2月6日 日曜
梅がずいぶん、ふくらんできた。
午前:上野でお施主さんと打合せ。
着工まで間が無いけど、デザインと見積の最終修正を超大急ぎで、という課題を抱えて
午後:熊谷でお施主さんと打合せ。
着工まで間が無いけど、デザインと見積の組み直しを超大急ぎで、という課題を抱えて
帰りの駅のホームで、初めて見た「十六茶ラテ」っていうのに、飛びついてみた。
期待したほど、おいしくなかった。
*
2月7日 月曜
起きられない。
目がはっと覚めて、
ああ支度をしなきゃ、と動き出そうとする矢先に、するりと倒れ込み、また泥泥と眠り込んでしまう。
の、繰り返し。
ついに来たか。またこれか。
ずるずるとした遅刻が増えるなど、予兆はあったけど。
過労か。
プレッシャーに負けたのか。
食事もろくでなし、睡眠もろくでなしだから、
バランスを崩しているのは確か。
よりにもよって、一番忙しく自分が動かなきゃいけない時に、陥る。
夜になって、
やっと動く。
ここで不意打ち、
Oくんから、南伊豆の河津桜の、満開のピンク色の写メが届いた。
と、ジャングルのような、アロエの光景。
光の溢れる、遠い光景。
*
2月8日 火曜
昨日休んだ分を埋め合わせなきゃ、という勢いで仕事。
上野の見積修正案作成、送信、他の案件の発注手配作業、
などを、同時進行。ばたばた、ばたばた。
夜、コインランドリング。うとうと。
少ない夜のひとりの自由時間が惜しくて、寝るのが勿体なくて、
寡眠気味。悪循環だと、わかっているけれど。
*
2月9日 水曜
上野の最終図面描き上げ、送信。そして発注作業。
あれも、これも、、、
目の前に積まれた、課題たちが、堆(うずたか)く。
机の上も、机の下も
ぐちゃぐちゃになってきた。
いわんや、帰る自分の部屋をや。
そんなときに、
マイガッデス:Coccoさんの、この前のライブのDVD発売が発表された。
3月23日。
なんという光明。
3月23日までは、なんとしてでも生き延びる。
夜、
大家さんから、ふかしたさつまいも(巨大)を頂く。
お返しに、お抹茶を点てて差し上げる。
まあ、お抹茶なんて、何十年ぶりかしら。
ちゃんと、お茶碗の飲み口を向こうに廻しながら。
自分も一服。
落
ち
着
くうーーーん。
それから、
さつまいもを 一切れだけ(ただし巨大)を食べたところまで、憶えている。
*
2月10日 木曜
遅刻癖が改善しない。社長はあえて何も言わない。
熊谷のプランを練る。
予算と理想との戦い。行ったことの無い「プロヴァンス風で」という要望。
プロヴァンス風って、どんな風なのかしら。自分の中に無いものはどうしても絞り出せない。ネットだけじゃ届かない。悩ましい。
その他、近々に着工が迫る2件分の、発注手配など、バタバタ、バタバタ。
って
バタバタしているのは、胸中だけかしら?
実際のところ、バタバタ、ちゃんと、動けているのかしら?
夜、二週間ぶりのバレエレッスン。
おそるべき、退化。
毎回愕然としているが、またしても愕然。足が硬い、硬くて伸びない。
腹筋が続かない。
日頃、柔軟ちゃんとやってる?
もちろん!
