11人の侍

「生きている間に日本がワールドカップを掲げる瞬間をみたい」ひとたちの為のブログ

こんな中田は観たことなかった!

2005年09月26日 20時25分06秒 | サッカー
ボルトンのキャプテン「ジェイ・ジェイ」ことオコチャは右利きだ
だから同じ右利きの中田英寿がすべてのセットプレイを担ったのは意外だった

キックオフの直前まで中田とJJは満面の笑顔で言葉を交わしていた
プレイメイカーの座を争うライバルにも関わらず
見事なオーバーヘッドキックを決めたノーランも中盤の選手だけど
駆け寄った中田とは満面の笑みで抱擁を交わした

中田はチームメイトと非常によい関係を築いているようにみえる
そして一目置かれてもいる
その証拠がセットプレイの全権移譲だったし
数多くまわってきたパスでもあった



例えばセリエAのトッティやカカァ、そしてスコットランドに移籍した中村俊輔あたりと較べると
中田はさして足技の巧みな攻撃的MFじゃない
でもプレミアでは充分に水準を満たしてる
ペナルティエリア付近で見事な股抜きのスルーパスを披露したあと
もっと華麗なヒールキックのパスを決めてみせた
(イタリアでも好調時は連発していた)

でももっと驚いたのは長所のフィジカルでポーツマスを完全に圧倒したこと
スピードと馬力を兼ね備えたドリブルはイエローカードをひき出したし
フィフティ・フィフティのルーズボールには頭から突っ込んでみせた

英国人の好みは勉強済みのようだ

さらに特筆すべきは驚異的な運動量で
フィオレンティーナ時代はペナルティエリアに入ることなんてほとんどなかったけど
この試合では執拗な進入を繰り返した
サイドからのクロスに2度もヘディングであわせようとするなんて
僕達日本人でも目にしたことない

マン・オブ・ザ・マッチは必然だったし
この調子だと初ゴールも遠くなさそうな