フード、コーでねぇと4~北欧女、まだまだ旅立つ

料理等の「こうでないとイヤ」を囁き中。まぁ、作ったり、眺めてニヤニヤしたりしている記録帳です。北欧業界の?な事項も発信。

寒い日はグラタンでねぇと

2008-12-01 01:32:52 | アジな真似
最近、ブログタイトルに恥ずべき生活を送っております。ズバリ、「あんまり作ってない」・・・いやー、すみません(主にだんな氏に対する謝罪)。年末恒例の"仕事が忙しいんで"症候群からようやく脱出したので、ちょっとは手の込んだモノを今夜は準備中。アンディーブのグラタン、です。ブイヨンでじっくり煮込んだ後、ベシャメルソースを加えて更に煮込むこと30分。アンディーブがくったりしたら、チーズを少しだけふってオーブンで軽く焼く・・と、どうですか!香ばしくもホロ苦いグラタンが完成。火傷しそうなうちに、ARABIA/Tapestryに取り分けてどうぞ。さて、だんな氏の口から出るだろうか?「こーでねぇと!」

ツマミ過ぎ注意!

2008-10-06 12:02:50 | アジな真似
秋の晩も長くなってくると家でゆっくり飲みたいねぇ・・・とか言い出すヒトがいます(私はお茶ですが)。すると、当然おツマミ系がが必要になってくるわけです。呑み助だったじいさんの影響で、小学生のくせに珍味研究に余念のなかった私としてはやる気が出るってもんです。今日はお刺身用帆立を洋風で。まず先にソースを用意、と。アンチョビ・ケイパー・オリーブ・ドライトマト・古漬けのコルニッション・塩こしょうを細かく刻んで塩・こしょう・オリーブオイルで和えておきます。両面に小麦粉を軽くふった帆立をごく短時間でソテーしたら、ソースとレモン汁、イタリアンパセリをかけて、はいっ、完成。なんだかんだ言って多用しているデンマークAlminia窯のプレートに盛りますか(蚤の市などでも意外にこういう料理が映える「白」アイテムは無かったり)。ところでそこの飲んでるお客さん、あなたにもツマめるところがありそうですが(やや下方を凝視中)。。。くれぐれも食べすぎ注意!

Vardagにお疲れの時にもVardagで

2008-07-25 17:26:33 | アジな真似
今月は記事なしか?・・かつて締め切り恐怖症に蝕まれていた私としては、これは、blog開設以来のかなりの由々しき事態。で、最近ようやく一段落したので調理記事などをひとつ。文字通り、「微妙な年齢=妙齢(意味が違いますね・・もちろん微妙どころか明らかに年寄りである。)」のだんな氏&筆者。山あり谷ありの日常、ことにくゎーーーーっと暑い夏ともなれば、日なたのナメクジ状態です。そんな時はこれ!黄ニラと豚肉のお浸しです。まず、豚肉下味用として、摩り下ろし玉ねぎ・酢・砂糖・出汁・胡麻油を混ぜておきます。続いて、黄ニラ・しゃぶしゃぶ用豚肉を湯がいて適度に刻み、豚肉は先に作っておいた下味ソースで和えておきます。ついでにスプラウト類などもあれば尚良し、ですな。全体用のドレッシングは、煎り酒・酢・塩で。後は、食直前に全部を和えるだけ。今日はその名も「日常」のRorstrand/Vardagに盛ってみました。ポイントは、んー、あるようでないのですが、強いて言えば、「豚肉の出費はケチらない」ですかね。豚の味が後味を決めるので。裏ごしした梅を加えるとよりポン酒のお供に良さそうです。では、鉢ごと冷たくして素麺などと一緒にどうぞ。

巡り巡って再び新ショウガの季節

2008-06-17 01:36:32 | アジな真似
今年もジメっとした季節とともにスカっとした味わいの新ショウガが絶妙なタイミングで出回ってきました。本日は、もう一品足りないんだけど・・あるいは突然お客さん(しかも呑み助だよ・・)が来て困るんだけど・・といった場合にも良し、なワカメと新ショウガの和え物でも。一見、どこからどう見ても地味~な感じですが、なかなかヒネリのある味わいかと。合え衣は白味噌・白練り胡麻・醤油・酢・味醂・キビ砂糖で、仕上げに炒り胡麻をパラパラ・・です。ところで、北欧食器と合わせてよく使う器は少々頭を使いますが、額賀章夫氏(本日使用)や伊藤環氏の品々は合わせ甲斐もあり、マイ頻度は常にワンツーフィニッシュ状態です。また京都・草星さんのアイテムはどれも特にARABIA製品と好相性なので自動的に選んでしまうこともしばしば。「行くのが危険なお店 in 国内ランキング」上位に位置する名店ですな。京都に行ったら、B-Generatedさん、Maisemaさんあたりを回って草星さんに寄るとまた楽しみ倍増・・・で、ついでにクレジットカードの請求を見るスリルも倍増です。

魚に弱いので、修行します。

2008-05-19 15:49:20 | アジな真似
そろそろ魚料理のネタが尽きてきたので、ここらで新メニューを開発しようかと。この日は丁度、私の結婚指輪よりもはるかにピカピカしているイワシ(指輪がくもりすぎか?)を発見したのでこれでいきますか!にんにく、鷹の爪、ディル、オリーブオイルで半日マリネしたら、8分通りオーブン焼きにします。焼いている間にソースをつけ合わせを準備。ちと手間はかかりますが、安易にトマト・・は止めて赤ピーマンをチョイス。全面黒焼きにした赤ピーマンの皮を剥いて、チキンブロス・塩コショウ・レモン汁と共にフードプロセッサー(またはすり鉢)でペースト状に。付け合せはシンプルにズッキーニのソテーで。さて、イワシに大分火が入りました。一旦オーブンから取り出して、摩り下ろしチーズ(本日はアジアーゴ)をしっかり振り、焦げ目がつくまで2,3分仕上げ焼き。む、外野より何か声がします。「ワインが飲みたくな・・・」、いや、空耳だな、聞こえないっす。すみませんねお客さん、今日は酒なしビストロ営業ですから。ささ、オーブンを開けてみますか。おおっ、カリカリのチーズとディルの香りがミックスされて、まずはなかなか。甘めの焼きピーマンソースとも相性良さそうですな。スターターには、アボカドのスープ(お好みでサルサを加えて)を一緒にどうぞ。あ”~、ここで結構重大なミスが発覚。トッピングに使うはずのディルの素揚げ・・・揚げてなかった!・・というわけで、今イチ頭頂部の寂しい(私は違いますよ、念のため)見栄えで失礼します。

SAS機内食・・・はいつのことか。

2008-03-05 21:40:08 | アジな真似
なかなか次回SASで食事を頂くチャンスが見えてこないので、本日はトラベル晩ご飯@マイハウス、の巻。「ご搭乗の(そこの)1名様に告ぐ。当機は食後の片付けサービスはついておりませんのでご了承願います。」。で、偽・機内食のメニューは、前菜はいわしのコンフィー・ブロッコリーピュレ添え、ドライカレー、はまぐりのハーブスープでございます。前菜はタルタル風に仕上げておりますので、いわし・ブロッコリー・トマトソースを良く混ぜてお召し上がり下さい。なお、お客様の発言によりましては、アテンダントの気分に乱気流が発生し、食後のコーヒーまで出ませんので、ご注意下さい・・・とまぁ、なんとも乗客の気の休まらない機内食タイムなのであった。

長いものには・・巻かれず巻き返せ!~たこのラグー

2008-02-03 18:42:31 | アジな真似
過日、フィンランド人の友人達に「どうしても食べたくないもの第一位」として挙げられてしまったタコ。やっぱりあのくねくねっとした生体時の外観や、絡めとられそうなイボつき足がイヤなんですかね。ふーん、美味しいのに勿体無いなぁ・・と思いつつ、そのうち黙って食べさせてみようと思っているのがこちら、タコのラグーです。彼らの好物のサルミアッキ粒よりも小さく刻んでいる故、具材は何がなんだかわからんうちに口にいれさせてしまえ!作戦です。作り方も至極簡単。刺身用タコ、人参&マッシュルーム、たまねぎ、トマトをそれぞれフードプロセッサーで細かめのみじん切りにしておきます。オリーブオイルを引いたフライパンでこれまたみじん切りのニンニクと鷹の爪を温め、玉ねぎ→人参&マッシュルーム→タコの順で投入。はっ、重要なものを忘れていました。ここで隠し味の登場。タコだけではちょっとダシが単調なので「いかの塩辛」を5切れ程度(コレも事前にフードカッターでみじんにします)プラスします。具材に火が通ったところで、白ワインでフランベしてからトマトを加え、パスタのゆで汁で濃度調整をし、塩コショウで仕上げれば出来上がり。あれば、オレガノなどトマトベースに合うハーブをあしらえばなお良し。くくく、近々黙って彼らに食べさせ、完食したら材料を発表してみよう・・・。

今日は漁夫の利作戦で

2008-01-20 19:18:51 | アジな真似
今日は仕入れ日で築地にいます。よく覗くサイトウ水産の前を通ると今日もまた人だかりが。群衆の中心では、いつものお兄さん「気前の良いリリーフランキー(もちろん勝手に呼んでいる)」が、外国人観光客になにやら奨めています。「ノーノー、イッツ・・・タイ!」・・って、全く通じていません。"タイ"は訳してないし。交渉タイムは延々続くこと15分、その間、魚でもないのに店の周りを回遊してしまいました。そしてついに観光客は何の魚かわからなかったのか、諦めて去っていった・・その瞬間、ずずいっと割り込み、現品入手。さて、肝心の品はなんだったかというと、あこう鯛。おおっ、冬場に美味のめぬけですね。「アラスカめぬけじゃなくて本物だよ」というオヤジさんの太鼓判もあって益々楽しみだなぁ。今日一緒に仕入れたふきのとうを胡桃和えにして、桜海老&豆ご飯と共にいただきます!

