歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

雨は夜更け過ぎに…~元旦その2

2012年01月19日 | 徒然 -tzure-zure-
この前の雪んこ予報は はずれて、
結局
一ヶ月強も雨らしいものが降らずに、カラカラ続きらしい、
ここ、東京。

やっと、先ほどから。
久しぶりの雨がさらさら、

夜に降り出しました。


オレンジ色の街灯が 滲んで光る、下り坂の道に。




バレエのレッスンからの、帰り道。

小さな雨なので、手袋はずして、あえて濡らして、

久しぶりに降った雨を、ささやかに楽しみながら。


雨のにおい。
ひさしぶりの、土に立つ雨のにおい。

乾いているよりも 少し暖かささえ感じる、
やわらぎの湿度。


予報では、この雨は
夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう。

って。

あの有名な歌みたいだな。

そういえばクリスマスイブって何してたっけ。



そうだ、

「告白」っていう映画を、見てましたね。

生徒に幼い一人娘を殺された教師(松たか子)が、静かに復讐するっていう、痛切な映画でした。
湊かなえの原作小説が素晴らしかったけど、この映画も全然負けず劣らず、良かった。
胸に刺さる、感じ入るものがある、良作でした。
クリスマスイブにまったくぴったりでない、これっぽっちもハピネスが無い、
良い映画でした。




さてさて。

木曜日の夜は、バレエのレッスンです。

先週の木曜日ももちろん、バレエのレッスンでした。

がっつりひと仕事をやり遂げた後の、疲れをリポDで押し切ってのレッスンは、マンツーマンで。
とても充実したものになって。
充実ついでに、帰りがけ、スーパー銭湯で じっくり体を温めて、伸ばして。
それからさらに、馴染みの居酒屋さんで一杯だけ、お湯割りを呑んで。

それはそれは、すこぶる充実した木曜日でした。


そして今週も。
がっつり 一仕事のあとの、マンツーマンのタイマン・レッスンで。

アラベスクという基本スタイルの、仕込み直し。
後頭部は下げて、右手の指先はまっすぐ体の中心線上、胸は左に開いて、へそは前を向いて、腰は左を向いて、後ろ足は最高に伸ばしきって、その足の甲は左に向けて。軸となる右足は、右上にひねるように。つまり、ねじって、ねじって、ねじって。ものすごいきつい姿勢。その、ものすごいきつさを全く感じさせないように出来たら、完璧。

この難解なる「基本」が出来るようになったら、色んな事がいっぺんに出来るようになる、って。
まだ出来ないけど。なにかを掴んだ気もする。

そんなわけで、
今日も充実感。





レッスンが終わって外に出ると、

夜のアスファルトに、雨のにおい。

影に重なって、まだらに点々と黒い、雨粒の落ちた痕。

なので、
銭湯とお酒は 今回は割愛して、早々に帰宅。



あれ?でも、一ヶ月も雨降ってなかったっけ?

って、考えて、写真をつらつらと見てみたら。

元旦の夜、私は雨に濡れたのでした。

箱根の温泉で。



奥湯本の、「天山」という温泉郷。凄いところでした。

お湯が熱すぎて、入れない。


せっかくだから、元旦の初日の出の後のエピソードを、ここでついで語りします。

ええと、
12月31日の夜から 温泉めぐりを始めました。

まず向かったのは、
山梨の「ほったらかし温泉」て、とこです。

中央自動車道を飛ばしまして。




甲府盆地の夜景を見下ろしながら。




お湯は、ちょっとぬる過ぎる感じです。



NEW YOKU Tシャツ。一瞬欲しくなります。



火に当たったり。



年越しそばは、ここで食べました。

この温泉の後、富士山の麓あたりで、打ち上がる花火を見ながら運転しながら、
年を越しました。

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い申し上げます。
あそうそう、年賀状も、ありがとうございます*お返事は、もう少々お待ち下さいますでしょうか・・・;;


そんなわけで、運転しながらゆく年来る年。
伊豆をぶっ飛ばす、元旦未明。

深夜のぐねぐね天城越え(超緊張、でも嫌いじゃないこういう山道の運転)で、さすがにぐったり疲れた後、
どっかのコンビニでひと眠りしまして(たぶんここで完全に風邪引いた)

前にも書いた通り、
美しい弓ケ浜で、美しい初日の出。



それから、
伊豆半島をぐるりと回ります。

風車がどーんとあったり。

そんな山道を裏へ裏へと入った先は



桃源郷と名付けられているところでした。

ここで、山からの湧き水を汲み頂きました。

水がお湯みたいに あたたかくて、びっくりした。






次なるお風呂は



ポリネシアン風呂。




ブーゲンビリアが覆い被さる、手作り感あふれる温泉。

ここの雰囲気は最高にツボ!
だって、花と温泉!



他にお客も居ない、ゆるーい穴場だったので、写真も撮れました。




ブーゲンビリアのがっつりした幹。あんまりお目にかかれません。


この温泉のある民宿の裏には、川が流れていて



スイセンが。

いっぱいに、あの水々しい香りも瑞々しいがままに咲き誇る、
優しい土手で。




しばし休憩。




初・菜の花。




見つけたのはひとつだけ。







その後、




友人おすすめの、これまた綺麗なビーチへ。





なにか見せたい凄い景色がある ってことで





くるくるひっくり返りながら駆けてゆく友人のテンションに、おやおやあらあらと付いて行く

のですが




長くなって来たし、日をまたぎそうなので、今日はここまで!

続きをお楽しみに~~*


時間は今に戻って、

さて、今度こそ初雪は、降るのでしょうか。













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