フード、コーでねぇと4~北欧女、まだまだ旅立つ

料理等の「こうでないとイヤ」を囁き中。まぁ、作ったり、眺めてニヤニヤしたりしている記録帳です。北欧業界の?な事項も発信。

ヘルシンキより空輸

2006-10-31 01:30:02 | 旅のおみや
今年はフィンランドカフェが始まると同時にフィンアパレルブーム到来の予感。なんと言っても今年のセミナーは、多くの人にとって「大本命」かもしれないIvanahelsinkiのパオラ・スーホネン女史ですからね。講演チケットが当るようにお百度参りしてる人・・はさすがにいないか?私はまぁ、10回くらい参拝しておきますか。そんな今や時の人でもあるスーホネン女史は自身のブランドだけでなく、有名どころでは同じくフィンランドブランドのnansoでもデザイン活動しています。他には、Kampiショッピングセンター内にあるカフェValion Baari(乳製品メーカー:Valioのアンテナショップ)の内装&お店グッズをデザインしたことでも有名。し、しかし今年のツアーでは事もあろうに(勝手に)"隠れ名品"認定のValioのバッグを買い忘れてしまいました・・・。それではいたしかたないので、ここで、ザ・奥義"メーカーに直談判"発動!・・すると、もう実は販売されてないのに、たまたまValioのオフィスにあった1枚をお店に移動してくれるそうな。そしてついでに同オフィスで発掘したお財布とオーブンミトンも蔵出ししてくれるそうな。はぁ~これでますます世界親切国民ランキングは上昇しますね。次回渡フィンの際には何リットルも、いや何バレルもValioの牛乳飲みますから。更に、誠にあり難い事に現地にて買ってきて下さる方がいらっしゃったので無事空輸されてまいりました。いろいろな方のご厚意の結果、我が家にやってきた当コレクション、大事にせねば。関係者各位、この場を借りて御礼申し上げます。

クラブ?

2006-10-30 22:42:48 | これ、行ってきましたよ
クラブ(お姉さんのいない方です)ではありません。前述のNew World Service店内です。今時のへんてこクラブよりよっぽどカッコいい雰囲気を醸し出しています。壁にもパーテーションにもDANSK製?と見紛う素敵なランプが・・・。戴いたハンバーガーも○ームワークスよりも更にホームメイドな丁寧なつくりで大変美味。バンズはバリっ、玉ねぎ&レタスはシャキっ、でビーフパティがジュ~、です。できることなら「New World Service」はNever ending storyであって欲しいものです。歴史の重みに耐えかね、珍しく真面目に書いてしまいました。

新世界への誘い

2006-10-30 22:37:03 | これ、行ってきましたよ
帝国ホテルからほど近い三信ビルで唯一現在も営業しているお店が「New World Service」。GHQのお抱えシェフだったオーナーが、日本で初めてハンバーガーを提供してから早50年余り、とうとうビルの改築が目前に迫ってきました。いつか行くきたい!と熱望していましたが、遂に実現しました!ビルに入るや否や、建物自体の圧倒的な存在感に感嘆する。視線の先にある正に「New world Service」のトリコロールの看板が目に入ると同時になんだか緊張してきました。クラシック(実はオーナー氏ご子息で音楽家のウォンさんの曲)のかかる静かな店内に入るとオーナー氏(87歳!)からお出迎えが・・。スーツをバリっと着こんでお客さんにサーブしているその姿に何とも今の人にはない気骨を感じます。で、店内はというと・・これがまた今でも十分通用するモダン且つ立派な造り。チークの壁面にタイルの壁飾り、蜀台風ランプに50'sテイストのパーテーション、これはインテリア祭などに興味のある御仁は閉店する前にぜひ見るべし。ただしかなり急ぐべし。この空間で美味しい食事を戴きながら過ごす時間自体がとても贅沢に感じられます。次回はアトリウムを眺めながら読書をしようかと計画中。

この冬の便利アイテム

2006-10-29 04:15:58 | お道具倶楽部
今冬の大活躍アイテム候補No.1なのがこちら。一見、骨董の片口?という風貌ですが、デンマーク・ESLAU社製の陶製ボウルです。形はちょっとRostiのボウルに似てますね。このボウル、もちろんサラダ用にミキシングボウルにと手頃な大きさで良いのですが、何と言ってもスグレ物なのはなんでもかんでもプルーフな点。オーブンOK、フリーザから電子レンジ直行OK、そして便利度maximumな直火OK。これは土鍋感覚で使えますねぇ。・・ということで、早速明日のスープを作製。最初は焦げ付きが心配なんで、基本のミネストローネで。うむうむ、ゆっくり煮込んでそのままテーブルに出すのが楽しみになってきたぞ。

