おもしろ探しの部屋

今は昔。こんなものが「有った」こんなものに「会った」の、あったか~い資料室。

秋保名物のおはぎ

2022年11月07日 | お買い物


 最初に食べた時に受ける印象で、その後の人生の好き嫌いが、決まってしまう事があります。

 それが今回ご紹介する、おはぎです。

 僕が初めておはぎに出会ったのは、10代中頃でしょうか? 大福とかあんこ餅などは好きで、よく食べていました。その感覚でおはぎを食べた時に、前者(大福&あんこ餅)とは違う、なんていうか「だまされた」ような感覚を、青年期に抱いた記憶がありました。だって見た目あんこの塊なら、絶対おいしいと思うでしょう? 

 その中に入っていたのが、ご飯の塊です。でも実際にはもち米ですが、その時食べたのが、中が少し硬くて、おいしいとは思わなかったのでしょうね。心の中で、「ごはんと一緒に、あんこは食べないでしょう」て、言ったような・・・。なので、その後ほとんど食べていないですね。

 でも数年が経って、お彼岸の時期に、いただいたおはぎは食べた事があります。自家製の手造りの物で、でもそれは食べられたんですよね? 中のもち米も、おもっていたほど硬くなかったしね・・・。
 けれどその後も、あえて買って食べようとは思わなかったです。

 ここ数年の間、並んでまでおはぎを購入するニュースを、何度か観た事があります。それが宮城県仙台市太白区秋保町の、さいちさんのおはぎです。「ま~おはぎですからねー。でも他県から買いに来るほど、すごいおはぎなのでしょうか?」と思っていました。

 最近の事ですが、宮城県秋保温泉近くに用事があり、ちょいと出かける事になりました。秋保温泉といえば、「さいちのおはぎ」を思い出しましたが、並んでまで食べたいと思っていませんでした。
 でもおもしろい事に、めぐり合わせってあるんですよね。お土産にいただいたのです。

         

 家に帰ってゆっくり食べたいところですが、さいちさんのおはぎ賞味期限が当日です。手造りだからでしょうか?お箸も付いていたので、早速食べてみました。

         

 さいちさんのおはぎは、1パックに2つ入っていて、1つ1つが結構大きい塊です。つぶあんの塊に箸を入れて持ち上げると、つぶあんの中から白い物が現れました!「あれ!やわらかい」 僕の抱いていたおはぎの固定概念が、その瞬間に揺らぎました。
 もち米にまとっているつぶあんは、あずきの風味が口の中にふわーと広がる感じで、甘さ控えめのおいしいさです。それを2つ食べて、ちょうどいい甘さです。

 食べ終えると、僕が抱いていたおはぎではなくなっていました。これが皆さんが食べたくなる、さいちさんのおはぎですね。
 作り立てのやわらかさを食べてもらう為、賞味期限が当日という事なのでしょう。

 

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