フード、コーでねぇと4~北欧女、まだまだ旅立つ

料理等の「こうでないとイヤ」を囁き中。まぁ、作ったり、眺めてニヤニヤしたりしている記録帳です。北欧業界の?な事項も発信。

二代目はつら・・くないらしい。マイヤイソラ展&ジャズライブ

2005-10-31 02:02:05 | これ、行ってきましたよ
今週末はFinland Cafeに入り浸りです。マリメッコのマイヤ・イソラ展+クリスティーナ・イソラのセミナーにユッカ エスコラ クィンテットのライブ。今日は第一弾として、クリスティーナ・イソラ氏のセミナーに行ってきました。何しろ、高倍率の抽選で入場権が当るかどうか不安だったけど、「応募時のメールにマリメッコへの想いを沢山書くと当る」というホントかどうかわからに情報を信じて、みっちり書いたの良かったんでしょうね、ばっちり当りました。会場直前には現場はもうかなりの人の列。フィンランドが誇るデザイナーであるマイヤ・イソラを母にもち、自身も長年デザイナーとして寄与してきた人物に生で話が聞ける機会は早々ないから、それまた納得。驚いたことに1時間で終了する予定のセミナーが、業者向け?というほどの緻密で詳細なプレゼンで、質疑応答タイムが割愛されるほど。クリスティーナのこれまでの作品歴がほぼ網羅された素晴らしいプレゼンでした。
作品群の紹介だけでなく、「なぜ今の位置にいるか」解り易く説明した彼女自身の半生記でもあった気がします。生まれた時からデザイナーになることを宿命づけられた存在であり、偉大な母との比較から逃れられない葛藤など、凡人にはあまりない苦悩を淡々を語る姿が印象的。一度、長嶋一茂と話をしてみてほしいですな。ところで、クリスティーナは今や大きなお孫さんもいるれっきとしたおばあちゃんなんだけど、背も高くスタイルも抜群に良いせいか(お腹ま・・・・ったく出てないですね)「婆」の字が全く想像できない人です。少し歳をとったアニー・レノックス(fromユーリズミックス)みたいですね。脳裏にタラリラララララ~♪とthere must be an angelが流れてきました。こんなにかっこいい60代は見たことないよ・・・・。セミナー後に快くトークにおつきあい下さり、「今はヘルシンキから60キロ離れた森のなかで暮らせるのが幸せ。フィンランド、また来てね。」とサラサラっとサインしながら言っていたのが印象的。そうか、クリスティーナが来て頂戴と言ってるんだから行かないわけにはいかないなぁ。強引にそのお言葉を間に受けて近いうちに行こうじゃありませんか。
で、翌日はお待ちかねのユッカ・エスコラ・クインテットのライブです。ヘルシンキで見ることができなかった分、期待・大・・というか最大。内容詳細はプロのご意見に任せるとして(Jump to [http://d.hatena.ne.jp/barulho/20051102])、普段はコテコテのオルガンジャズ一辺倒だったり、いわゆるレアグルーブが好みの私には新鮮な音でしたな。(「buttercup」は日本でもっと認知されてもいいのに、と思った)でも不思議な事にアッパーな曲も彼らが演奏すると蒼い炎というか、酸素が十分に行き渡った完全燃焼時のクリアの炎を感じさせ、「実際には熱いけど、見た目温度が低そう」な印象。iceyです。ドラムのTeppo氏が爆笑問題・太田の動きで叩いているのには笑いをこらえることができませんでしたが。演奏後にはメンバー諸氏とお話させていただくこともできて、大満足。ユッカにもアルバムの感想を送る旨約束して、写真を撮った・・のはいいけど、ユッカと撮ったのはだんな氏だけだった・・・本日最大のうっかりミス。

"ところで"な話①

2005-10-27 20:07:07 | author's note
今日の地下鉄車内での会話。隣にお座りの小学3,4年生くらいの男児2名は、お坊ちゃまらしく、半ズボンに金ボタンの制服でランドセルを背負ったまま座っていた。お、帽子のマークからして、菊のご紋のG習院ですな。彼等の会話がなんとなく耳に入ってきた。なにやら口喧嘩をしている模様。Aくん「なんでオレに口裏合わせなかったんだよ~」Bくん「だってさぁ、オレにだって見栄ってもんが・・・」・・・・は?キミ達は本音と建前満載のオヤジか?小学生のボキャブラリーに"口裏を合わせる"とか"見栄"っていうのがあるんですね。いや~驚愕。私が同じくらいの年齢だったころには、家によく来ていた父の友人(大酒飲みで甚だ迷惑)に向かって、「なんでおじさんはウチでいつも長居するんですか?」と内角低めの直球ストレート球を投げ、その場に居合わせた大人全員をドン引きさせてた(特に血の気が引いていたのは我が両親。当然ですな。)というのに・・・。ま、この例が良いこととは思わないが、子供は正直な方が本来あるべき姿だと思うんですけど。で、時には冷徹なまでの率直な一言で大人の目を覚まさせてくれるくらいがいいと思いながら、延々と続く彼等のこまっちゃくれた会話に聞き耳を立てていたのであった・・。そして、先に電車をおりるAくんがBくんに別れの挨拶をした。「人生楽じゃないね。また明日~」・・・恐れ入りました。

絵葉書級?