茶屋の進捗状況は?~Making of フィンランドカフェ

2006-10-29 02:07:42 | Finland cafe 2006
HPが何時までたっても「準備中」なので余計なお世話ながら進捗状況が心配なフィンランドカフェ。遂にしびれを切らせてアークヒルズに偵察に行って参りました。
そもそも今年の会場"アークの2F"・・って、オーバカナルやアンデルセンを貸切るわけはないし、カラヤン広場で青空カフェはありえないだろうし・・先日八重洲に引っ越した京都館跡地以外にそんなイベントスペースあったか??と不思議に思っていたのですが、今日そのナゾが解けることに。全く何の気なしに六本木一丁目駅方向からアークヒルズに入っていくとガラス張り店舗の内側にとても大きなダンボール群。そのダンボールに書いてある文字は「artek」!なんと、日本料理BASARAが閉店し(きじ焼き弁当美味しかったのに・・残念。)、その居抜き物件を使うようだ・・。なるほど、あそこなら厨房はあるし、カフェとして機能しますね。どうやらHPで募集してたカフェスタッフの面々が設営&ミーティングをしている模様。さすがに元料亭の出店だっただけに、昨年までの中目黒の会場と違って絨毯張りの落ち着いた空間なので、今年のフィンカフェはちょっと雰囲気が変わりそうですね。
更に、BASARAの落とし物ともいえる竹張りのエクステリアがかなり和風なので、フィンランドカフェではなく、フィンランド茶屋なのでは?(看板はケヤキの板に墨で書いて欲しい)。
以上、それにしても間に合うのか一抹、いや三抹ぐらいの心配が漂う現場から、東海林のり子がお伝えしました。

くだんの"超絶湯葉"、遭遇5分前です

2006-10-26 10:01:24 | これ、行ってきましたよ
この暖簾の奥に超絶湯葉以上に未知なる品が潜んでいました。暖簾をくぐるといきなり「ゆば工場」に遭遇し、驚きの余りウメズ先生のホラー漫画のごとく私の顔には縦線入りまくり。いわゆる「ガーーーーン(ピアノ音で)!!」・・・です。天井からひからびた茶色の一反もめんみたいなシロモノがずらずら~っと下がっており、私がやや引き気味に「あれ、な、何でしょうか??」と伺うと、湯葉作りの最終段階でできる"甘湯葉"だそうな。つまりなべ底にできるおこげのようなものであり、売り物ではないけど、実は貴重かつ作り手だけのお楽しみアイテムだという話。おばちゃんがパリっと割って味見をさせてくれたところ、これは甘くて美味!キャラメライズド湯葉って感じですかね。気前良くどっさりお土産にくれたので、アドバイス通り、赤だしのお味噌汁に仕立てて頂きました。ウラ技中のウラ技を惜しげもなく教えてくれた湯葉半さんに多謝。

・・ということで、勢いついでに京の夕餉コラボwith Gustavsberg

2006-10-26 00:38:01 | アジな真似
ではでは仕入れ品も新鮮なうちに調理しようではないか、ということで早速夕飯に仕立ててみました。銀だら西京漬(これは人形町・魚久なので江戸前だが・・まぁいいか。)、水菜炊き合わせ、白味噌ベースのふろふき大根、そしてさしみ湯葉。一見和食器ですが、全部Gustavsbergなどの舶来の器に盛っております。いや、思った以上にマッチしまするもんだと納得。そして食後は湯葉半でもらった井戸水でコーヒーを。

This is the 「Thank you 」-en.

2006-10-26 00:12:45 | これ、行ってきましたよ
どうです?この風情。ここで筆を取れば、こりゃ~誰でも気分は文豪ですな。隠れた名品・抹茶ピーナツも仕入れました。隣席でデート中の京都ロコカップルの雅な会話をBGMに三丘園の離れから中庭と表玄関を臨む。我々ならば、「えー、それ、ヤなんだけど」「んなこと言ったってさー」・・なところ、彼らは「え~、いややわぁ」「そやかて云々・・」。確かにここにはぴったりである。

