歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

秋分なので

2012年09月22日 | 徒然 -tzure-zure-
えー、

宮古島旅日記連載の途中ですが、
なんとびっくり、


はや「秋分の日」を迎えてしまいました・・!

なので、
ここらへんで 近頃の様子を 一気に ねじ込ませて頂きます。








旅が終わってから、およそ2週間も経ったんですね。





先日の、朝の様子です。
朝の風は さすがに秋らしいとはいえ、




差す熱にはまだまだ、夏の残暑の余韻がありました。
(つい数日前の、この頃には。)




そうは言いながら、



やはり秋の入り口です。実りの色が、すでにちらほら。

これはクリ。
先日の雨と風で落果したものが。

このクリたち、見事にぜんぶ開かれて、もぬけの殻になっていました。
アニマルの仕業ですね。凄いね。



アガスターシェ(Agastache)


ガウラ(白蝶草)



サルスベリ(百日紅)


夏から秋をつないでくれる花たちから、




 コムラサキ


  アオハダ


  イヌタデ


秋の色へ。

実りの色、
美味しそうな色たちが、そこかしこに。




最近は、あの 真夏の容赦ない日照りを忘れさせるように、




やんや 雨が降っています。


打ち合わせで訪れた埼玉の方で、



金色の風景に出会って、



「青き衣をまといて~♪」なんて
テンションが上がっていたら、



風がざわつき始めて、



一気に豪雨。

横殴りの風の、豪雨。

その数分後、



この晴天。
突き抜けてるー。

ちょうどこの日は、遠く西の方を、台風が通過していった日だったかな。



そんなこんなで、

秋を呼ぶ雨。



結構、毎日のように降ってる。

雷も、けっこう鳴り響いてる。


そして、
雨が降るたびに、
じわじわ、秋は歩みを進めている。


時に、
雨が止んだ夕暮れ時には、



美しい夕焼けが広がります。

燃えています。炸裂しています。

萌えます。




ある日の、現場からの帰り路でした。

進行方向と逆の、過ぎ去って行く後ろの方で、
目眩く展開してゆく夕焼け。

「うわーー!待ってーー!」って悶絶しながら、




信号で停止するたびにカメラをさっと出して、瞬撮!



サッと出して瞬撮!

、って、やってるところです。



あまりにも美しいから、
見逃すのがもったいなくて。

毎日、毎日。





最後の最後に、藍に落ちるまで。




翌日もまた、
彩りの様を変えて。






この日は優しい、淡い夕焼けでした。




空に端切れ散る鱗雲の金色の綾模様が、印象的な。




毎日のように、世界は美しい。

夕焼けには不思議な力があって、
いつも、鎮められて、静められて、
洗われます。

だから、

ああ、綺麗。ずっと見ていたい。


、、って、

外に飛び出したまま ぼんやり眺めていたんです。
そしたら、
事務所の電話が 水を差すように、鳴って。

現実に呼び戻されてしまいました。

渋々。

多分この後、燃えるような展開があっただろうけども。

見逃してしまったんです。


都会の時間の流れに生きていると、日々、そういう力に呑まれていく。
そして、こういう素敵な時間を、取りこぼして行く。





黄昏時の電話って、無粋だな。

なんて、
ちょっとムスッとしてたら、

今度は、ケータイが鳴った。



元同僚の、大好きな友人でした。

いつもと同じ、何の用件でもない、ただ
「おう、ひさしぶり、どーしてる?」っていう、
他愛の無い、
可愛い電話でした。


こういう嬉しい電話も、あるね。

いかんいかん。恩恵を受けているくせに。
文明や道具を憎んではいかん。





そういえば、
帰りの宮古島の空港で、久しぶりに「ケータイストラップ」なるものを買ったんです。
お土産・フォー・ミー。



蒼い透明の、キラキラしてるの。

なんか、イニシャルのアルファベットが付いてるやつ。
ちょっと考えて、
2種類買いました。

「C」と「O」と。


誰のイニシャルかって?

もちろん、

マイガッデス:Coccoさんの、「C」と「O」ですよ。厳密にはイニシャルじゃないけど。

現在、実質活動休止状態にあるCoccoさんの、無事の復活を、強く固く祈って。

それと、
またこの南の海に、いつでも帰って行けますようにと、願いを込めて。





旅から帰ってからは、

体は:
綺麗な筋肉が付いて・引き締まって・ツルツルすべすべになって、
なんか快調で。

バレエの先生に「背中が綺麗!」って褒められたりしたり。なので、
調子に乗って、証拠写真を撮ってもらったりしたよ。

珍しく大公開!



