フード、コーでねぇと4~北欧女、まだまだ旅立つ

料理等の「こうでないとイヤ」を囁き中。まぁ、作ったり、眺めてニヤニヤしたりしている記録帳です。北欧業界の?な事項も発信。

スカンジな美術館~何が出てくるでSHOWその7

2008-02-04 01:55:42 | スカンジな美術館~何がでてくるでshow
ほんとにこの人、陶器ばっか買っててお店開くのか?・・・と言われそうですが、いや、そうでもないんですよ。単に今日開けた箱が陶器ボックスだったってだけで。言い訳したところで、懲りもせずお皿をもう一枚。Rorstrand製のVIKTORIAシリーズ。中心の紺の円に沿ってリーフ柄がびっしり。ところどころ緑に彩色してあって結構芸の細かい作風です。線画好きの私としてはこれもかなり"ほくほく度"高し、なアイテムです。"ロジャーの店"ことストックホルム・radhuset駅近くのBungalowにて入手。アンティークショップにしては珍しく購入品を薄紙→ボール紙のダブル梱包を自動的にサービスしてくれる誠に気の効いた(その分割引は期待不可)お店だったのに・・・昨年秋に閉店予定って言ってたけど、まだ開いているかなぁ。ちなみにロジャーの店から国鉄駅までてくてく且つアンティークレーダーON出力最大で歩くとまだ雑誌未掲載の穴場店を発見でき、思わず優越感にどっぷり首まで浸かってしまうでしょう。ちなみに私はまゆげまで浸かりました。

スカンジな美術館~何が出てくるでSHOWその6

2008-02-04 01:48:46 | スカンジな美術館~何がでてくるでshow
こちらは全釣果中、かなりのお気に入りランキング上位に食い込む一品。シリーズ名は未だわからず今も鋭意調査中。裏にMWサインがあるのでマリアン・ウエストマンであることは確かなんですが。プルーン模様(だと推測・・)といえば、リンドベリのPrunusが圧倒的に名高いのですが、個人的にはMWバージョンのこのイラストの方が好きですねぇ。葉があったりなかったり、っていうあたりもツボです。真っ白じゃなくてグレー地に紺なのがMW的ですな。これもヒョートリエットにて購入。残念ながら(?)購入元はプロのディーラーおばちゃんで交渉難航が予想されたため、「短気は損気、のん気も損気・・・」とぶつぶつ唱えながら会場を巡回チェック。気がつけば8周したところで、ついに値下がりし「くわ~~~王手っっ!」と勝負をかけた品。まるでイス取りゲームですがな。蚤の市の持久戦やパワープレイは結構疲れます・・。

スカンジな美術館~何が出てくるでSHOWその5

2008-02-04 01:42:12 | スカンジな美術館~何がでてくるでshow
今回の旅でようやくSAS朝食セットが揃いました。長いエコノミー行列を尻目に赤絨毯の上にて感じ悪く(僻み的発想?)チェックインする日はまだ遠そうなのでとりあえずこちらの一式で食べる練習でもしておくか。プレート・サラダボウルなどをストックホルムのヒョートリエット日曜フリーマーケットにて入手。業務用とはいえ、Gustavsberg製なのでイマイチ陶器の頑丈さは信用できないため、洗う時はことさらアテンションプリーズ、である。

