フード、コーでねぇと4~北欧女、まだまだ旅立つ

料理等の「こうでないとイヤ」を囁き中。まぁ、作ったり、眺めてニヤニヤしたりしている記録帳です。北欧業界の?な事項も発信。

Day2 やっぱり買うのか・・・だんな氏の呟き。

2008-11-26 14:57:25 | 北欧女の足跡season4
只今、Tommi、だんな氏、私の3名はLotta Svard記念館のカフェにて休憩中。Lotta Svardとは、フィンランド軍が旧ソ連と戦った冬戦争の際、ボランティアで後方支援を行っていた婦人部隊のことなんだそう。"ボランティアで"ってところが、「男ばっかりじゃないわよ、私たちも頑張るわよ~」というフィン人女性の強さを感じますな。庭には銅像のLottaさんがいますが、実在の人物ではなくルーネベリの詩に出てくる架空の人物なんだって。そして隊章は青逆卍の90度回転??(説明が難しい。。)なかなか素敵なデザインです。このデザインから察するに恐らく隊訓は「清く、正しく、いかめしく」だと思います。・・・と、適当な事を言ってるうちにTommiとだんな氏がコーヒーとプッラを携えて席に戻ってきました。プッラがとても美味しそうなのは言うまでもないが、思いの他、青いLotta十字のついたこのC&Sとプレート、いいですね・・・あ”~~よりによって私の目前の壁に、数セットがラッピングされて飾ってあります。飾ってあるっていうことは!・・・売ってますねぇ。ハイ、決定。購入します。ARABIA製だし、レアものに違いない・・・・。そして、後日、ヘルシンキのDesign Museoで開催中のARABIA135周年記念展で展示されていたという事実を私はまだ知らないのであった・・・。

Day2 オレの名は、昼斗念、じゃなくて。。。ティネルです

2008-11-26 11:25:33 | 北欧女の足跡season4
さてヘルシンキの中で唯一(?)スクランブル交差点並みに込んでいるヴァルテリを後にしたら、郊外電車に飛び乗ること30分、Keravaに到着。ここである人と会う約束が。む?あの銀の車はTommi!!「こんなレアな場所までようこそ!」おおっ、Tommi、相変わらず何も褒めてないのに恥ずかしそうです。ついこの前まで東京の大学で材料工学を勉強していたTommiは日本語もNativeレベル。Dーブ・スペクターよりよっぽど上手です。しめしめ、今日は休肝日ならぬ休脳日だな。そして、彼のおばあちゃんは、ナニー・スティル、サーラ・ホペアと並ぶフィンランドガラスの巨匠・ヘレナ・ティネル。・・・ってことは、おじいちゃんは照明の巨匠・パーボ・ティネル!東京にいた頃、「おばあちゃんの展覧会があるからさ~」「???」というふとした会話から判明した"凄い事実"でした。そのおばあちゃんに会うという話もあったけど、今回は予定が会わなかったのでそれはまた次回に。で、今日はTuusula湖近辺にあるアーチスト縁の場所に連れていってくれるそうな。画家のペッカ・ハロネンのアトリエ→シベリスが53年に亘って住んだアイノラハウス→Lotta Svard記念館など、Tommiのお陰で私にしては珍しくアカデミックな時間がすごせましたな。それにしてもハロネンの家があるHaloseniemi(ハロネンさん岬)からの景色は絶景。紅葉の中、きらめく湖畔に独り静かに佇むTommi...と、湖畔の浮き橋から落ちそうになり、額に青筋立てて仁王立ちの私。絵画的な景色のなかでさえ、漫画的な私って・・・・いかんな。

