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[インタビュー]‘エアポート・ベイビー’パク・カーリン、チョン・スヤン、チェ・ジェリム“私たちも家族” [인터뷰] ‘에어포트 베이비’ 박칼린・전수양・최재림 “우리도 가족”

2021-01-26 16:00:00 | ☆韓国ミュージカル・演劇☆(記事等まとめ)
翻訳サイトで翻訳 ⇒ 自分で手直し ⇒ 韓国語のお稽古で修正
という段階を経てはいるのですが、表現としておかしい部分が残っているかもしれません。
個人の覚え書きとして、温かい目で見ていただければ幸いです。
*記事内の写真は元記事[인터뷰] ‘에어포트 베이비’ 박칼린・전수양・최재림 “우리도 가족”からお借りしています。


[インタビュー]‘エアポート・ベイビー’パク・カーリン、チョン・スヤン、チェ・ジェリム“私たちも家族”

“10年以上苦楽を共に…お互いに作品関連の評価を冷静にして完成度を高めた”



“世の中に存在する多様な形態の家族すべて、結局は‘イッツ・オーケー’(It's OK)でしょう”

ミュージカル‘エアポート・ベイビー’で‘僕は誰なのか’知りたくて好奇心から韓国を訪れた養子であるジョシュ・コーヘン役で熱演中のチェ・ジェリムは作品のメッセージをこのように語った。

彼は“作品の中には実際に自分の人生を共にした家族、そうすることができなかったが本当の家族、集まって家族になったディリデリバーの家族等3種類の形態の家族が出てくる”とし“個々人に意味が違うが、みんな認めて抱きしめなければならない家族”と強調した。

パク・カーリンプロデューサー兼演出はチョン・スヤン作家とは20年、チェ・ジェリムとは10年以上縁を結んできて、ある町で家族のように過ごしている。彼女は“意図しなかったが、作品の中のディリデリバーの家族と私たちが若干似ている”とし“なぜ同じ町に住んでお互いこのように面倒をみるのかは説明できないが、私が選択した人たちなのでもっと大事にするようになった”と明らかにした。

“血を分けた家族間の愛は当然のように話すじゃないですか。私は選択をした時の愛がもっと濃いと思います。完全に別の人生を生きて、集まって美しく健康な愛を築いていくことと、すべて離れていくことができる人々なのに、最後までお互いに世話しているのが、ディリデリーの人々と私たちが選んだ家族の形でしょう”

チョン・スヤン作家とチャン・ヒソン作曲家のコンビが誕生させた‘エアポート・ベイビー’は2009年から開発し、2013年第1回ミュージカルハウス ブラック&ブルー支援作に選ばれ、2014年のショーケースを経て2016年創作産室新作リレー制作支援作に選ばれ本公演を上げた。

2017年の再演に続き、3度目のシーズンに戻った今回の公演は、昨年11月11日、新韓カードFANスクエアライブホールで幕を上げた。アメリカで養子になったジョシュ・コーヘンが偶然入った梨泰院のバーで会ったゲイのおじいさんディリアと一緒に生母を探していく旅を描く。



最近公演場で会ったパク演出とチョン作家、チェ・ジェリムは“普段は情があふれる家族だが、働く時はお互いに誰よりも冷静な関係になる”と口をそろえた。

チェ・ジェリムが“最初はチョン作家の頭の中のジョシュが僕ではなかった”と言うと、チョン作家は“ジェリムが一番近くにいる俳優なのでお願いすることもできて、一度だけリーディングしてほしいと言うこともできるが、考えられなかった理由がある”と話した。

彼女は“養子についてリサーチをしてみると白人社会で身体的なもの(皮膚の色のようなもの)とは違って体格からくる少しおずおずした感じがあった”とし“ジェリムは東洋人だが、あまりにも大きいからそれに対する欠乏がないという考えから適当な俳優を探していた”と説明した。

チェ・ジェリムは“(チョン・スヤン)ヌナが周りにできそうな俳優がいたら紹介してほしいと言った”とし“‘一度調べてみようか’と思って台本を先に読んでみたら僕がやればいいことだった”と伝えた。