衝撃!味の都・京都後編

2006-10-26 00:00:53 | これ、行ってきましたよ
明けて京都二日目早朝。もったいないですね~宿のグランヴィア京都には12時間も居ずして出ることになりました。それもプレイバック修学旅行編として朝から予定が目白押しでして・・・。早速、京都ネイティブに交じってイノダコーヒ本店にて昔と変わらぬ朝ごはんをいただき、近辺をうろうろ。おや?なんだかヘルシンキのデザインミュゼオに良く似た建物を。発見。ふむふむ、「京都文化博物館」なるこちらの施設、工芸から食文化に至るまで京都の暮らしを詳細に勉強できる内容であり、修学旅行生や外国からのゲストにはうってつけの見所のよう(隣には京都DESIGNHOUSEなるショップもあって、ますますヘルシンキに酷似)。ただし、今回はあまりに朝早すぎで開いていなかったのであえなくパス。気をとりなおして、今日の修学旅行復習その1・三十三間堂に急行します。おおっ~久しぶりに見た仏像の多さはちょっと酔い止めを飲みたくなってしまうほどで・・・。もし許可が下りるなら、仏像群のどこかにぜひ顔を金色に塗ったハナ肇に紛れ込んでもらいウォーリーを探せ!ゲームをしてみたい。そんなバカバカしいことを考えていたのも束の間、気がつくと銀閣寺に居ました。昔以上に金閣寺より銀閣寺の方がいいなと思うのは年をとった証拠でしょうか。その証拠に昔は「プリン」に見えていた向月台が今ではお供物に見えます・・。さ、バスが来るまでにもう一箇所見なければなりません。哲学の道沿いにひっそり佇む「YUKI PARIS COLLECTION」を訪ねなくては。ここはデンマークの方と結婚されているユキ・パリスんさんが、北欧を含むヨーロッパの伝統芸術品を展示販売しているミュージアムで訪京の際はぜひ行きたいとかねがね思っていたところ。ARABIAのruskaやPalsusのアイテムが沢山ありました。ここで、川端二条に戻ってI井さんの待つB-GeneRATEDへ・・と思ったらやってません。なので、飛び込みで向かいのフレンチ・Rive Gaucheでお昼ごはん(これはかなりの「当たり店」。東京じゃありえない価格で気の効いたメニューを提供。この日はりんごとさつまいものポタージュ・豚バラ肉のコンフィなど。お薦めです!)ついでに祇園の料亭などでもご贔屓の加藤漬物店で仕入れ。一仕事(?)したところで、B-GeneRATEDに入店します。いたいた、I井さ~ん。中目黒出身のI井さんとローカル話やバイヤー奥義などで盛り上がり、Karin BjorqvistのDelikattessをお土産にお店を後にしました。ここまでがなんと午前中。すでに足は限界にきていますが・・まだまだ歩く。
寺町・麩屋町辺りを徘徊し、ここからは億千万億千万・・のエキゾチックジャピャンと北欧ショップを交互に周り、気分的には成田→北欧諸国を5往復くらいしてしまいました。何だか、もうどこに居るのかわからないです、ハイ。その内訳は一保堂(いり番茶を購入)→キートス(我々の履いてきたフィンランド随一というか唯一のスニーカーメーカー・カルフ話で盛り上がる)→げてものや山都(む、これは耳の痛い店名。なんと300円で本物の塗りの茶托を発見)→アンジェ(ここはさらっと流す)→俵屋ギャラリー(宿で使用のパンかご購入:写真参照)・・とまぁ延々つづくのだが、ここで衝撃はやってきた。全く無知識でふら~~っと入ったなにやら店じまい寸前のお店。なになに、暖簾には「湯葉半」・・今半なら知ってるが湯葉半とはこれいかに?奥から出てきたおばちゃんが小上がりで湯葉を試食させてくれました・・「!!!」な、なんでしょうか、この濃厚さは!実は私、年を取ったらゆば捨て山に置き去りにして欲しいほど湯葉好きなんですが、これはタダものではないと今頃悟りました・・。おばちゃんの解説によれば、「湯葉半」さんはロイヤル御用達であり、川端康成の小説「古都」にも登場する創業300年あまりの伝説の店だそうで・・これは顔を洗って一昨日出直せねば。何はともあれ、この超絶(絶品どころではない)湯葉を入手し、自分の無知はとうに忘れてほくほくしながら店を出る。そろそろ、旅も終盤。錦市場を再び歩いて、「『井上』の栗ご飯とおかず一式を帰りの新幹線で食べるぞ」計画に向けて仕入れる。その他、山利の白みそなどご当地アイテムも忘れずに。あ~~さすがに疲れましたねぇ。では、最後の最後まで京のかほりを満喫するため、駄目押しで烏丸・綾小路の「三丘園」に行きましょうか。はぁ・・煎茶と抹茶ワラビ餅で大満足・・なのだが、何よりも店内の雰囲気だけで入場料を払ってしまいたくなる素晴らしい空間。離れで疲れを癒し、早くも京都ツアー第二弾を目論む私であった・・。ん?ここでもはや記憶のどん底に沈んでいた重要事項が脳裏に浮上。あ”っ、myペアレンツ所望の田中長のしょうが味醂漬を買わなくては帰れない!新幹線の時間も迫り、最後のミッションに向けて、猛烈ダッシュin 綾小路。ふ~~っ、間に合った・・・。