東京の桜もだんだん散り始め、この暖かさが当たり前のように感じられる今日この頃、4月に入って新しい生活を始めている人も多い事でしょう。僕もこの陽気に、東京の日本橋辺りをぶらぶらしてみました。
日本橋から中央通りを神田方面に歩くと、広い道端の両脇に日本橋三越とコレド室町があります。普段の日でも人が多いのに、休日は特にデートと観光と買い物の人でいっぱいです。コレド室町の横を歩いていると、今日に限って人が集まっているのが気になり、その群衆に入ってみました。
するとコレド室町1と福徳神社の間の路地(浮世小町)で、イベントらしき事が行われていました。そこに置かれてあったパンフレットを見ると、3月31日・4月1日の2日間限定で、ニホンバシ桜屋台が開催されていました。中央通りから福徳神社に向かう浮世小町に三四四会(みよしかい)の屋台が立ち並び、福徳神社周辺の日本橋の老舗や百貨店・ホテルにあるお店のオリジナルメニューが販売されていました。どのお店もおいしそうで、300円~600円とお手頃なお値段。ただ伊勢重さんのすき焼食べ比べ1200円と、繁乃鮨・吉野鮨本店さんの江戸前まぐろにぎり1000円は少し高価に感じますが、でも老舗の味が手軽に味わえる事を考えたらお安いかもね?
その中で僕が食べたのは、文明堂カフェさんの焼立てどらやきスイーツサンドです。午後も遅い時間だった為、既に売り切れのお店もあり、その中でもこの焼立てどらやきスイーツサンドが目に飛び込んで来たのです。
この看板の幅ほどの狭いブースで、注文してからどら焼きを作ります。鉄板の上にどら焼きの生地を丸く置くと、数分できれいな焼き色が付きます。それをひっくり返し、内側になるもう一方の面を軽く焼きます。そこに餡子と苺とクリームを置き、もう一枚で挟み完成です。
それを紙に入れ手渡してくれました。勿論焼立てなので、紙から温かさが伝わって来ました。 人生初めての焼立てのどら焼き。温かい内に食べました。ほんのり温かさが残る生地は、僕の知っているしっとりとした和菓子のような生地と違い、パリッと香ばしいパンケーキのようです?あれもしかしてこの生地って、焼立て”三笠”パンケーキでは?食べた事はありませんが、文明堂カフェのメニューに、苺が添えてあるパンケーキのプレートがあります。間違っていたらごめんなさい。
でももしそうなら、この時しか食べられない貴重などら焼きです。 餡子は少量でも程よく甘く、若干水分がありなめらかです。そこに苺の甘酸っぱさが加わり、一瞬甘さが和らぎます。クリームの所を食べていると、もうそこは洋菓子の域です。確かに焼立てどらやきに間違いありませんが、食べ終えると焼立てパンケーキスイーツサンドと言いたくなります。これはおいしく良い出会いでした。
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