おもしろ探しの部屋

今は昔。こんなものが「有った」こんなものに「会った」の、あったか~い資料室。

たい焼きを探しに・・・・・ きくや in  千葉県松戸市

2009年02月16日 | たい焼き


 たい焼きを探しに千葉県松戸に来ました。ここ きくや は、古くから地元でも有名なたい焼き屋さんです。 JR 松戸駅のバスのロータリー側に出て左の方向に進むと、この辺りでは珍しく行列が出来ているお店が有ります。

                      きくや.jpg 

 平日の寒い午後なのに、ご覧の通りお客さんが並んでいました。この位の人数ならそれ程時間がかからないだろうと思い、たい焼きを買い求める列の最後尾に立ちました。この日は冬空の下はまだまだ寒く、温かい物が恋しくて仕方ありません。この並んでいる先には、温かい物が待ています。ガラス張りのお店の中では、お店のご主人がたい焼きを焼いています。それを見ているだけで、気持ち的に少しは暖かく思えます。数十分経つと、せっせとたい焼きを焼くおじさんのすぐ目の前に進みました。最初の思いと違い、牛歩というよりイモ虫歩行です。ガラスをはさんですぐ目の前で、連式のたい焼き器でせっせと焼いています。それもたい焼き器に空きが出来ないように、片面が焼き終わるとすぐに次のたい焼きの為に新しい生地を流し込みます。連式のたい焼き器の上は、たい焼き生地で溢れています。それでもイモ虫歩行は何故だろうと思ってよく見ると、たっぷりのたい焼き生地を、弱火でじっくり焼いています。それに加えてきくやさんは地元の人気店という事もあり、まとめて沢山買っていくお客さん多いです。
 旧い造りのお店のスガラスの扉をガラガラと開け、数人程のスペースの中に潜り込む事が出来ました。外に並んでいる人たちに申し訳ないけれど、少しは昇格したような気分になりました。お店の中に入ると、外で見ていたたい焼きを焼く様子が、音が加わる事でより一生懸命さが伝わって来ました。手際よくじっくり焼き上げるたい焼きの、奥まで熱がジワーと通る様子が感じられます。
 お店の中に入って数分して、やっとの事でたい焼き一匹買うことが出来ました。お店の外に出て、寒空の下お目当てのきくやたい焼きを食べました。いたってシンプルなふわふわのたい焼きです。ただここのたい焼きは、少しボリュームがあり結構食べ応えあります。これだけ並ぶ理由は何でしょう?最近の薄焼きパリパリではなく、昔ながらのふっくらした皮ですし、餡もシンプルな甘さの物で普通です。そしてこの形この味の一本勝負で人気があるの素晴らしいと思います。でもこれがたい焼きの本来の味形(あじかたち)なのでしょうね。

 

  こちらのお店ですが、残念ながら閉店されたようです。

   確か僕が訪れた時(当時)、年配の方がたい焼きを焼いていた事を覚えています。

   地元に長く愛された たい焼き屋 さん。お疲れ様でした。

 

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コメント (2)
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