長いものには・・巻かれず巻き返せ!~たこのラグー

2008-02-03 18:42:31 | アジな真似
過日、フィンランド人の友人達に「どうしても食べたくないもの第一位」として挙げられてしまったタコ。やっぱりあのくねくねっとした生体時の外観や、絡めとられそうなイボつき足がイヤなんですかね。ふーん、美味しいのに勿体無いなぁ・・と思いつつ、そのうち黙って食べさせてみようと思っているのがこちら、タコのラグーです。彼らの好物のサルミアッキ粒よりも小さく刻んでいる故、具材は何がなんだかわからんうちに口にいれさせてしまえ!作戦です。作り方も至極簡単。刺身用タコ、人参&マッシュルーム、たまねぎ、トマトをそれぞれフードプロセッサーで細かめのみじん切りにしておきます。オリーブオイルを引いたフライパンでこれまたみじん切りのニンニクと鷹の爪を温め、玉ねぎ→人参&マッシュルーム→タコの順で投入。はっ、重要なものを忘れていました。ここで隠し味の登場。タコだけではちょっとダシが単調なので「いかの塩辛」を5切れ程度(コレも事前にフードカッターでみじんにします)プラスします。具材に火が通ったところで、白ワインでフランベしてからトマトを加え、パスタのゆで汁で濃度調整をし、塩コショウで仕上げれば出来上がり。あれば、オレガノなどトマトベースに合うハーブをあしらえばなお良し。くくく、近々黙って彼らに食べさせ、完食したら材料を発表してみよう・・・。

「ここで(心臓のあたりを叩く)、淹れるんだよ・・」

2008-02-03 15:06:00 | これ、行ってきましたよ
私のコーヒーはあまり美味しくない気がする。それもそのはず、あまり心が入ってないしねー。さて、標題の名セリフといえば、映画「かもめ食堂」でマルック・ペルトラが小林聡美扮するサチエにレクチャーするワンシーン。そこで出てきたのが、「幻のコーヒー」。あの"動物のフンの中からコーヒー豆を拾って集める"という、お堅い保健所には「?」な感じの品ですね。映画を見た時は、「へー。」とあっさり流してしまったんですが、なんと時を経て、本日驚愕の出会いに!・・実は本日、所用で谷中に来ております。うどん玉やこんにゃくなどナツカシ品を購入ののち、やれやれ休憩でも・・と入った「満満堂」で緊急事態が発生しました。はぁ~疲れた・・と手元のメニューを見ると・・「ブレンド、グァテマラ、メキシコ・・・コピ・ルアック・・」なにっ!コピ・ルアック?するとおもむろに店主氏からコメントが。「そうです。かもめ食堂ですっかり有名になったアレですよ。ジャコウネコのコーヒーです。」ん?待てよ、コピ・ルアックって、コーヒーを淹れる時に豆の中に指を刺して唱えるおまじないなことなのでは?・・・店主「いや、コピ・ルアックはジャコウネコのコーヒーの意味ですよ~」・・がーーーん。そうだったのか・・今日の今日まで勘違いのままでしたわ。さて、ここで店主氏の解説を整理すると、「ジャコウネコはよく熟した赤いコーヒー豆をエサとし、殻つきのままたべるので消化されないまま糞と一緒に排泄されるので、それを1つずつ集めて綺麗に洗浄してコーヒー豆とする。ジャコウネコの体内で代謝を受ける間に独特の香りがつく。」・・らしい。その独特の香りとは、そうジャコウというからにはムスクの香りか?つまり、コピ・ルアックは、インドネシア産の甘い香りのするとっても貴重なコーヒーで、コーヒーマニア垂涎の品なんだそうで。む、ここまで聞いては飲まないわけにはいかんな。「コピ・ルアック一杯お願いします(え”っ、1800円!?これまたががーーん!)!」・・・一瞬ハイエンドな価格を目にして密かにカウンター内で身じろぎましたが、よく考えたら当然ですね。豆1キロ4~6万円するそうな。ということは、映画の中でサチエは1パックくらい持ってたから、2万円分くらいもらってたってことか?マルック・ペルトラ、気前いいなぁ・・などと下世話な胸算用をしている私には不釣合いな高貴な香り(のはず)のコピ・ルアックがしずしずとやって参りました。・・・ごく・・もひとつ、ごくっ・・!!!美味しい~~。確かにお砂糖など1匙も入れてないのに、なんですかこの甘さは!?しかも飲み干した後の微かなムスク(かどうかは不明だが)甘い香りが30分以上舌に残るって・・・お見それしました、ジャコウネコ様。とはいえ、しょっちゅう飲める程のご身分ではないので、せめて家でコーヒーを淹れる時は、忘れずひとさし指を豆に刺して念入りにおまじないをかけるとしましょう。あっ、よく注入し忘れる「心」も忘れずに。