やれてません!(愛嬌スマイル)
珍しく、他にも一名、若い男子が一緒に。学生かしら。
肩幅がすごく広いなあ、と思ったら、やっぱり水泳部だった。
レッスン中に、やっと、感覚が戻って来る。
特に好きな手の動きは、好きこそものの、で、なにやらうまく出来ているらしい。
足はだめ。というか、からだは一体で、一体化しているはずなので、ひとつ狂えば、ぜんぶダメ。
線が綺麗、
とか、
どうすればいいのか理解できると、もの凄く速い、とか、褒められる。
「こうすればいいのか」と、頭のスイッチが入りさえすれば、すんなり、身体も、その通りに出来る。
頭と身体が直結する感覚。
なので、
頭でちゃんと理解出来ないことは、まったく、出来ない。まったく、空回る。
仕事でもそっくりそのまま、同じ。
自分のからだから教え返されることは、多い。
「バレエの動きはとにかく無駄が無い。とても合理的。だから、
無駄を一切なくすように心がければいいのよ。」
レッスンを見守っていた、その若い男子の彼女=まじバレリーナ に、
「線が綺麗」とほめてもらったあと、そんなアドバイスも頂いた。
帰り、
いつもの隠れ家居酒屋mに寄る。居合わせた居酒屋メイト(青森出身)と、楽しく話す。ここ最近、想い溜めていたこと、自分の中だけで咀嚼していたこと、やっと誰かに、話した。
話したら、やっと、放たれた。
誰かに説明したり、話したりすることで、不思議と口が勝手にしゃべらさせられてる、みたいなことってあるけど、それで、やっと、理解していたつもりの想いのもやもやが、ちゃんとかたちになって、本当に論理として理解できたような。そんな状態に至る。
説き話すと、解き放たれる。
で、
からだを動かした後ということで、からだはタンパク質が食べたがり、
「鶏手羽と大根の粥煮」「鶏の奈良漬焼」、鶏攻め。超旨。
それと、米焼酎のお湯割りと、栗焼酎のお湯割りを、一杯ずつ。
帰り路、野川沿いを自転車で走りながら、
すこぶる熱唱したりして。
もう大丈夫。もう大丈夫。
居酒屋さんで、もうひとつ、甘い辛い再会。、かと思いきや、甘くも辛くもなく、自然な、淡々とした、再会。ニュートラルな微笑みのある、他愛無い、これ以上もこれ以下も無い、地平線の、うっすら弧を描いたようなフラットな。
まだ胸中 半分不安だったものが、ちゃんと落ちるところに、落ち着いた。
もう大丈夫、大丈夫。
淡々と静かに、はなせた。
*
2月11日 雪
出がけはちら、ちら、みぞれにもならない小粒だったのが、
どんどん降って来て。
でも、積もらない雪、みぞれ。落ちてはたちまち、融けて、消え。
それはともかく、仕事。
今日はほとんど電話も鳴らない、静かな一日。雪の所為かな、と想ったけど、
よく考えたら、祝日の所為。
お昼は、社長らとお蕎麦屋さんに行って、鴨せいろ。
「蕎麦・鴨・おろし」
このキーワードが揃うと、釣られざるを得ない。
初めて鴨せいろを食べて、プリプリの鴨肉やネギの入った温かいつゆに冷ざるそばをつけて食べるということ、鴨がねぎを背負って来たとかいうことわざの謎の真意、それに超感動したのは、鎌倉の大仏のそばのお蕎麦屋さんだったのでした。あの感動、リメンバー。
美味しいものを食べてる時は、写真を撮ってる場合ではない。
*
午後、
着工寸前のお客様(近所)が、こんな雪の中、わざわざ見える。
ほんわか仲睦まじいご夫婦。幸い、素敵なお施主様にばかり出逢える。有り難い。
わたしたち夫婦揃って、もう、のぐちさんを信頼しきっていまして、もう、「のぐち教」みたいに!
