1 大都市近郊で渓流になる武庫川(556) 2 現モグラルートで渓谷へ(580) 3 市外を経由して着く温泉地へ(596) 4 周辺見物を終え、スタートへ(642) 5 市が整備した区間(669) 6 自己責任区間へ(715) |
※ 写真撮影日:2011年2月19日
※ 今回記事では触れませんがこのハイキングをしてみたくなった方へ。ハイキングコース(廃線部分)は多くの人が利用していますが,整備がなされていない部分も多くあり,土地を所有するJR側からも危険であり,関係者以外の立ち入りを認めておらず,万一事故が起きても責任を負わないことが警告されています。途中のトンネルは照明が一切なく,長いものもあるので懐中電灯の持参は必須になります。スタートからゴールまで約2時間抜け道がなく,車道も一切ないので体力に自信がない場合は行かないことを勧めます。
前回紹介した武庫川渓谷でハイキングをしたときのスタート地点へのJRでのアクセス過程の風景を記録したい。後の武庫川沿いコース(自己責任エリアあり)がかつての線路の跡となり,時間短縮の観点におけるトンネルの有難味を感じることができる。景色面では真逆になるが…
宝塚駅。
阪急とJRの駅が道路を挟んで向かい合っていて2階の通路で結ばれている。これから行く渓谷へのアクセスで使うのは…
JRの方になる。歌劇団などの印象の強い宝塚の駅らしく…
内装も品を感じさせられた。ただ駅舎から遠い部分のホームだけを見ると…
不思議とその印象も変わってしまった。
ここから篠山方面の電車で武田尾駅(下流から上流のコースなら隣の生瀬駅)へ向かう。この両駅に快速は停まらないが,次に来る電車が快速だったので名塩まで行き,そこから普通に乗り換えることにした。
宝塚を出て,しばらくすると…
武庫川沿いを電車が走行し始める。
生瀬駅を通り過ぎた先から…
現行ルートがかつてのルートと分かれている。現行ルートはほとんどがトンネルになっている。上の写真で見えている橋の先のトンネルを抜けると…
西宮名塩駅に着く。反対側の篠山方面を見ても…
すぐにトンネルになっていて,トンネルに挟まれた部分に駅があることになる。
普通が来るまでちょっと時間があったので階段を上って改札口の方へ行ってみた。そこから見たホーム。
今いるところよりもさらに高いところを道路が走っている。改札の向こうにはさらに上に登る階段があり,出口の一つになっているようだ。窓から別の方面を見る。
改札と同じ高さの場所にも歩道はあるようだ。おそらく,谷のような場所に駅があるのだろう。再びホームに降りて篠山方へ行くと…
ホームの先がほんの少しだけだがトンネルの中に入り込んでいた。トンネルの間の距離は本当に短そうだ。しかも,この先のホームから駅の外を見ると…
このホームのある場所がすごい場所であることが分かった。
普通電車に乗り,一駅先の武田尾へ移動。この一駅間には,目の前にあるトンネルしかない。先頭側の車両に乗って武田尾駅へ降りると…
トンネルの中にホームがあった。宝塚方面を見ると…
明かりが見えた。そちらの方へ寄ると…
名塩へつながるトンネルの入口が見えた。トンネルを抜けたのは電車の長さよりも短い区間だけだったようだ。ホームがトンネルから抜ける辺りには・・・
きれいな待合室が設置されていた。トンネルの外に出ると…
この部分のホームは橋になっているようだ。下を武庫川が手前の方に向かって流れている。隣駅の道場は神戸市の地名であり,距離はあるものの神戸市北区(六甲の裏側)との距離も近い。上流側をホーム上から見る。
この先の左手に武田温泉がある。武庫川がちょうど市の境になっていて,向かって左側が西宮市,右側が宝塚市になっている。
今いる橋の上からホームの入り込んでいるトンネルの方を見る。
トンネル手前に見える階段が出口につながっている。この階段を1回降りて反対側のホームへ回り,川の下流側を見る。
この先に集落があり,かつての駅はその辺りにあったようだ。旧線はこの川沿いを走っていた。
ホームの下の部分。
簡単な自動改札機とその横に普段は開いていなさそうな窓口がある。
改札機はICカードと入場の処理の専用のようで,出るときは切符を横の箱に入れるようになっている。ホームの真下…
振り返って改札口付近。
トイレや椅子と机,自動券売機などが橋の下にあるという感じだ。
宝塚市が設置したたけだおの案内もある。
渓谷の中の駅という感じだが,橋の下を出ると…
管理人つきの有料駐輪場という都市型の風景に遭遇する。下流側には駐車場もあり,駅まで車,バイク,自転車を利用する住民もいるようで,駅の利用者は広範囲にわたりそうだ。下流側にはバス停も設置されている。
駐輪場の辺りから駅の方を見る。
武庫川寄りへ視線を移す。
上流から下流の方を見ている。
生瀬駅で一緒に管理されているこの駅の駅スタンプには…
この渓流の中にある特殊な駅の姿が描かれている。
ハイキングへ行く前に駅よりも上流側を散策したので,次回はそれを取り上げたい。この辺りだけなら自己責任エリアは特にない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます