フード、コーでねぇと4~北欧女、まだまだ旅立つ

料理等の「こうでないとイヤ」を囁き中。まぁ、作ったり、眺めてニヤニヤしたりしている記録帳です。北欧業界の?な事項も発信。

すごいサトウ

2007-04-30 10:26:06 | 食材で散財
私の友達のサトウがさも偉大であるかのようなタイトルですが、偉大なのは讃岐の国の和三盆の素。恒例の「春の百味選(その他、もろ味・味醂・みそを仕入れた)」展にて発見した「白下糖」がそれ。上質な砂糖と云えば日本では泣く子も黙ってなめる和三盆ですが、その前段階の黒砂糖状のものが白下糖。一見、普通の黒砂糖と思いきや、なめて驚くことなかれ。やっぱり和三盆と同じく、微塵のくどさも、食後の雑味も全く無し。黒砂糖なのにすすすーーーっと溶けてしまうあたりは初めて食べると、鐘楼の中に頭を突っ込み、鐘をつかれた時くらいの(決して実行してはいけません)衝撃を受けるでしょう。もちろんお菓子や(温泉まんじゅうを作りたいなぁ)、料理、コーヒーと万能にいけます。私としてはストレートに味わいたいので、まずは白下糖でみつをつくり、赤えんどう豆をゆでてて豆かんにしてみたいと思います。そろそろそんな季節であるし。

突然のストックホルム通信

2007-04-30 09:53:09 | miscellaneous
先日に続きまたもや航空便が到着。何か追伸だろうか?と箱の周囲をチェックすると、おや?今度はfrom Stockholm。あっ、カリンから!1月に我が家でスキヤキデビューをした友達からでした。なになに・・「この前はどうもありがとう、妹も無事にストックホルムに戻りました」ふむ。「念願のスキヤキ約束が果たされて超嬉しいです(去年から約束していたので)」今度来る時はもうちょっと早く予告してね。「あの噛み切れない麺は意外と美味しかった」あ”~白滝のことだな。「今度はウチで作ってよ」・・とは書いてなかった。良かった!スキヤキ鍋を持参するのはちょっとキビしいので・・。まぁ、満足してもらえたようだ。ところで、包みの中身はというと、まずAlmedahlsのサンマ柄(と勝手に呼んでいる)ナプキン。これ、ディッシュクロスは現地のデパートはもとより、この頃東京でも結構扱っているお店は多いがナプキンもあったとは。それにCD。「Sound of Stockholm」?聞いてみましょう。おや、これはガムラスタンの宿で毎朝アラーム代わりに鳴り響いていたドイツ教会の鐘の音。それからカフェの音、SJ Central Stationの音、ユールゴーデン島の休日の音・・これは便利!寝ながら聞くと一銭もかけずに旅に出られます。
タイトルからして音効さん向けのCDかと思ったら、そうじゃなかった。ちょっとした旅気分を味わえる気の効いた一枚ですね。それじゃ恐らくSound of Tokyo CDもあるはずで・・でもセルフ編集する方が良いですね。何を録ればいいんだ?
不動尊の朝6:00の鐘の音、中目黒のガード下の音、築地のせりサウンド、んー今いちオリジナル感が無いな。彼女が東京デイズを思い出しやすい音って・・やっぱりスキヤキの"ぐつぐつ"サウンド?(マニアックに「私とだんな氏の口論サウンド」という手もありか?せりと聞き分けがつかないかも知れないけど)

チキンのはちみつシェリービネガー焼き

2007-04-30 09:29:42 | アジな真似
去年、Malmoから長い道中をともにしてはるばる日本まで担いできたKokumusの鉄鍋(この重さはもしや・・ダッジオーブンか?)。そろそろ使わないと次の旅に出られないだろう・・ということで、チキンを焼いてみます。今日ははちみつシェリービネガー焼きで。濃く煮出した紅茶(臭み消しと風味付け)・シェリービネガー・はちみつ・しょうゆで半日ほどマリネしてから、40分くらい焼くと・・これはなかなか具合が良い。「カリッ・ホクッ・ジュー。」の成功事例音がします。しかもかありさっぱりしているので・・あ、またひとつツマミ食いをしてしまいました。いくつでも入りそうで危険極まりなし。今日の付け合せは根三つ葉のピーナッツオイル和えです。Royal Copenhagenに後々吸収されるAlminiaのオーブン皿、あまり傷めたくはないので、この鍋を力をかりてオーブン風料理を盛り付けることにしよう。

そういえばこんなものも・・スウェーデン編

2007-04-25 00:44:21 | お道具倶楽部
毎回お世話になっている"ロジャーのお店"で発見した、オールドローストランドの1枚。後日、グスタフスベリのアウトレットジャングルの奥地でも数点発見することになるのですが、かなり前の時代にしかない黄色い陶肌にこれまたいかにも「昔の顔料です」といった色合いのオレンジ。パンでも果物でもナッツでも何を乗せても美味しそうだと直感して購入決定。デビュー時は黒いパンのオープンサンドを合わせてみようと思います。

そういえばこんなものも・・フィンランド編3

2007-04-25 00:33:28 | お道具倶楽部
ノミの市で私が台所関連アイテムに一喜一憂している頃、だんな氏はいつも"刷りモノ"に目を光らせているようで。私のリクエストである料理本を含め、写真集や雑誌、各種ジャンルを発掘しています。たまには古い雑誌も、ということでこちらの5冊。なになに、1959年6月号??・・ってことは、ほぼ半世紀前?「週末の過ごし方」らしきタイトル、興味が沸きますね。いや~読めないまでも、広告などから当時の空気が十分感じられる・・。表紙のカラーリングやイラスト、十分参考になる貴重な資料です。それより中身を読めって?

