フード、コーでねぇと4~北欧女、まだまだ旅立つ

料理等の「こうでないとイヤ」を囁き中。まぁ、作ったり、眺めてニヤニヤしたりしている記録帳です。北欧業界の?な事項も発信。

なにぃ~~~!?捨てる?・・とある宝島にて

2008-06-29 00:59:18 | これ、行ってきましたよ
相も変わらず激務です。が!暑い時にはより熱い物を食し、意地悪をされたら意地悪2倍返しで撃退したり・・とまぁ、常に「毒をもって毒を制する戦法」が身上の私としてはこれは更に忙しくするしかありません。なので、ヒマもないのに鎌倉に食材仕入れに来ております。さて、例によってレンバイ(農協連即売所)で無事に今週の野菜をがっつり購入し、あとはお茶でも飲んで帰ろうかという段、む?何やら昭和臭が息苦しいほど充満する商店街に足を踏み入れてしまいました。「!!!」・・そして突然目を疑う光景が!どうしてここにNanny Stillのガラスボウルが??そうです。どこからどうみても黄色のGrapponiaシリーズのボウル(リーヒマキ製ですな)が1つと言わず4つも!店主氏曰く、「いやウチはフリマとかの際にさ~、沢山ある中にたま~にこういうのが混じってことがあるだけでね、何だかわからず出しちゃう人もいるんじゃないの~?」、だそうな。一体誰よ、それ?何だか知らずに出しちゃう人って??何なら直接連絡して欲しいものです。・・いやはや驚きました。と、一息つこうと思った矢先、更に目玉を床に落としそうになる物をその奥に発見。LindbergのTahiti(Gustavsberg)が2客、しかもほぼミントコンディションでショーケース内で不敵な笑みを浮かべていらっしゃいます。南の島にはあんまり興味の湧かない私でも思わず敬語になってしまいました。それもそのはず、現在東京市場では下宿部屋が借りられそうなほどの仰天プライスになってる貴重アイテムですからねぇ。早速、必殺・マイ現地価格リストと照合してみると、こりゃ確実に原価割れプライス・・・お店の片隅で(しかも絶対に無さそうな場所に・・)しれっっと並んでるんですから、うーん、駅前も侮れん。無論、だんな氏の反論オブジェクションも受付け無用で、秒速購入決定ですよ。何しろ、足代すなわち電車サーチャージを入れてもまだ現地で買うよりはるかに安い・・・。そして帰りの電車で妙に大事そうに袋を抱えて持っているが故、サミットで警戒強化中の警察官に怪しまれやしないかと無駄な不安にさいなまれるのであった・・・。

巡り巡って再び新ショウガの季節

2008-06-17 01:36:32 | アジな真似
今年もジメっとした季節とともにスカっとした味わいの新ショウガが絶妙なタイミングで出回ってきました。本日は、もう一品足りないんだけど・・あるいは突然お客さん(しかも呑み助だよ・・)が来て困るんだけど・・といった場合にも良し、なワカメと新ショウガの和え物でも。一見、どこからどう見ても地味~な感じですが、なかなかヒネリのある味わいかと。合え衣は白味噌・白練り胡麻・醤油・酢・味醂・キビ砂糖で、仕上げに炒り胡麻をパラパラ・・です。ところで、北欧食器と合わせてよく使う器は少々頭を使いますが、額賀章夫氏(本日使用)や伊藤環氏の品々は合わせ甲斐もあり、マイ頻度は常にワンツーフィニッシュ状態です。また京都・草星さんのアイテムはどれも特にARABIA製品と好相性なので自動的に選んでしまうこともしばしば。「行くのが危険なお店 in 国内ランキング」上位に位置する名店ですな。京都に行ったら、B-Generatedさん、Maisemaさんあたりを回って草星さんに寄るとまた楽しみ倍増・・・で、ついでにクレジットカードの請求を見るスリルも倍増です。

店員震撼!度肝を抜くクレーム@CDショップ~ある日のTeddy rok7

2008-06-16 18:34:24 | The five corners quintet関連
今日はフィンランドが誇るバンド「五叉路の5人」のドラマー氏夫妻と再々会し、「最近どうなのよ?」とか「隣の住人がちょっと困った人でねぇ」とか、ヘルシンキの街並を眺めつつ久々の爆裂スモールトークを楽しんでおります。お昼も食べてややまったり散歩モード・・・ここでTeppoが普段と変わらぬトーンでとある発言を。CDショップのウィンドーを凝視しながら、ぶつぶつ呟いています。「んがッ(・・とのけぞりつつ)、いくら何でもこれは安すぎだろ~ぶつぶつ、ふつふつ、そしてまたぶつぶつ・・(in フィン語)」え~何がさ?と2コ×3人=計6個の眼球に映し出されたそのCDとは・・なんと自分のCD!!マンガで云うと只今全員の背景は白黒反転し、大きな石化した「ガーーーン!」の文字が入っているはず・・・・・んー、人生割と長いことやってますが、今日ほど"言葉の見つからない状況"というのは過去になかった気がする・・。で、残り3名がそれぞれに微妙な表情を浮かべている間に温厚な彼が取った行動はと云いますと、ずんずんと店内に入っていき、しばらくして戻ってきました。一堂、唾をゴクリ&唱和のうえ質問。All「何て言ったの?」鉄砲氏「安い!!」・・・明日からきっと値上がりしてるに違いない。何しろ本人直訴だからね・・・。