この時期、ラシい一品といえば・・

2008-11-20 02:40:05 | 北欧女の足跡season4
帰国したら急に東京はクリスマスモードに入ってしまい、しばらくマイ気分は追いついていませんでした。よーーし、リースも発掘したことだし、一気に世間並みに12月突入体勢を調えよう!・・という時、役に立ちそうなのがこれ。Raumaのアンティークショップにて発見。レジに立つ店主のおばちゃんのはるか後方にある棚・・・最初は気にも留めていませんでしたが、む?何かあそこにある・・・ず、ずいっと私の瞳孔ズームが寄ってみたところ(普段はド近眼なのにこういう時だけは視力両目合わせて8.0くらいじゃないかというほど遠くまで良く見えます)、おおっ!Nuutajarviのオーナメントらしき小物が!何なに・・箱書きには「Lasikoriste」、ガラスオーナメントですね。これはクリスマス直前にあまりにドンピシャなアイテム。即、購入します。どうやら松ぼっくり、ハート、ツリー、サンタクロース、天使、雪の結晶、雲(?)、ベル、小鳥、スター、りんご・・と11種の定番に加えて毎年お楽しみの年代わりモノが1種あるようです。発見したのは、りんご×2、スター、雪の結晶の計4個。ベースの形が均一でなく、1つずつ違うところも何ともコレクター魂に火を点けるニクいポイント。しかし、これは危険・・コレクションし始めてしまいそうですなぁ。

マイみやげは目玉商品

2008-11-19 12:44:54 | 北欧女の足跡season4
何度かフィンランドに行くと意外にネタに困る自分土産....そんな中でこれはイチ押し!なのが、”眼鏡”です。実は毎回こっそり買っているのが眼鏡なんです。私の観察したところ、フィン人は眼鏡使用率が凄く高く、しかもかなりシャレたデザインのものをご愛用の模様。この度敢行した友人一同への「その眼鏡、どこで調達しましたか?」調査の結果、断トツ第1位「Aleksanterinkatu(アレクサンテリン通り)」。ふーん、なるほど、その辺りはいわゆる”表参道”ですから、みんなやっぱりイケてる眼鏡はイケてる店で買う、というのが結論でしょうか。でも、ヘルシンキの街をキョロキョロしながら歩いていると、全ショップの中で眼鏡屋率が高いような気がする...それだけチェーン店も多いってことですね。よく見るのはSILMASEMA...「目どころ」とはこれまた何とも明快な店名ですな。NISSENも大きなチェーンですねぇ。場所によっては(Iso roobertinkatuなど)朝9時から開店してるし、大体”二つでいくら(すなわち半額)”のようなお買い得セットが用意されているので、これをお土産にすれば、目玉のための目玉商品、なワケです。今回、私はKruununhakaの「Kruunu Opti」で買いましたが、純フィンブランドをご所望の向きには、Yjronkatuにある「Salmi(む?何とも甘くて塩からい感じのブランド名)」がお薦め。どこからどう見てもスタイリッシュなデザインと...え~、大変申し上げにくいのですが、どこからどう攻略してもディスカウントしてくれなさそうなハイエンドな空気が流れているお店です(あまり「旅行者なんだから許してよ」スタイルの服装で入店すると確実に嫌がられます)。いや、何か達成した暁にはご褒美アイテムとしていつか買うぞ!