なんて、そったら大層なこと仰言って頂いて仕舞って、えっ、そんなに?なんで?と不思議にも想いつつ、素直になにやら嬉しい、だけど、そこまで想って頂けるとなると、しっかり本気で、お応えしなきゃ!と、
気合いを入れなきゃ。
*
仕事が押して、お茶の稽古は断念。
9時まで残業。
残業って、残務がやっぱりあるからしなきゃいけないからしてしまうけど、ほんとに効率的なのか疑わしいんだけど。そこんとこどうなのかしら。といぶかしみつつも、やるしかないのが、残業。
ここで不意打ち、
Oくんから、雪世界の写メが届く。
真っ白に包まれた、灰青い梢。好きな色。「ユキエモン発見」という、ちいさな、凝った雪だるま。
どこ?って聞いたら、
鎌倉から、だった。鎌倉は凄い雪だね。こっちはあんまり積もってないよ。
と思ってたけど
夜の帰り路、
雪
降ってる。
雪
積もってる。
ひと気のない、雪の、皮1枚分くらい積もった、静かな公園で、
ひとり盛り上がる。
第二の故郷:鹿児島の血が騒ぐのか
第三の故郷:秋田の感動が蘇るのか
雪は燃える。
自転車で、一回こけた。
自分のからだより、寿命が来てる自転車の心配をしてしまう。
無事。
幸い、まだ走れる。
*
2月12日 土曜
雪明け。
雪明けのほうが、空気が冴え切って、ひやりとする。
と思いきや、
雪がぶり返し。
と思いきや、
氷雨に変わる。
雪にならない冷たい小さな雨がいちばん、堪える。
午後、町屋で打合せ。
着工まで間が無いけど、デザインと見積の最終修正を超大急ぎで、という課題を抱えて
11時まで残業。シークエンシャルな、歩くほどに変化が楽しめる道のある庭。しかし広くない。木は極力少ないように。たくさんの花。
たくさんの花!
難題をふっかけられるほど、やはり、面白さはある。
植栽のデザインは、一番、大変で、楽しい。
しかし、
やっぱり、残業って、ほんとに効率的なのかしら、たいへん疑わしい。疑わしいというか、全然疑っている。なんか後半、歌ってたし。
ああ、自分の所為か。
もう帰ろう。
帰り路、
いつもの湖のある公園、
いつもの帰り路の、小さな町。
昨日舞い上がった雪は
もうあとかたも無く
ただ、確実に今冬一番に、底冷えしている。
霧のようなものが ほのかに、町に立ちこめている。
下水溝から立ち上る、お風呂から来る、湯気のようなもの。
とけかけた氷から立ち上る、気のようなもの。
その気の霞にぼやかされて、ほのかに滲んで、宙に満ちて、薄く広がる
街灯のあかりの、
水のような、
光の粒子。
*
そして
2月13日 日曜
7時の空の水色が 射し込む。
雪は消え。
*
梅がずいぶん、ふくらんできた。
午前:上野でお施主さんと打合せ。
着工まで間が無いけど、デザインと見積の最終修正を超大急ぎで、という課題を抱えて
午後:熊谷でお施主さんと打合せ。
着工まで間が無いけど、デザインと見積の組み直しを超大急ぎで、という課題を抱えて
帰りの駅のホームで、初めて見た「十六茶ラテ」っていうのに、飛びついてみた。
期待したほど、おいしくなかった。
*
2月7日 月曜
起きられない。
目がはっと覚めて、
ああ支度をしなきゃ、と動き出そうとする矢先に、するりと倒れ込み、また泥泥と眠り込んでしまう。
の、繰り返し。
ついに来たか。またこれか。
ずるずるとした遅刻が増えるなど、予兆はあったけど。
過労か。
プレッシャーに負けたのか。
食事もろくでなし、睡眠もろくでなしだから、
バランスを崩しているのは確か。
よりにもよって、一番忙しく自分が動かなきゃいけない時に、陥る。
夜になって、
やっと動く。
ここで不意打ち、
Oくんから、南伊豆の河津桜の、満開のピンク色の写メが届いた。
と、ジャングルのような、アロエの光景。
光の溢れる、遠い光景。
*
2月8日 火曜
昨日休んだ分を埋め合わせなきゃ、という勢いで仕事。
上野の見積修正案作成、送信、他の案件の発注手配作業、
などを、同時進行。ばたばた、ばたばた。
夜、コインランドリング。うとうと。
少ない夜のひとりの自由時間が惜しくて、寝るのが勿体なくて、
寡眠気味。悪循環だと、わかっているけれど。
*
2月9日 水曜
上野の最終図面描き上げ、送信。そして発注作業。
あれも、これも、、、
目の前に積まれた、課題たちが、堆(うずたか)く。
机の上も、机の下も
ぐちゃぐちゃになってきた。
いわんや、帰る自分の部屋をや。
そんなときに、
マイガッデス:Coccoさんの、この前のライブのDVD発売が発表された。
3月23日。
なんという光明。
3月23日までは、なんとしてでも生き延びる。
夜、
大家さんから、ふかしたさつまいも(巨大)を頂く。
お返しに、お抹茶を点てて差し上げる。
まあ、お抹茶なんて、何十年ぶりかしら。
ちゃんと、お茶碗の飲み口を向こうに廻しながら。
自分も一服。
落
ち
着
くうーーーん。
それから、
さつまいもを 一切れだけ(ただし巨大)を食べたところまで、憶えている。
*
2月10日 木曜
遅刻癖が改善しない。社長はあえて何も言わない。
熊谷のプランを練る。
予算と理想との戦い。行ったことの無い「プロヴァンス風で」という要望。
プロヴァンス風って、どんな風なのかしら。自分の中に無いものはどうしても絞り出せない。ネットだけじゃ届かない。悩ましい。
その他、近々に着工が迫る2件分の、発注手配など、バタバタ、バタバタ。
って
バタバタしているのは、胸中だけかしら?