そういえばこんなものも・・フィンランド編2

2007-04-25 00:25:32 | お道具倶楽部
ノミの市ではカン類も人気アイテム。前回はいつくか見つけて来ました。赤い缶はコーヒー用、ベリーのトリオ缶はフレーバー別に紅茶用にしようかな・・・と思ったもののインテリアとして現役続行中。この他、ストックマンの125周年記念缶をセカンドハンドショップで入手。

そういえばこんなものも・・フィンランド編

2007-04-25 00:19:17 | お道具倶楽部
オフィシャルには"次回の旅の準備として"、その実は"部屋が散らかっているので"片付けに着手したところ、前回の旅でこれも買っていた!というアイテム群が出現。その1はアンティークショップで店主のおばさんが店頭に出すなり、まるでせり師のごとく「それ、もらってくよ!」と瞬時に購入決定したのが、このガラス瓶。フタ上面にRiihimakiとありますが、そこはガラス産業で栄えた街。ガラス・デーには多くの人々が集うそうで、私の次回必訪タウンリストの上位に入っています。この保存瓶、結構大きいです。パスタをいれるか・・それとも"あの黒い恐怖のお菓子"を入れて封印すべきか・・。

ヴァイキング、嘘つかない。~Niels Lan Dokyライブ

2007-04-24 21:37:21 | Weblog
先日のロイヤルでデーニッシュな大使館から送られてきた招待状、実はデンマーク出身の気鋭ジャズピアニスト/Niels Lan Doky氏のライブでした。ただし、プロモーションのための来日なので、当然本日会場にいる人々はその道のプロばかり。だんな氏はともかく、今晩この空間にいる音楽素人は私だけ、ということになりますね。なぜ・・ここにいるんだろう??その理由は過日の写真コンテストに遡ります。たまたま大使と音楽の話をしてた時、ちらっと大使が「んじゃ今度ここでライブがあったら招待するよ~」と言ってたような気が・・してたら、ほんとに来ちゃいました。インディアンも嘘つかないことで有名だが、ヴァイキングも嘘つかない!感謝この上なし。さて、ウェルカムドリンクでしばし談笑をしていると、ついにMr.Dokyが登場。おおっ、ロマンスグレー(古い?)がチャームポイントと思われるデンマークのなかにし礼、ですね。ものすごーくジェントルマンな空気を放っておられます(5mも離れているのに私の席まで届いた・・)。静かにコンサートは開幕し、今回リリースのアルバム「The Russian Album」から数曲。その名のとおり、ムソルグスキー"展覧会の絵"からチャイコフスキー"胡桃割り人形"まで、ザ・ロシア名曲を洒落たアレンジで楽しませてくれました。この日は奇しくもデンマーク・マルグレーテ女王のバースデー。アンコールは生誕を祝って、女王にちなんだ曲を。Mr.Dokyが選んだのは、1994年に現地で放送されていた「女王の肖像」というドキュメンタリー番組のテーマ曲でした。なんとも粋な計らいに感服しつつ、ふ~、なんだかCopenhagen Jazz Houseに居るみたいです。おや?すっかり心地よく脱力している私とはうってかわって最前列はシカメ面の評論家諸氏で埋め尽くされている・・・中でもど真ん中にいるヒゲで眼鏡の"Nぎらケンイチ"が感じ悪いなぁ。そんな劇団のオーデション審査員みたいな顔しなくてもいいのに・・とついつい余計なお世話が脳裏に浮かぶのでした。

国民食を考察する

2007-04-23 01:06:23 | アジな真似
日本の国民食といえば、カレー・ラーメン・しょうが焼き・・が該当すると思われ、カレーとラーメンについては共に既に博物館ができるほど考察済みである。しかし、「しょうが焼き博物館」がない。この事実が語るように、しょうが焼きについてはまだまだ議論の余地があるのでは?ところで、私は一年のうちで新しょうがが出回る今の時期しか食べられない「しょうが焼き」が大好きだ。過日、築地で文字通り"しょうが湯(お風呂です)"が可能なほど大量購入したので、早速今年も「フレッシュしょうが焼き」を作製。しょうが焼き、といえば普通は根しょうがをごりごりと擦って漬け汁に入れるけれども、なんせフレッシュですからこの場合は千切りを"焼き"の最終段階に加えて香りを楽しむとします。漬け汁はみりん・酒・ブランデー・しょうゆ・すりおろしにんにく・胡麻油・酢です。豚肉を10分漬けたら、両面しっかり焼いて、火を止める直前に千切りしょうがを片手でつかめるくらい加えて一まぜしたら出来上がり。蒸しキャベツなど温野菜とともにどうぞ。で、鍋物の後の雑炊よろしく、残った旨味を余すところなく回収すべく、同フライパンで作った炒飯(レタスと胡麻を足す)で〆たりすると更に良し。

旬のグリル~やりいかと海老のグリル 煎り酒ジュレがけ

2007-04-22 00:00:24 | アジな真似
いよいよ最盛期を迎えるやりいかに海老・オクラもプラスしてグリルにしてみました。魚介類はおろしニンニクとオリーブオイル少々でマリネしておきます。出汁と煎り酒を同割で合わせたものにゼラチンを溶かして冷やし、緩いゼリーを作ります。(しば漬けをごく細かく刻んで仕上げ直前に混ぜ込みます)やりいか・海老・オクラをグリルパンで焼き、ジュレを敷いたお皿に盛って・・仕上げに針しょうが(ぜひここは新しょうがで!)の甘酢和えを添えたら出来上がり。食感も見た目にもジュレのしば漬けがポイント。夏になったら、更にしそやきゅうりのみじん切りを加えて和風ラビゴットソース感覚でサラダなどに使うのがお薦め。