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臓器移植や骨髄移植

2016-07-19 06:18:38 | 日記
日本でなかなか進まない臓器移植。


そのようなことをラジオのニュースで特集を組んで放送していました。


日本人の国民性で、死の捉え方が他国と違うのかもしれません。


臓器提供をするしない。
どちらが正しいわけでも、どちらが間違っているわけでもありません。


個人やその家族の意思が最優先されることがこの制度の根本的な部分です。
絶対に普遍的なことがこの意思が優先されること。



この制度を利用して、病気が完治し元気に暮らしている人たちがいるのも事実です。


日本での治療を断念し高額な医療費がかかる外国へ行く患者も多いのが事実です。



脳死判定の難しさ、まだ体温がある臓器提供者を前にして判断を迫られる家族。
臓器提供の一つ一つの事例に、涙なくしては語れないそれぞれの物語があるのかもしれません。



私も過去に1度、骨髄ドナーとして骨髄を提供したことがあります。


骨髄ドナーとそれを受ける患者とは、一生涯で二回、手術後半年間と言う期間で手紙のやり取りをすることができます。


私は1度目の手紙を手術の当日の朝受け取りました。


関東地方に住む30代の女性
小さなお子さんが2人いるということが唯一の個人情報です。
手紙は、骨髄バンクを運営している協会が検閲をするので、詳しい個人情報はかけません。
これは金銭の授受などの不正行為を防止するため。


しかしその手紙をもらったときに私は、1人で涙した記憶があります。
当時私も2歳の長女を抱えた父親の1人。

もし自分が同じ状況に置かれていたら、骨髄液を提供してくれるドナーに対し、言葉では言い表せない感謝の気持ちでいっぱいになると思います。


私の骨髄を治療に使った患者さんが、今も元気で子供たちと笑顔絶えない家庭を築いていることを信じております。



余談ですが2度目の手紙をもらったときに、骨髄液の提供受けると、血液型が変わると書いてありました。
私の血液型と同じ血液型になるそうで、その方はもともとB型ではなかったのですが、私の骨髄が入ることによりB型になるそうです。

またその骨髄を受け取るときの(治療するときの)話も書いてあり、旦那様や子供たちと一緒に点滴で体の中に入ってくる様子を感謝しながら見つめていたと書いてありました。
この手紙も涙なくしては読めないものでした。


さらに余談ですが、まさか性格まで変わると思いませんが、私の性格は少し入ってしまうことには大変申し訳ない気持ちです(笑)
偏屈な理屈ぽい性格を伝授していないことを切に願っております〜🎵



日本人の抱える国民性の中で、生と死についてはタブー視されていることが多いです。


皆さんも家族でいちど真剣に話し合うってみると良いと思います。


ちなみに骨髄ドナーとしての提供は私はもう一度したいと思っていますが(人生で2度だけできます)、妻としてはもうやめてほしいと言っておりました。


真剣に話し合った結果の答えであればそれはどんな答えでもいいと思います。



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