Day2 悪い百聞は一見に如かず!意外や意外の・・

2008-11-18 00:42:25 | 北欧女の足跡season4
おはようございます。昨日、ヘルシンキに着くなりKamppiのK-Martにて野菜やその他諸々生活必需品を山と購入し、体勢を整え、本日二日目と相成りました。今日は土曜日・・・ということは、蚤の市デーですな。まずはおなじみヴァルテリにて、軽くお宝アンテナの調整でもしてみます。このヴァルテリ、最近とんと良い話を耳にしません。出店してるのは移民ばかり、とか、ガラクタ120%でもはやヴィンテージは見つからない、とか。しかし、ホントのところはどうなのよ?という実地検分のためにも行かなくては。ついひと月前に開業したトラムの新線・9番線に乗ること10分、昨年は9時着で完全出遅れの不完全燃焼でしたが、今年は違いますよ。なんとまだ8時前!・・あ、あら?既に会場は満員・・・一体何時に来ればいいのか?次回来ることになったらさらに1時間前倒ししなくては(というわけで毎年ヴァルテリ専用サマータイムが進行中)。さて、朝ごはん飛ばしてまで来たのに噂に違わず何にも無かったらどうしよう、との不安を抱えて入場します。確かに・・会場全景を見たところ、ガラクタ率99%の模様・・これはもはや砂金取りか??
いや・・・各ブースに目を凝らして見るとあるじゃ~ないですか!これ、どこをどう見てもapilaのケーキプレートですな。そのとなりの店はSaara Hopea大会のようでガラスアイテム大充実。そのまたとなりにはツンドラシリーズのガラスボウルが何と4客2ユーロで出てますがな。砂金取りどころかこれはまさしくゴールドラッシュ!あの黒い噂「ヴァルテリは終わった・・」なんて話はデマだったのでは??・・とここで、エンジンの回転数が上がって来たのでだんな氏という名の補助エンジンは早速呆れて離れて行きました(む?補助エンジンは自発的にカメラ屋の方角に向かってすっ飛んでいく模様・・・)。では本体は安心して自力走行および暴走モード入ります(我々の買物タイムはいつもスペースシャトル式)。ここ、ヴァルテリは、もちろんプロディーラーも多く、玉石混交のため、何と云っても"店の選定"が命ですね。できるだけ「いかにも家でいらなくなったものをもってきました」風のラインナップで「主婦っぽいおばちゃん達が商売そっちのけで談笑している」店を探しています。で、たまにはプロのお店にもよって第1次値下げ大戦に挑みます。プロのお店は5周くらい回って強気度を確かめないと危険ですな。第3次大戦頃になり、持久戦の様相を呈してくるとプロであっても多少折れる気配も出てくるので、ここはひとつおしんを輩出した我々大和民族はジャパニーズこれでもか忍耐力を発揮すべし。おや?アジア系のお店番の人を発見。しかも何か見た事のあるお顔・・・陳列商品には「白い恋人」の空き缶・・って、日本人ですね。あっ、この方々、以前5月にヒエタラハティの蚤の市でも出店してた!たぶんヘルシンキ在住の皆さんでしょうか?他の日本人観光客の方々も何となく集まってきてにわか日本人会になりそうなので早々に退散。あんまりゆっくりしていると去年みたいにアンティークショップ・Wanhakaareのオヤジに「よっ!今年も来たのかい?ウチの店にも寄ってけよ!」と見つかってしまうので、ここらで引き上げるとしますか。午後は友人Tommi君のご案内で「フィンランドらしい」景色を見にちょこっと遠出します。それにしても・・ガラスばっかりで重い・・。もう次は車で来るよ・・。

*写真はとある品を巡り、作戦名"花いちもんめ"にて交渉の模様。「払ってくやしい花いちもんめ~」「マケ~てくやしい花いちもんめ~」「この品、欲しい」「この値じゃやらん」・・で「相談しよう」「そうしよう」な感じです。最後におばちゃんから、「このARABIA/TAIKAのカップ&ソーサー(さらに+ケーキプレート!)12客、20ユーロで持って行け!」と熱烈逆交渉を受けました。もうこの際、超遅ればせ乍ら開店するか!と血迷いそうになりましたが、ちょ、ちょっとやっぱりバイヤーじゃないんでダース買いは無理っす・・・。

特製JG bagただいま到着!

2008-11-17 22:59:02 | 北欧女の足跡season4
・・といっても、マイ母校のスクールバッグではありません。ツーといえばカー、Jといえばヨハンナ、Gといえばグリクセン、そう、フィンランドが誇るテキスタイルデザイナー/ヨハンナ・グリクセン女史から航空便でバッグが届きました。というのも、実は数年前に愛用しすぎてジッパー部分が壊れてしまっていたのを今回持ち込み修理をお願いしていたもので。早速、開封・・ビリビリ(かばんじゃないですよ。封筒を破いてるんです。)、おっお手紙が。JGショップで働くTiiaからですな(ちなみにTiiaは最近人気のテキスタイルデザインチームFolksfabrikのデザイナー)。「できたわよ~、がんがん使ってね。」へい、がんがん使わさせていただきやす・・いや、恐れ多くも大事に使わさせていただきやす。何せ、旅最終日にお店を訪れた際、グリクセン女史から直々に「実は修理中に職人がさらに壊しちゃったのよー。新しいバッグを代わりに生地から作るからそれでいい?」と仰せでしたんで。それでいい?って・・へへーーーっ、よろしいですとも、と腰90度折りの"深くお詫び"体勢を偽装食品会社の社長よりも長く続けてしまったのでした。ヨハンナ女史、どうもありがとう!で、でも彼女はこうも言っていた。「次回、何か新しいバッグ買ってね(with意味アリスマイル)!」へへーーっ、買いますとも。

ドラムロールはつづく・・・

2008-11-12 01:44:55 | 北欧女の足跡season4
まだまだ本日の緊張のの一瞬、即ちオープン作業は続いておりやす。私の周りだけドラムロールが響き、何故かダンボールにスポットライトが当ってます。さーて、次は・・・おっ、これまた大物らしき影が。ここで手がスベったら大変。4キロ四方に届くほど絶叫しそう・・なので、ここは慎重に黙って作業。・・・お~、これはporvooの通称Olliの店で発見したクロッカスの深皿。顔が洗えそうなこの深皿、実はすでに現地で一回使ってます。アパートで催した「和食の会」の際、そぼろ寿司をこれに盛った・・のはいいが、10人前くらい入ってしまっていささか作りすぎ・・・。ラザニア盛っても20人前くらいできそうだし、今後の課題は「何を盛ったら少なくて済むか」か?

まずは緊張の・・・・大物発掘

2008-11-12 01:32:51 | 北欧女の足跡season4
発掘という名の開梱・・無理矢理進んでます、進んでます。危険度レッドの大物パックから行きますか。・・・・出~た~よ、一番キモを冷やしたこちらのAPILA。Turkuの「(ピーター)セテラの店」(店名由来は後日解説)にて、大発見、いや本当は"見てはいけないものを見てしまった"状態。店内の机にフツーに横たわっていましたが、念のため裏をひっくり返すと・・げげ、オリジナル!?こ、こんなに大きなオーバルが!?「apilaですけど何か?」と言いたげな堂々たる風情に負け、半ば必然的に購入。そうですね、巣鴨商店街にkiltaがあった感じですかね(え?わかりにくい?)?驚愕の「こんなところにこんなものが!」体験が多々潜んでいる現地はまだまだ奥深い・・と、見る度痛感させられる一品です。

片付け期限切迫中・・・・

2008-11-12 01:21:34 | 北欧女の足跡season4
遂に今年のフィンランドカフェの概要も発表となりました。今年のキーワードはフィンカフェも我が家も、ど・ストレートに「クリスマス」。フィンカフェの方は、12月19日~28日まで恵比寿spazioで開催されるそうな。ん?ウチも何かやるんですか?どうなのよ、だんな氏?ワタクシと致しましたは本年は"しみ地味クリスマス"で行きたいのですが。なんせ、ヘルシンキはIso Roobertinkatu(通称:イソロベ通り)のイケてるお花屋さんでベリー満載の生クリスマスリースを買ってきちゃいましたから(運搬大義であった・・・)、これは部屋も片づけて日頃のカオスぶりでも反省したいところです。ついでに現役時代は日曜礼拝どころか、寝てよう礼拝だった罪を懺悔するため、超久々に高校のクリスマス礼拝など出席・・・は止めておこう。あの頃以上に熟睡しそうである。・・・さて、クリスマスを期限としてマキで開梱作業、進めます。

ちなみに、イソロベ通りの花屋さんLiving roomは、スウェーデン人の神田マサキのようなナイスミドルがやっていて、植物のラインナップも素晴らしく、一度覗く価値あり、ですな。リースは、おじさんのスーパー職人パッキングにより、ベリー1粒も落ちずに日本上陸致しました。イケてる男は腕が立つなぁ。

先発アイテムその2

2008-11-03 02:49:45 | 北欧女の足跡season4
道中での最終購入した品。そして、すでに荷物も発送したというのに、まだ買ってしまった懺悔の品。でも、ずっと発見できなかったので良しとする。。。ヘルシンキのショップ「Kaunis Arki」のオヤジ曰く、「セットで見つかる事が多いから、なかなか1客づつとかはないぞ~。バラ売りチャンスがあれば見逃すな!(因みにKaunisにもあったが6客セット売りだったのでスルー)」。ハイ、お言葉に従いました。購入場所はヘルシンキ市内のAstia Liisa。比較的高値プライシングで有名なAlexadranの妹氏がオーナーであるので、交渉不可かと期待薄だったが、怪しいフィン語でのお願い×「もう時間切れなんです」のダブルアピールが良かったのか、なんとか16euroまで落として頂きやした。うーん、最後の切り札はやはりローカル言語か・・・宿題やらねば。

ARABIA/SotkaのC&S/plateです。デザインはGoran Back、デコレーションはRaija Uosikkinen。製作期間は1968~72年。