フード、コーでねぇと4~北欧女、まだまだ旅立つ

料理等の「こうでないとイヤ」を囁き中。まぁ、作ったり、眺めてニヤニヤしたりしている記録帳です。北欧業界の?な事項も発信。

垂涎のプレゼン

2006-11-28 20:13:32 | Finland cafe 2006
今年のフィンカフェはアンティークアイテムないじゃーん・・ってことは、搬送中のロス多発かなぁ、とか、もうじき冬だからアイテム不足?と侮っていたら、遂に出ました!!後半戦になったとたん、展示されていました。政府観光局さん、それは作戦だったのね。しかもアラビア100周年記念のカップにBalencia、手前に控えしは幻の"Sunnnunntai(日曜日)"シリーズ。む、これは最終日フリーマーケットはプレステ発売に負けない行列か?きっと椅子取りゲームで最後の椅子を睨みながら周るがごとく、色んな人がこれらを眺めては戦略を練っているに違いない・・。さて、私はどうするか・・アークの全日空ホテルでも予約すべきか?
フィンカフェ自体もそろそろ終盤。皆勤賞をもらえそうな勢いでワークショップに参加してきましたが、今週はユッキス・ウオティラ氏(我が友人・Five Corners QuintetのTeppo Makynenの師である)ライブです。

錦秋の卓上

2006-11-28 19:58:45 | 食材で散財
「秋だなぁ・・」と夜長を楽しむ閑もなく、晩秋・・というより限りなく冬になってしまいました。今年は名刹でもみじ狩りといった風流デーを設けられるか不明なので、ダメな場合に備えて今晩は錦秋定食を用意。椀種の紅葉かまぼこをお箸でつまめば・・ん?紅葉狩りというよりは、どちらかというと作業的にはミレーの「落穂拾い」ですかね?デザートは丹波の焼栗です。残りの栗は後日、ポタージュで。

思えば遠くへ来たもんだ:再会の旅第2弾はVaxholmにて

2006-11-16 00:45:23 | 北欧女の足跡season2
今回の全日程のうち、大部分はヘルシンキに当てているため、ストックホルム滞在はわずか4日。そのわずか4日で買物&計3組に再会しようっていうんだから皇室並みにキビしく管理されたスケジュールをこなすことになっております(本当はこれら+スウェーデン初の本格ジャパニーズ温泉「和(YASURAGI)」にも行くはずだったがさすがに断念)。さて、今日は再会の旅ストックホルム編第2弾。昨年は「突撃!○ネスケの晩ご飯」ならぬ、「Salixの晩ご飯」企画で自宅訪問をさせてくれたKarinと会うことになってます。約束の時間にまたもや宿のあるGamla Stanまで来てもらっちゃいました。Karin、毎回ごめんね・・。今回はKarin企画で「Vaxholm観光」です。アーキペラゴ=群島は我々には未開拓エリアであるゆえ、うーん、とても嬉しい!現代美術館前の発着場から船で出発すると・・あああ、目前にはスカンセンのあるユールゴーデン島が・・残念ながら今年も素通りだ。これはまた来なさいってことだ、と都合の良い方に考えながらゆられること約1時間。大型船のシリアラインではここまで近寄れないであろう群島の数々をすり抜ける楽しい旅ですね。距離的には結構近いので熱海から初島ってところですか。ここでガイド・Karinは早くもお腹が空いたとのこと。丁度船着場の目の前はこの島での銀座通りを思われる賑やかエリア。それなら、ということで適当にカフェに入ってみましょう。うむうむ、なかなかカントリー調(・っといっても、アメリカンでもなくブリッティッシュでもなくやはりスカンジナビアンである)で遠足に来た気分が出る店内ですね。みんなで具の違うサンドをそれぞれオーダー・・したはいいが、綺麗に富士山盛りの大量の具にちょっと絶句。食べようと思うそばから各自小エビ・チキンの表層雪崩れを頻発し、笑えない状況なのに「笑いの絶えない」ランチタイムを過ごしました。
食後の散策は・・・とても静かな住宅街にガラスジュエリー工場やアンティークショップが点在する島内を一巡り。各お宅の庭には植えられた花と野草が入り混じって咲き乱れていて、これは「正しいスウェーデンの田舎」として雑誌に登場する世界そのもの。友人と何でもないところをどうでもいい話をしながら延々と歩く・・ロードムービーのような数時間はとても貴重かつ充実した時間でした。それとマルメやストックホルムとはまた違うスウェーデンを見られて改めて敏腕ガイドさんに感謝。そろそろ陽も傾いてきたのでGamla Stanに戻ってCafe Coppelでゆっくり腰を落ち着けて歓談タイム。お互いの近況報告からストックホルムでジャパニーズカレー店を開く在りえない計画(なぜか私がレトルトカレーを輸出する係りになっている)までカフェオレを飲みながら時間を忘れて続く・・・話はつきないけど、Karinとはここでお別れです。次回は東京で!・・ってことは、去年の約束通り極狭の我が家でスキ焼きか!?どうかKarinが忘れてますように・・色即是空、空即是色、と唱えながら宿のドアとくぐったのであった。でも今日はまだまだ寝られないんですよ。再会の旅ダブルヘッダーのため、なんとこれから着替えて再出動。怒涛の再会の旅ストックホルム編第3弾・・は次回「無知との遭遇・セーデルマルムの夜は更けて」へつづく!

予習・復習に最適~フィンカフェ・ワークショップ

2006-11-15 22:51:00 | Finland cafe 2006
さて今日はフィンカフェのワークショップに初参加。会期中数回にわたり、テーマ別に行われるミニワークショップに顔を出して来ました。miniだし、10人くらい集まって和気アイアイでやるんだろうと開催時刻ギリギリに現地入りをしたら・・これはびっくり!なんですか、この熱気!?miniじゃなくて昨日のセミナーも顔負けなほど人が集まっているじゃないですか。運良く私はスクリーン前の大テーブル席に陣取り、観光局スタッフのお話をメモ・メモ・メモ・・。国会の書記のごとく下を向きっぱなしで速記しております。肝心の内容ですが、今日のテーマは『Design districtとアンティーク』なので、ヘルシンキの美術館やデザインショップ・アンティークショップめぐりについてモデルコースをたどりながら各種ブランドとお店の紹介、果ては店主のオトし方まで。フィンランドを代表するプロダクト実物を見せながらのわかりやすいプレゼンでした。Sarpanevaの赤鍋・ご存知Nurmesniemiのポット(濃紺)が登場した時には、ビシっと速攻「それ、最終日に売りにでるんですか?」の鋭い質問が飛んだり(ちなみに出ますよ。)聞く方も力入ってます!初めてヘルシンキに行く方にも、エキスパートにも有用情報がたっぷり詰まった1時間でした。ちなみに私のメモ中で蛍光ペンで色をつけるほど重要だったのは・・・

・Timo Sarpanevaの赤いお鍋は実際に料理に使ってはいけない。なぜならカドミウムが浸出するので生産中止になったからである。
(マジで!?もっと早く言ってよ~。危うく実用するところだった・・。)

・Annnankatuにある超有名アンティークショップ「Bサーリ」のオーナー、いつでも不機嫌なマルