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歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

ラストビーチ~宮古島旅10~

2012年10月08日 | 宮古島 -miyakojima-
最後のビーチへ。


「行くなら絶対この3つ!」と教わったうちの、
最後のひとつ。

「砂山ビーチ」です。




白砂の坂道を、登っていきます。

両脇は、照り葉の低木に囲まれた道。

この「砂山」を越えると、ビーチがあるんだって。



もう浮き輪も装着済みだよ。




けっこう長い道のり。




あっ!



肩にカマキリがのってる!


「カマキリだ・・・。」


なんと、私の肩に!
厳密に言うと、マイガッデス:CoccoさんのツアーTシャツを着てCoccoさんのツアータオルをかけた、
私の、その肩に。


弊社一同は、そこで、立ち止まって、
しばし。


というのも、

宮古島出身の社長いわく、カマキリは、
霊界からの使者。。なんだとか。。
ぜんぜん、悪い意味では無くて。


そんな話を聞かされている弊社一同だったので、
カマキリの出現には、静かに、感慨深く思いを馳せてしまうのです。


・・・。





と、

道を塞いでたら あれなので、
カマキリを傍の森にひょいっと還して、

再び、ビーチへ向けて。

のぼります。結構、急です。




むむっ!?



見えてきました!逆三角形!

あの青いライン!





おお~~~!!

グラデーーショーーン!



歓声。

白い砂の山道を越えると、海が現れる、、




なんというドラマチックな演出!

絵になるわ~。。。





下ります。ドキドキ。

じわじわ拡がる、海の絵。



わ~~~。

砂山の上から見下ろす海。。

これ、砂山が絵としてとても効いてる。
絵葉書みたい。。圧巻の美しさ。。



はやる心を抑えつつ、

富士山の「砂走り」みたいな、
すべり落ちそうな急坂を下っていきますと、





どーーん。

絵になる岩が、どーーん。


実際、この岩が記念撮影スポット。
入れ代わり立ち代わり、撮る人々がたくさん。

ここは、他のビーチよりも小さく、
また、監視員やライフセーバーも居ない、
観賞用の、小さなビーチみたいです。



逆光の影の岩肌のゴツゴツと、突き抜けるエメラルドの空と海の明るさ。
南国コントラスト。


ちなみに、唯一ぽつんとある海の家っぽいところは、
たまたま ここ一週間くらい、店主が不在だそうで。

すべての商品やらレンタル浮き輪やら、そのまんま無防備に、置きっぱなしでした。

it's 南国。




いざ、
ラスト・スイム!



この海も、やはり綺麗な、

透明なエメラルド。



残念なことに、
サンゴがダメージを受けているのか、少なくて、
色とりどりの魚がたくさん!の夢の世界だったアラグスクに比べると、
ちょっと淋しい感じ。。





砂はベージュ。やわらかい。




昨日買ったシュノーケルが、早速もう、曇ってきちゃったので、
あんまり長く潜っても居られず。。

ぷかぷか浮いたりしながら、楽しむ。

ラストビーチ。



波打ち際から離れられないボーイは、
寄す波返す波と たわむれております。




ちっちゃな子は、


 (*)

浮き輪にもぐったり。


 (*)

相変わらず、何しても癒しオーラ全開。

それから、


 (*)

波打ち際で、



 (*)

砂の堤防を作ったり。
大好きな砂遊びに没頭。



 (*)


そして、



やっぱり食べてた!
さすがのアニモーだよ。

ひとしきり遊んだら食う。食ったら出す。遊び疲れたら寝る。寝飽きたら、起きる。
起きたら、食う。

エンドレス・アニモー。



戯れたよ。きゃワワッ!

なんという幸せな光景でしょう・・・。







そんなこんなで、
もう帰る頃。





色々あって、楽しかった。。。

ひと夏のアバンチューール。。









最後のビーチに、

やっぱりしんみりする。




終わってしまう、ひと夏の。。

そんな切なさを引きずりつつ。。






山を登って、

甘い海にお別れを。





ああ、遠のく。。








さらば、南の海。。







ビーチを後にして。


一行は、



なんか、新しく出来たばかりのハンバーガー屋さんへ行きました。

DOUG'S BURGER。

宮古牛を使ってるとか。



のりのりボーイ。

ちょっとはしゃぎすぎて、ママに怒られ、



号泣ボーイ。(あら、服が前後ろ。)


叱った後は、優しくなだめる、母親。

その脇で



お構いなしに はしゃぐちびっ子。平素通りのマイペース。

ほんと、やわらか~~い!




赤ちゃんが居るだけで、ハッピー500%増しになる光景。





おしぼりを、ドラムスティックにして、のりのりだぜ。

昨夜の宴にて 社長が仕込んでしまったこの遊び、
母は怒るに怒れず・・。




そんな風にして しばらく待っておりましたら、


来ましたー!




高級バーガーです。ちょっと、お高いんですのよ。


値段相応に、どでんとしたボリューム。
存在感。

オニオンリングもまた、でかい。

フォークとナイフが付いてくる。




刺さってる串は、刺したままにして食べるんだって。
さもないと崩れちゃうから。



ただちに引き抜こうとするベイビー。


私は、うっかり即座に引き抜いてしまったので、
崩れ落ちながらのやつに、かぶりついた。

アボカドが入ってるやつを食べました。

ジューシーー肉汁!肉汁ジューシーー!





さっきまで泣いてた子も、

元気にもぐもぐ。






手の平返しのハイテンション!

この、感情があっというまにコロコロ変わる感じ、
よごれつちまつた悲しみの大人でも、真似できるんだろうか、、いや出来ないかな。。。

だからこそ、子供のピュアさは、素晴らしい。



もりもり食べてたら、



なんと、虹が!


「うわ~~~。。」

なんか、これで「一通りぜんぶいいもの見た」感。極まれり。

エメラルドの海、満天の星(蛍付き)、雨、晴れ、南国の花、馬、
そして、虹、、、。

ああ、走馬灯のように・・。(走馬灯は省略)




「最後にいいもん見れたね~」と、
また、にっこり、しみじみしつつ。


ごちそうさまでした。















時は、昼下がり。夕刻手前の、暑い時間。

まだ真夏らしさをくっきり残したままの 南国の島の、

長い、
暑い、

甘い昼下がり。







お別れの、シャボン玉。




この後向かうところは、もう、

空港だけです。



そうです、





旅も、おしまいです。









ああ、着いちゃった。






空港。


レンタカーともここでお別れ。

ぜんぜん土地勘が無いところから始まって、やっと地理感覚が見えてきた頃に、
さらーっと、終わっちゃうんだもんね。

旅って。






黄昏の光に、
ブーゲンビリアの紅が燃える。




南国の陽が、最後まで にじむ。









見送りスパーク。




待合所で、最後のひとはしゃぎ。

キャッキャ駆け巡る、ちっちゃい子。



最後にお土産で、シーサー買った!



ウガーー!


最後の、ひとはしゃぎ。




宵の暮れ闇。


宮古島から、



那覇へのフライトは、小型プロペラ機!

30人~50人くらいが乗れるやつ。

子供でもわかる、ザ・飛行機!っていう、飛行機。


これまた最後に、素敵なのが来た。







夜の海を飛ぶこと、数時間。

着いたのは、もう日付の変わりそうな深夜。




空港から、都会へ。



都会の光は、走る光。





東京の夜は、走る闇。



    *




  *





またいつか、南の海。



 *




~~~~~宮古島旅日記・完~~~~~~~







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