ふふふ。こんな感じでした。
背中って、自分じゃ見えない自分の姿。


浅黒く灼けた肌は、やはり健康的に見えるし、
輪郭が美しく出るんだと思われます。


残念ながら、
今となっては さすがに肩の皮も剥け始めて、
色も戻って来てしまっていますが・・。




それでもまだ、

体つきも、まあまあキープしてるし(腕立て伏せとかやっちゃってるよ)、
気持ちも すこぶる穏やかだし。

気運も、
良い流れで動いている感じです。

ちょっと疲れてるけど。


仕事も、
順調に流れています。

先週、2つの現場が無事完工を迎え、
今日1つの現場が施工スタートし、
週明け、また1つの現場が完工して、また別の新しい現場の施工がスタートし、
さらに翌週にはもう1つの現場の施工がスタートし、1つ、小さな現場も始まって完了します。

ついでに、プランニングアップ待機中の案件が5つ。




要するに、
相変わらず なんだかカオスですが、

気持ちが穏やかなせいか、
妙に順調に流れているように思える、今日この頃。


この夏(特に6、7月)とか、ブログがだいぶ滞った時期がありましたが、
やっぱり相当参ってたんだと思います。自分ではなんとかやりくりして調子を整えながら平静を保ってたつもりでも。
色々とトラブルもあったりして、疲弊してたし。

で、今回、
びっくりしましたもん。

宮古島に行って、あんなに「回復」するとは。

行ってみるまで、「うわ、自分こんなにゲージすり減ってたんだ!」って、思ってなかったから。
全然大丈夫だと思ってたもん。


都会って、凄いですね。ある意味。

そして、

南の海の力って、凄いですね。別の意味で。


あんな綺麗な、透明な海で、毎日泳いだら。

そりゃあ。
心も、体も、洗われるし、
キリッとするよな。


だから、思った。

「これは、定期的に、宮古島に泳ぎに行く必要があるな。」と。








という、このタイミングで、

行って来たんです、この前。



「美輪明宏 ロマンティック音楽会」!

銀座で。

贈り物の花がいっぱい。



床は深紅のバラが一面ぎっしり。




凄かったです。

楽しかったっつーか、面白かったです。

「生きてるうちに一度はお目にかかっておきたい人・ベスト3」のひとり、

それが美輪明宏様。通称:尊師。別称:ミーワ。

なんと、同じ誕生日(!)。



やばかったよね。
あの独特の歌唱法。あぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁわあぁあああわあぁぁぁ~~~!っていう。すごく波打つあれ。
真似できたら面白いよなー、、、と思って、
早速練習してみたよ。そして、
爆笑。
難しい。つーか、すごい爆音的絶唱だから、ご近所に通報されて強制連行されるレベル。


ということで、
車で高速をぶっ飛ばしてる時とかに、こっそり練習しています。


生きてるうちに、一度でも、見ておいた方が良いと思います。
おすすめです。





そんなこんなで。

ちょっとスピリチュアルっぽいことを言うと。


心と体は つながっていて、一つ。



私と世界は つながっていて、一つ。




そんな感じのことを、文字通り「そうだよな。」と、すんなり受け止められる。
澄んだ心地。


空を映して、エメラルドに光る、
透明の海の心地。


南の島への旅は、予想を上回るほどに綺麗な、そんな心地を、
もたらしてくれまして。


 「吾心似秋月」



「吾が心 秋の月に似たり」。


旅の後一番目の、お茶のお稽古の時の、
お軸の言葉でした。

その時は、まだまだ全然 “南の島の夏の海”モードだったので、
「エーー全然まだまだ無理ーー暑いしーー」って思ってたけど、

秋分という 今時分になって。

見事、この言葉が はまってきました。





ふと 今 また
そこに転がっているケータイに目をやって、



このストラップ。。

最後の最後に買って、よかったなと、思っています。


なんか、海の「かたみ」のように見えて来た。


透明の海を、いつでも蘇らせられるように。
あの気持ち良い青を、心の底に、湛えたままにして居られるように。

無意識に、あの時、そう願ってたのかも。





もう1つ、自分のために買って、島で付けたまま、付けっぱなしにしているもの。



星のネックレス。

貝殻の螺鈿を磨いて星にしたネックレス。
超絶気に入ってる。


しばらくは、肌身離さず。









というわけで、

かーなり長くなりました、近況報告でした。
溜まっちゃうよねー。日々生きてるとねー。


次回は、再び、




沖縄の海へ。

還ります。










最新の画像もっと見る

post a comment