不眠症じゃないのに「眠れない夜」・・・

ずーーーーーっと成田から起きています。そしてそのままコペンハーゲン・カストラップ空港に着いてしまいました。只今、夕方6時半。今年も世界で唯一スワンチェアでイス取りゲームができるホテル（（注）くれぐれも実行してはいけません）/ヒルトンコペンハーゲンエアポートに手早くチェックインしたら、スーパーダッシュで市内に直行！・・と思ったら、おや？目の前に去年はなかった回廊が。えっ？地下鉄？？コペンハーゲンに地下鉄ぅ？・・これは聞いてませんよ。でもにわかテツコとしては（ちなみに私は"乗りまくる"「乗り鉄」、だんな氏は"撮りまくる"「撮り鉄」です）来たからには是が非でも乗らなくては。この地下鉄、信じられないほど綺麗なホームなんですが、それもそのはず、なんと1週間前に開通したばかりとな。終点空港駅からストロイエの通っているコンゲンスニュートー、更には私達の最初の目的地・フレデリクスベアまで直結で時間にしてトータル15分。これは便利！しかも近年、リング状になるらしく、まさしく「コペンハーゲン山手線計画」が進んでいる模様。イメージ的には地上の南北線みたいな感じですかね？ただ・・銀色で統一された各駅は洗練されてて綺麗なんだけど、夜になると手術室かいにしえのディスコ（決してクラブではない）のような照明がさりげないどころかギンギラギンに光ってて、どうも落ち着かない・・・。さて、我々も既に眠いはずなのにこのビカビカ照明に網膜を直撃されながら、市中にやって参りました。まずはヴェスターブローの「Meyer's」へ急行。おおおっ、これが噂のスターシェフ/クラウス・マイヤーが開いたデリなのか！でもデリなのはその良心的な値段だけであって、実際には猛烈ハイレベルなメニュー内容。私の注文したデンマークきのこのスープセットも白身魚のクネルが浮かんでいてかなり美味しかったのですが、だんな氏のオーダー・子羊のローストに至っては黙って完食して一言、「美味しゅうございました」と言うしかないほどの味・・。
岸A子先生にもぜひ食べて沈黙して欲しい味です。そしてそれらメニューの全部がテイクアウト可って・・むぅ、移民願いを出したくなってきました。店内にはコーヒーやジャムなどお土産好適（でもヒトにあげたくない）アイテム満載のコーナーもあって、来ちゃったら大変ですよ～～（財布が）。
ゆっくり食べたいのはヤマヤマなんですが、なんだかさっきからだんな氏がそわそわしています。あっ、そうだ、今日のメインイベントはジャズライブだった！だんな氏主導イベントなうえ、目もお腹も超満足な私は非情にも"ややどーでも良し"モードだったのですが、ここは夫婦の絆を結びなおして（旅する毎に時々緩みます）いざコペンハーゲンジャズハウスへ。さすがにだんな氏、「今回のメインイベント」と言い切るだけあって、全身からもの凄いアドレナリンを発しております。一方、電池切れの私はとぼとぼステップで後を付いていくというなんとも温度差の激しい二人組みですが、無事テーブルを確保。うーん、過去には大御所が何人もライブを行ったというコペンハーゲンジャズハウスで聞くライブ、歴史の重みと相俟って心に沁みるものがありますな。さぞかし隣席のだんな氏は感慨に浸っているのであろうと、こっそり流し目で左を伺うと・・あ”～、寝てる！！そんなのあり！？なんとだんな氏のマブタシャッターも閉店5分前だった・・・。
よく考えれば、現地に着いた当日に夜中までライブ見るって、無理ありすぎなスケジュールですね・・・。さすがのだんな氏も、「セカンドステージは諦めるよ・・」と降参し、ホテル路に着いた・・・のですが！この後、再び帰りの地下鉄で例のディスコ照明にたたき起こされるのであった・・・。この夜空に浮かぶ神宮球場のような光、なんとかして欲しい・・・ああ、まだまだ寝られない・・・。