ま、それはともかく。
完成したスピーカーは、こんな感じに納まっている。
メインのモニターに対して右側のサブモニターは若干内向きに角度を持たせているので、右側のスピーカーは完全にモニターの背後、左側は一部モニターにかかるだけだが、置き場所の余裕は角度がついて前進する分右側に余裕がある。
この間買ったeMachinesのEL1352はモニター背後にあるスライド棚の上。そのスライド棚がある分、モニターも前進せざるを得ず、スライド棚の左右に無駄な空間が出来るので、それを利用してスピーカーを置いているというわけ。
そしてそのスライド棚はデスク本体よりもかなり後ろに出っ張るので、壁との間にも無駄な空間が出来る。
そこを埋める様に棚板を追加とかしているうちに結果的にモニター後方の空間が拡大、一回り大きなスピーカーが置けることに。
…なんかね、無駄な空間があると埋めたくなるんだよね。
ちなみにモニター前の奥行きも大きくて、A4サイズなら楽に縦に並べられるだけの余裕がある。
全体のレイアウトとしては無理は無いんだが、普通ここまでごちゃごちゃ詰め込む人は居ないだろうなぁ…と思う。
音響敵には劣悪な環境であるとも言えるな。
そもそもPCデスクでまともな音が聞けることを期待していたわけでは無いので、ふと我に返ると「私は何をしている?」と思わなくもない(笑)。
ま、楽しいけどね。
と言っても手元にあった余り部材で作ったので、取り敢えず体裁は整っているけれど…という感じ。
近くで見ると色々と酷いことになっている。使用には支障が無いけどね。
上下の板はパイン材の集成材、下は幅に切っただけだが上はスピーカー底面と同じ大きさにした。
支柱はなんだろう、もっと柔らかい材質の、やはり集成材。ランバーコア合板の、コア部分だけ、みたいな感じだな。
ペーパーかけるとぼそぼそ毛羽立つんでこういうことに使うには全く不向き、余剰部材だからしょうが無いんだけど。
例によって中の空間には大磯砂を洗って乾燥させたものを詰めているが、量が足りなくて8割ぐらいしか入っていない。
取り敢えず暫定仕様のつもりなので、まだ色も塗っていない。塗らないでこのままいくかも。但し重りはいずれきちんと充填しようかとは思っているが。
この状態で、モニターとの距離はほぼゼロなので、少し余裕持たせるためにスタンドの天板を10mmくらい後退させようかと考えている所。
塗装するなら天板は接着してしまう所だが、今はねじ留めしてあるだけ。
小細工の余地も含めての暫定仕様って事だね。
このモニターとの間の無駄な空間が何か悪さしないかと思ったのだが、意外なことに余り影響していない様だ。
と言うか、気になっていないだけなんだろうと思う。ボーカルのセンター定位が揺らぐとか、そういうわかりやすい不具合は無いからね。
そして懸案の吸音材は、足したり引いたり、色々やってみている所だが…。
吸音材で減衰出来るのは比較的高い波長だと思うのだが、今気になっているのは低域の方。
どうも低音の出方が不自然と感じるのは、箱の共鳴とか箱内の定常波の影響なのかな、と思うのだが、これをどうにか出来るんだろうか…と思案中。
基本的には強度不足なのかなぁ…と思うが、板厚とかは今更だからねぇ。15mm有れば十分だと思ったんだがなぁ。
まぁ、ユニット脱着が簡単にできる様にしておいたのは大正解ですな。違う発想も含めて色々やってみましょうかね。