“家族として近いということは2番目で、プロデューサーと作家・作曲家に対する信頼があったから、作品がうまくできると当然考えていました。 台本を見てジョシュ役を僕がすると直接的に話はできなかったです。僕を望まないこともあるじゃないですか。(パク・カーリン)先生に何気なく他の話をしながら‘僕がやればいいようだけど、ヌナがなぜ言わないんだろう’と話しました。先生はそれを覚えていて、キャスティングをする時にヌナにこっそり話してくださったんです”

チョン作家は“ありがたい状況だった”とし“そうしてくれてその後からスムーズに進むことができた”と回想した。

パク演出は“ジェリムは英語もうまくてお互いよく合っていたので、開発段階ですべてが楽だった”とし“作家と俳優の2人とも言語感覚が優れていて、言葉遊びも全部理解できるので、組み合わせがよく合ったようだ”と加えた。

彼女は“俳優はアクションも重要だが、言葉としてやり遂げなければならない部分が大きいじゃないか”とし“ジョシュは精神が健康な俳優がしなければならないと思った”と切り出した。

“私が見る時、ジョシュはとても幸せな養子でした。それで作家が心配していた部分は、私の頭の中にありませんでした。それは演技がうまくすればできる問題ですから。養子に関するミュージカルといえば、人々がます最初に悲劇または暗い作品だろうと予想しますが、そのような作品ではないでしょう。ジェリムはジョシュにとてもよく合う俳優ですよ”



身近な人との作業のメリットとしてチェ・ジェリムは時間短縮を挙げた。彼は“長話をすることなく話せばぴったり合うため、意見を調整する時間が減る”とし“それがデメリットにもなるので両刃の剣”と述べた。

“最初にヌナから台本を受け取って‘うまくできる’と思ったのと実際に練習に入ってぶつかったのとはずいぶん違いました。演出家のディレクションの下、俳優の裁量でキャラクターを作っていく過程で、ストレスを本当にたくさん受けました。先生と本当にたくさん喧嘩しました。近いため‘ジェリム氏、こうしてください’が‘ジェリム、なぜそれしかできないの’と聞こえ、自尊心の問題と受け取り、ひねくれる瞬間が多かったです”

チョン作家は“先生がジェリムにコメントを強くくだされば、作曲家と私は横で私たちのせいにした”と“私たちが間違って書いたからそうだよ、早く直してあげよう’と話した”と伝えた。

パク演出は“能力がどこまでか知っているので、最大限引き出すことができるのが長所”とし“他の俳優は‘あの子がこうしろと言えばできるだろうか’とすごく悩みが多いが、そんな悩みは必要ない”と話した。

“特に創作陣は2回以上何かを直せと言われると拗ねる場合が多い。創作はもっとよいものを探すんじゃないですか。その過程で可能性を無限大に開いておかなければならないのに、創作陣は15回直せと言っても文句を一言も言わずに全部直します。私はむしろ信じているほど心の傷がないので、ずっと直していけると思います”

チョン作家は“私の能力値をすごく引き出そうとする人たちだということを知っており、うまくやり遂げる方たちだということを知っているため、もっとうまくやらなければならないと思いたくさん緊張していた”と明らかにした。また“‘草稿だから一度見てください’ではなく、初めてお渡しするときすべてを出したというほど完成した台本を差し上げる”とし“ひとまずそれで終わりだと思って仕上げをする方”と説明した。

チェ・ジェリムは“関心を持つことや好きなのは似ているが、性格は3人とも全く違う”とし“僕は逆にヌナが上手に書こうが下手であろうが、俳優が演技するのに悪い台本であろうがどうなろうが先に見せてほしい”と話した。

彼は“ヌナがあまりにも先に考えてすべて準備してあげようとするから‘僕に気を遣っているのか’と思ったことが一度や二度ある”とし“そうではないのは分かるが、そんな側面からも性格が本当に違うようだ”と付け加えた。

今シーズンの変わった点についてパク演出は“台本はもう手を出さなくてもいいほどだが、年ごとにゲイバーで行われるドラァグショーを変えた”とし“叙情的なこともしたが、ストーリーテリングも解いたが、‘今回はショーで一度やってみよう’と‘ドラァグ・イット・アップ’(Drag It Up)というナンバーを新たに追加した”と伝えた。

また“舞台と衣装が完全に変わり、俳優たちがアップグレードされてきた”とし“映像と照明がとてもよくマッチングがされてとてもいい”と話した。

パク演出はジョシュのそばを温かく頼もしく守ってくれるディリア役で、数回特別出演をする。パク演出が演じるディリアはゲイおじいさんではなく、トランスジェンダーおばあさんだ。昨シーズン、ディリア役をワンキャストで消化したカン・ユンソクのため特別出演を決心したのが今シーズンまで続いた。

パク演出は“自分の体に珍しくぴったりで、ディリアを演じる時本当に幸せだ”とし“私としてはよく理解できるキャラクターでもある”と話した。

チョン作家は“ディリアの核心になるキャラクターが‘全部あげる’‘私の子どもに大変なことがあれば、どこまで行っても守ってあげる’だが、先生にそんな姿が同じようにある”とし“それが合って楽だと思っているのではないかと思う”と意見を伝えた。



チェ・ジェリムはパク演出との演技の呼吸について“パク・カーリンという俳優に舞台の上で会ったのは‘ネクスト・トゥ・ノーマル 넥스트 투 노멀’以後初めてだったので良くて嬉しかった”とし“ユンソクヒョンとは違う気楽さがある”と答えた。

彼は“‘仮に僕が40半ばを過ぎて中年になってもこの作品がずっと上がっているなら、ディリアができるのではないか’という考えを常に持っている”とし“叔父役をするには僕がとても洗練されているのではないか”と言って笑いを誘った。

パク演出は“‘エアポート・ベイビー’の様々なバージョンも考えてみた”とし“養子が女の子でもできて、もっと年を取ってもいいのではないか、大学では違うバージョンをやっている”と明らかにした。

チョン作家は“淑明女子大のミュージカルサークルでは女性だけがいるから男性に扮装して上げたりもした”とし“ソウル大サークルではディリアとその家族をレズビアンにし、叔父を叔母に変えて上げる計画”と説明した。

チョン作家は‘エアポート・ベイビー’がチャン・ヒソン作曲家と初めて一緒にした作品であることに大きな意味を与えた。

“一緒に作業しながらとても面白かったです。ストーリーがつまづいてこれ以上進まなくて、‘これで最後なのか’と作曲家に渡した時、話が広がってまた別の道を歩む経験をしながらとても幸せだった記憶があります。ストーリーが分かる作曲家なのでストーリーにコメントを与えてガイドをしてくれます。専門的に入らなければならない時は各自のことをしますが、電話で限りなくアイデアをやり取りします”

パク演出は“最初は2人がお互い違うチームだったが、また会ったんだけど私が見ても最高のパートナー”とし“この作品はどの俳優と演出が来てもこのコンビには勝てない”と賞賛した。

パク演出が“子どもミュージカル‘飴玉 알사탕’も一緒に作業して、他の作品も引き続き書いている”と言うと、チョン作家は“先生が30年前に書いた大作があるが、それも許可を得て書いているところ”とほのめかした。



パク演出にとっても、この作品の意味は大きい。彼女は“‘私の子どもがこんな作品を書いたの?私の子どもがこの作品にこんなに合う役で出演するの?’という自負心がある”とし“身びいきではなくて、よく書けてよく演技するのではないか”と満足そうだった。

パク演出は“ジェリムには創作初演作品の主演としてキャラクターを構築していったのが学校でしたことを除いては多分初めてだった”とし“そのようにこの作品の見本になったことが意味があるのではないか”と話した。

チェ・ジェリムはジョシュを表現することにおいて言語的な部分はとてもたやすかったと話した。“発音がなめらかではないこと、変な韓国語を話すことは難しくないかという質問をたくさん受けますが、僕は練習しなければならないと思いませんでした。感情線を作っていくのがいちばん大変でした”