2005-10-25 03:13:27 | miscellaneous
先日、代官山の街を買物がてら歩いていたら、こんな絵葉書を発見しました。フィンランド製じゃないですよ。絵葉書になるものといえば、名勝地にアート、が定番モチーフですが・・・やはりこれらの品々もアートであるということに。そう思うとなんだかあまり料理などに気安く使えない気もするんだけど、いや、私は使うぞ。なぜならこれらは「使うアート」だからである。ただし、ヌルメスニエミのポットのハンドルだけは焦がさないようにせねば・・・。

秋の食卓weekその2

2005-10-22 23:56:37 | アジな真似
今年は秋刀魚が豊漁ですね。サンマご当地での目黒に住んでるからには、そりゃもう積極的に食しております。お刺身に始まり、塩焼き、みりん干し、つみれ・・・しかし、さすがに最近和風オンリーでちょっと飽きが・・。そこで、今日はムニエルで。塩・コショウ、ディル、オリーブ油で30分くらいマリネしたサンマに軽く小麦粉をはたいてソテーします(できればガーリックオイルで焼く)。ソースはガーリック、粒マスタード、みりん、たまり醤油で作った焦がし醤油味です。その他今日のメニューは、昆布出汁で炊いたさつまいもご飯、豚汁、そして小柱・わかめ・チコリのカルパッチョ風です。祖母は戦時中にさつまいもご飯ばかり食べて、もう食べ飽きたと言っていましたが、私には新鮮な味。うーん、でもこれはたまに食べるから美味しいのかも。

秋の食卓week開催

2005-10-22 01:01:43 | アジな真似
れんこんの旬がやってきました。秋はきのこだけでなく、冬に向けて根菜類が美味しくなる季節。そこで「いりどり」を食卓に乗せました。でも「いりどり」とは名ばかりで、炒るほど鶏は入ってません。(理由の内訳:「根菜が美味しいからが9割、「経済的問題」が1割)ところで、はりきって作った結果、町内会中に配るの?というほどの量になってしまいました。しばらくは、食べ続けなければならないんでしょうかね・・・。いりどり、いりどれば、炒りどる時、いりどれっ!・・・ふーーー、夢に出てきそうです。困ったなぁ。なにはともあれ、今週は「秋の食卓」シリーズが続く、と思います。

開くと・・

2005-10-19 03:09:59 | miscellaneous
・・で、その中味は、このようになっております。よく学食にあるスタッキンググラスじゃないですよ。(でも、Saaraのグラスが元でそのコピーとして世間一般ワールドワイドに定着したらしい)
あ~~~、あった・・。恨めしの赤いデザートカップが!

原書にチャレンジ?

2005-10-19 02:56:09 | miscellaneous
ヘルシンキの蚤の市で正に競馬で言うところの「ハナの差」で買い損ねてしまったSaara Hopeaのデザートカップ、未だ悔しくてなりません。ひとつの敗因として、0.5秒でSaaraのあの品だと認識できなかった私の勉強不足が・・。そこで!(ネガティブな意味で)いつ訪れるかわからないネクストチャンスに備えて、ツッこんで勉強しようと思います。しかも原書。と、書くといかにもフィン語はなんとかできるんすか?という響きですが、もちろんそんな訳はなし。今から同時にやるのです。む、一冊読み終えるころには定年退職か!?フィンランド人も日本に来て参議院議員やってるんだから(注:弦念丸呈氏、2001年民主党比例区で当選)、日本人の私も頑張らねば。ところで、この本、作品収載数が抜群に多くて眺めているだけでも、十分価値がありそう。いかん、いかん、私は読破するのだった。

ミネラルウォーター専用グラス

2005-10-15 16:19:08 | お道具倶楽部
Kaj Franckといえば、カルティオが断然有名ですが、先日大阪から3日間だけ東京出店されていた『d』さんにて、もうちょっとレアな品を発見。1966年のデザインで生産年が67年から72年と比較的短いため、あまり見ない一品。それがこのcheckknightシリーズ(Nuutajarvi社)です。カラーは、ブルー、パープル、クリア、ピンクの4色ですが、個人的には光の反射と色の混ざり具合がきれいなブルーが1番好きですね。ただし、内側にエンボス加工してあるので、色調の強いドリンクはちょっとやめておいた方が無難ですなぁ。ドロっとしたネクター系の飲み物は厳禁だね、こりゃ。で、ミネラルウォーター用グラスに決定!さて、ではぐいっと一杯これでお水を飲んだら、散歩ついでに『b』まで、お取り置き品を取りに行ってきます(いつも掛け買いですみません>Tさん&Kさん)。

グラス三兄弟

2005-10-13 02:27:28 | お道具倶楽部
IttalaのTimo Sarpanevaデザイン・Tsaikka glassは、我が家では三兄弟となりました。奥の長兄・次兄はヘルシンキからやってきましたが、手前のフィンランド生まれ大阪育ちの赤い末弟は本日到着。あ、私が苦し紛れに赤く塗ったんじゃないですよ。里親さんによると、そんなに古いものではなく、80年代にクリスマスバージョンとして製作されたものだそうです。グラスとはいえ、耐熱なので温かいものも大丈夫。赤い持ち手が映えるように早速ホットミルクを飲んでみますか。