実際のところ、バタバタ、ちゃんと、動けているのかしら?
夜、二週間ぶりのバレエレッスン。
おそるべき、退化。
毎回愕然としているが、またしても愕然。足が硬い、硬くて伸びない。
腹筋が続かない。
日頃、柔軟ちゃんとやってる?
もちろん!
やれてません!(愛嬌スマイル)
珍しく、他にも一名、若い男子が一緒に。学生かしら。
肩幅がすごく広いなあ、と思ったら、やっぱり水泳部だった。
レッスン中に、やっと、感覚が戻って来る。
特に好きな手の動きは、好きこそものの、で、なにやらうまく出来ているらしい。
足はだめ。というか、からだは一体で、一体化しているはずなので、ひとつ狂えば、ぜんぶダメ。
線が綺麗、
とか、
どうすればいいのか理解できると、もの凄く速い、とか、褒められる。
「こうすればいいのか」と、頭のスイッチが入りさえすれば、すんなり、身体も、その通りに出来る。
頭と身体が直結する感覚。
なので、
頭でちゃんと理解出来ないことは、まったく、出来ない。まったく、空回る。
仕事でもそっくりそのまま、同じ。
自分のからだから教え返されることは、多い。
「バレエの動きはとにかく無駄が無い。とても合理的。だから、
無駄を一切なくすように心がければいいのよ。」
レッスンを見守っていた、その若い男子の彼女=まじバレリーナ に、
「線が綺麗」とほめてもらったあと、そんなアドバイスも頂いた。
帰り、
いつもの隠れ家居酒屋mに寄る。居合わせた居酒屋メイト(青森出身)と、楽しく話す。ここ最近、想い溜めていたこと、自分の中だけで咀嚼していたこと、やっと誰かに、話した。
話したら、やっと、放たれた。
誰かに説明したり、話したりすることで、不思議と口が勝手にしゃべらさせられてる、みたいなことってあるけど、それで、やっと、理解していたつもりの想いのもやもやが、ちゃんとかたちになって、本当に論理として理解できたような。そんな状態に至る。
説き話すと、解き放たれる。
で、
からだを動かした後ということで、からだはタンパク質が食べたがり、
「鶏手羽と大根の粥煮」「鶏の奈良漬焼」、鶏攻め。超旨。
それと、米焼酎のお湯割りと、栗焼酎のお湯割りを、一杯ずつ。
帰り路、野川沿いを自転車で走りながら、
すこぶる熱唱したりして。
もう大丈夫。もう大丈夫。
居酒屋さんで、もうひとつ、甘い辛い再会。、かと思いきや、甘くも辛くもなく、自然な、淡々とした、再会。ニュートラルな微笑みのある、他愛無い、これ以上もこれ以下も無い、地平線の、うっすら弧を描いたようなフラットな。
まだ胸中 半分不安だったものが、ちゃんと落ちるところに、落ち着いた。
もう大丈夫、大丈夫。
淡々と静かに、はなせた。
*
2月11日 雪
出がけはちら、ちら、みぞれにもならない小粒だったのが、
どんどん降って来て。
でも、積もらない雪、みぞれ。落ちてはたちまち、融けて、消え。
それはともかく、仕事。
今日はほとんど電話も鳴らない、静かな一日。雪の所為かな、と想ったけど、
よく考えたら、祝日の所為。
お昼は、社長らとお蕎麦屋さんに行って、鴨せいろ。
「蕎麦・鴨・おろし」
このキーワードが揃うと、釣られざるを得ない。
初めて鴨せいろを食べて、プリプリの鴨肉やネギの入った温かいつゆに冷ざるそばをつけて食べるということ、鴨がねぎを背負って来たとかいうことわざの謎の真意、それに超感動したのは、鎌倉の大仏のそばのお蕎麦屋さんだったのでした。あの感動、リメンバー。
美味しいものを食べてる時は、写真を撮ってる場合ではない。
*
午後、
着工寸前のお客様(近所)が、こんな雪の中、わざわざ見える。
ほんわか仲睦まじいご夫婦。幸い、素敵なお施主様にばかり出逢える。有り難い。
わたしたち夫婦揃って、もう、のぐちさんを信頼しきっていまして、もう、「のぐち教」みたいに!