パク演出は“全体のストーリーをジョシュが引っ張っていって、ほとんど退場がない”とし“より大きなつながりで大変さがあった”と添えた。

それぞれの位置から見る作品の魅力を尋ねた。チェ・ジェリムは“技術的な側面で見るとワントップ俳優のストーリー劇だと1人が続けて出てくるから、少し間違えると退屈になってしまう”とし“この台本とこの音楽をカバーできる俳優なら誰が来ても早くて深みがあってついていけるよう構造的にうまく組まれている”と評した。

パク演出は“とても当たり前な設定だが、3人の実話を組み合わせて気楽に親切に解き明かした”とし“最初から最後まで隙間なく組んでいて、1時間50分がどう過ぎたのか分からない”と強調した。

“ものすごく集中して見てみれば急に終わります。エンディングは早いんですよ。それが私の意図でした。その中で笑ったり泣いたりもするでしょう。大変なセットの転換もないのに、あるものはすべてあって、やるべきものはすべてやって、さまざまな材料がよく調和した作品ではないかと思います”

彼女は“作品の中の個々人がみな苦難がある”とし“彼らが経験してきたどんな痛い歴史でも受け入れて分かるまで探し出して、結末がなくても‘イッツ・オーケー’ということ”と語った。

“すべてのものを完璧に包装してリボンをぎゅっとつけて終えなくても、人事は流れる水のようでしょう。答えは必要ないですが、旅程は重要でしょう。各自が歩んできた旅程自体がヒストリーになって、それが積もってアイデンティティーを探すことになるから、それで‘イッツ・オーケー’、この作品が終わるときはみんなに‘イッツ・オーケー’だと私は思います。 観客も養子の話を見たというよりは‘イッツ・オーケー’でよく感じていけるヒーリング作品です”



チョン作家は“ミュージカルが十分にできる素材の私たちの話で、音楽がいい”とし“養子に焦点を合わせて書いたが、観客は自分の話だと感じる場合が多い”と魅力を説明した。

“たとえば、60~70歳のおばあさんたちが‘私が昔養子機関のジョシュを助けてあげたスージン・パクだった’とこのようなことを書いてくれてありがとうと話してくれる時、やりがいがあります。養子たちも観て行き、外国人たちもたくさん来ます”

パク演出は“養子の立場でだけ見るのではなく、ただ見知らぬ土地に来て経験するのが似ているので共感する”とし“韓国語はできなくて、ホームフードは食べたくて、各自持って行けるものがあった”と付け加えた。

コロナ19の3次大流行で社会的距離の確保が2.5段階に持続する状況で大部分の公演が一時中止しているが、‘エアポート・ベイビー’は中断なく進行している。

パク演出は“みんな私を見ているのではないか、しなければ精神が崩れるようなのでしなければいけない”とし“この人たちが毎日劇場に集まって笑って幸せになるのを見ると、しなければならないという考えしかない”と明かした。

続いて“安全装置がなければ悩むかもしれないが、防疫に非常に気を使って注意している”とし“観客も防疫規則をよく守ってくれている”と付け加えた。

併せて“とても有難く出演している俳優・スタッフたちが本当に好きになってもらえる作品”とし“彼らが臨む姿勢が違う”と強調した。

彼女は“みんなが作品を大事にしているということが感じられる”とし“この人たちが毎日劇場に集まって笑って幸せにしているのを見ると、やるしかないという思いしかしない”と話した。



閉幕日の今月31日まで持っていく宿題を尋ねると、チョン作家は“ジェリムの体力”と答えた。チェ・ジェリムは“俳優として最後までよくできるようにコンディションを維持するのが宿題”と付け加えた。

パク演出は“舞台の上で起きるハプニングを最大限減らしてクオリティを維持すること”と強調した。“私たちはほとんど定住しています。助演出も毎日モニターして、私も半分以上は劇場に出てきています。バンドも毎日集まってサウンドチェックしてずっとクオリティを維持しています。幕が下りる時まで緊張を緩めることはできません”

チョン作家は“今は私の手から離れたので一生懸命サポートしようと努力中”とし“俳優・スタッフたちが公演をしながら不便なセリフがあったら少し直そうかと思って公演を見てノートを取り続けている”と話した。
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