新春お茶漬けコース

2008-01-07 15:51:55 | アジな真似
今日からバリバリ仕事...の気力とは反して、我が内蔵諸君は全くやる気なし。そんな場合は、地味ながら気持ち的に贅沢なお茶漬けセットにしようと思います。丁度、昨日目黒通りを徘徊中にとあるオツな家具屋、すなわち「オツファニチャー」にて渋く煤けた角ざるを発見したので、昭和小皿コレクション(集めたというより溜まっただけ)と北欧日用コレクション(これもまぁ溜まっただけ)を適宜組み合わせてみました。何しろ鮭(時シラズ)茶漬けがメインなので、おかずはこの上なく地味に。食べ盛りの中学生などが見たらローテンションになること請け合い。栗と京人参の黒砂糖煮、カブと豚肉の柚醤油焼きに、ちぢみほうれん草の胡麻木の芽佃煮和え..といった調子ですから。そうだ、今日は調味料として使った「木の芽佃煮」、長きにわたり母の好物で、曰く付きの品です。遥か昔、京都に修学旅行に行った際、「京都に行くなら買って来て」指令を受けていたのですが、夜の自由時間にこっそり抜け出して鞍馬まで買いに行ったりしたもんだから、騒ぎになってしまったという...。同学年でもトンでる(注:当時用語)方達、いわゆる「ウチらイケてる」一部の女子達(別名暴れん坊女子群)は当然のごとく、京のダンシングプレイスへ夜な夜な出かけていくわけですが、先生達も大方察しがつくので「よろしゅうおすえ」といった感じで大して慌てていません。一方、限りなく「○○とゆかいな仲間達」に例えれば間違いなく「ゆかいな仲間達」に、または「前川清とクールファイヴ」だったら絶対「クールファイブ」の方に属する私のような生徒が居なくなったもんだから、一時大変な騒ぎとなりました。友達も含めて皆がさんざん探し疲れた頃、ひょっこり帰ってきた私は当然詰問されましたが....「一体どこへ行ってたんですかっっ?」の問いに対し、「鞍馬に木の芽煮を買いに行ってました」という私のあまりにシュールな回答に先生方は脱力したらしく、なぜかあまり怒られなかった、というプ勇伝(武勇伝どころか、「ぷぷぷ」と笑われる伝)があります。
さて、話はすっかり脱線してしまいましたが、今年もこんな調子であちらにふらり、こちらにふらりと北風小僧の三太郎のごとく気ままにやって行きますので、宜しくお願いするでござんす。

God nytt arで、Onnelista uuta vuotta。

2008-01-04 03:25:25 | アジな真似
明けましておめでとうございます。

我が家には新しい歳。。いや年とともに海をも越えてやってきたものがひとつある・・それは、ワッフルベーカー。実はストックホルムはGamla Stanの常宿・Hotel Sven Vintapaareの朝食に毎日出てくるワッフルがめちゃくちゃ美味しくて、これ家に帰っても食べたいなぁ~と常々思っていたのでした。どうもスウェーデンにはワッフルの日なるものがあるらしく、各家庭にはワッフル焼き器がある模様。これはナニワ人の証明「一家に一台たこ焼き器」に匹敵する汎用アイテムなんでしょうか?よくよく考えてみると、「ああっ、朝食用のパンがないっ!」って時にもワッフルベーカーがあれば、パン買い忘れたなどという凡ミスも小洒落たフリして誤魔化せるとは素晴らしいアイテムですね。ということで、現地とほぼ同型の5枚クローバー型にこだわってなんとか発見(1枚づつ見るとハート・・私の所有物の中ではオトメ度最高レベルの品。ワッフルを焼いているだけなのに気恥ずかしいのは一体なぜなのか?)。新年に合わせたかのごとく無事にやってきましたので、早速初焼きしてみます。再現度UPのため、ホテルに直撃問い合わせの上聞き出した生地を流して待つこと5分・・・ほほぅ、見かけはかなり"あの朝"に近い感じ!ジャム2種類と共に試食・・美味いっ、と叫びたいところですが、ハート型に敬意を表し訂正。「おいしいわー。」次回は友人カリンのママにもらったリンゴンベリージャムと共に食して、バーチャルストックホルムの朝を楽しむとします。いや・・だんな氏からあんこを挟んでどらッフルにして欲しいなんてリクエストが出そうだなぁ。

ところで、新年の挨拶といえば、我が国では31日の深夜に渋谷なんぞにいると「あけおめ~」を耳にタコができるほど聞きますね。もしかしてセルゲル広場では「ゴネオ~」、元老院広場では「オネウブ~」?