なんて、そったら大層なこと仰言って頂いて仕舞って、えっ、そんなに?なんで?と不思議にも想いつつ、素直になにやら嬉しい、だけど、そこまで想って頂けるとなると、しっかり本気で、お応えしなきゃ!と、
気合いを入れなきゃ。
*
仕事が押して、お茶の稽古は断念。
9時まで残業。
残業って、残務がやっぱりあるからしなきゃいけないからしてしまうけど、ほんとに効率的なのか疑わしいんだけど。そこんとこどうなのかしら。といぶかしみつつも、やるしかないのが、残業。
ここで不意打ち、
Oくんから、雪世界の写メが届く。
真っ白に包まれた、灰青い梢。好きな色。「ユキエモン発見」という、ちいさな、凝った雪だるま。
どこ?って聞いたら、
鎌倉から、だった。鎌倉は凄い雪だね。こっちはあんまり積もってないよ。
と思ってたけど
夜の帰り路、
雪
降ってる。
雪
積もってる。
ひと気のない、雪の、皮1枚分くらい積もった、静かな公園で、
ひとり盛り上がる。
第二の故郷:鹿児島の血が騒ぐのか
第三の故郷:秋田の感動が蘇るのか
雪は燃える。
自転車で、一回こけた。
自分のからだより、寿命が来てる自転車の心配をしてしまう。
無事。
幸い、まだ走れる。
*
2月12日 土曜
雪明け。
雪明けのほうが、空気が冴え切って、ひやりとする。
と思いきや、
雪がぶり返し。
と思いきや、
氷雨に変わる。
雪にならない冷たい小さな雨がいちばん、堪える。
午後、町屋で打合せ。
着工まで間が無いけど、デザインと見積の最終修正を超大急ぎで、という課題を抱えて
11時まで残業。シークエンシャルな、歩くほどに変化が楽しめる道のある庭。しかし広くない。木は極力少ないように。たくさんの花。
たくさんの花!
難題をふっかけられるほど、やはり、面白さはある。
植栽のデザインは、一番、大変で、楽しい。
しかし、
やっぱり、残業って、ほんとに効率的なのかしら、たいへん疑わしい。疑わしいというか、全然疑っている。なんか後半、歌ってたし。
ああ、自分の所為か。
もう帰ろう。
帰り路、
いつもの湖のある公園、
いつもの帰り路の、小さな町。
昨日舞い上がった雪は
もうあとかたも無く
ただ、確実に今冬一番に、底冷えしている。
霧のようなものが ほのかに、町に立ちこめている。
下水溝から立ち上る、お風呂から来る、湯気のようなもの。
とけかけた氷から立ち上る、気のようなもの。
その気の霞にぼやかされて、ほのかに滲んで、宙に満ちて、薄く広がる
街灯のあかりの、
水のような、
光の粒子。
*
そして
2月13日 日曜
7時の空の水色が 射し込む。
雪は消え。
*
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます