で気付いた事を時々に、妻の料理、私の買い物等

常盤平団地の51年25京菜3

2016-02-27 13:19:55 | 日記
昔の話ばかりで申し訳ないが、母の法事を済ませて帰り道、都営バス停の千住車庫停留所の裏通りに八百屋さんが有った、弟夫婦と私達二人、目ざとく「アッ京菜が・・」妹が「大きい!・・」でもその当時、京菜はもう珍しい野菜で滅多にお目に掛かれない(売れ残ると鮮度が落ちるせいか)妻が「半分っこしない」で半分に切って貰うことにした。姉妹「私が払うから」「いや私が・・」で揉めたが結局割り勘で払った様だ。幼い頃母が誰かと互いに「私が払う」でいつまでも譲り合わない姿を子供目線で見上げてたのを思い出してしまった。今考えると、払ってあげるでは無くて、払わせて頂戴なのだろうが、母親同士立った儘、着物の袖や、遂には胸元に迄無理やりお金を差し込もうとする姿「何やってるんだ大人は?」と黙って見上げてた自分が、これも何時もの事だとジッと別れるまで待っていたような気がする。
ところで昨今は小家族が増えて、菜っ葉は小束に、大根は半分に、野菜、果物はばら売りや、ミニサイズが多く出回って、子供のお菓子、大人のおつまみ、皆一口サイズで・・だから自分で食べる分は自分で手に入る、でも食べきれない大きなものは、隣近所、親戚と分け合い、お菓子は袋から友達と袋に手突っ込んで取り合う、捨てがたい良い付き合いの習慣だったと思うのは、矢張り私は古い爺いなんだろうか?・・鮮度が落ちてもな~消費期限の問題もあるしな~・・・