さて、そのFinnish Jazz sceneでピカーーーっと光を放ち続けているTeppoのプロジェクト及びバンドの活動状況ですが、The Stance Brothersが昨年秋にフルアルバム、The Five Corners QuintetがEP盤を出したところです。5月上旬にはヘルシンキで開店したLevykauppa AX(レコード屋AX?)にてインストアライブもしたんだとか。既存のStupido recordやだんな氏密かにお気に入りの"ヒゲ親父のお店"ことdigeliusとどう違うのかチェックしなくては。むー、それにしても早くTOKYO ライブやらないかなぁ。スナガT氏、早く呼んでください(その際は奥さんの旅費もバジェットに入れてください)。

チョコレート屋の甘くない商品

2008-06-15 20:18:38 | これ、行ってきましたよ
散歩ついでにChokolad Fabrikenに寄り道。相変わらずゆる~い空気が店内を支配していて、確かにストックホルムはセーデルマルムの本店の雰囲気を伝えていますな(現地では3店舗目がもうじきできるんだとか)。今日は何食べようかなぁ...お、だんな氏、あなた、ローズヒップチョコレートとは洒落た趣向ですね。外側のビターチョコをバリっと噛むと中からローズヒップのゼリーが顔を出すというなかなか凝った作りの一品。じゃ、私はカールステンセン・テハンデル社(from Denmark)のブランチティーと。。。。。。うーむ、どの粒も甲乙着け難くて決められん。よって、前回そのコンビーネーションに感動したマンゴーココナッツを再注文。くくく、芸がないとだんな氏から非難されつつも、やっぱり美味しいんですよ、これ。秋には板チョコやベリー類のチョコなどスウェーデンらしいアイテムも到着するそうな。さて、お会計の際、ふと陳列棚に目をやるとお店オリジナルグッズ(チョコレート1粒盛ると絵になる超ミニボウルや有田焼のカップなど)の隣には、一冊の本が!絵本?・・ですね。へぇ~このお店のできるまでやチョコレートを使ったレシピが載ってたり(・・・と想像。まだ辞書なしでは読めないんで・・)、ページナンバーがおたまやお菓子になってたりと実用とインテリア性を兼ねてますな。むろんオールスウェーデン語ですが、半分はイラストなので頑張れば読めそうかなぁ。よーーし、丁度スウェ語の先生から今後授業に使いたい本を探してくるようにとのお達しがあったので、これに決定!甘くはない相手ですが、頑張るべし。

ベリーmuchな倉庫を拝見

2008-06-12 13:19:05 | 北欧女の足跡season3
只今、ヘルシンキ郊外のTuomoの家の倉庫に潜入中。半地下のサウナルームの隣を覗くとかなり大きな貯蔵室が出現です。む?いきなり私が冷凍保存されそうなほどの巨大冷凍庫がありますな。Tuomoパパは、ハイジのおじいさんが10年くらい若返り、○大ハムのCMのようにたき火でハムの塊をパチパチ焼きそうな(いや、もうだれも知らないか...)方なんですが、これがまた見た目通り、釣り名人だとか。で、春から秋に目前の湖で釣りまくったパーチ類をここで冷凍しておくんだそうな。なるほど、これがさきほど食卓に上った薫製か!それにしても武器になるほど固くなった魚類がぎっしり...悪い事をして、お父さんにこんなんでお仕置きされたらたまりませんな。続いて、Tuomoママのテリトリーへ。おおっ、こちらはジャム庫ですね。ママがフィン語で「なんとかベリー、かんとかベリー、これこれベリー...それでもってこっちがほにゃららべりーね!」と説明してくれてますが、リンゴンと野イチゴしかわからんぞ。おや?この黄色いのはもしやクラウドベリージャム?バンド名としか認識してなかったこのジャム、初めて見た!うーん、黄色いスジコみたいだなぁ。そのリアルなツブツブ感ゆえ、魚卵恐怖症の人にはおすすめしません。その他、多種のキノコやリキュールとちょっとした食料品店顔負けの品揃えでびっくり。いや~、よくいろいろな雑誌やblogにて北欧の家庭にはごく普通にこういう貯蔵庫があるのを見るけど、これが「普通」って結構凄いっす。昔、我が家も台所の縁の下を開けると、いろいろ保存食が鎮座してましたが、そこにあったのは梅干しとぬか漬けのかめ5.6個に怪しいにんにくの自家製丸薬.....なんとも「臭う」系ばかりでお洒落度low ですな。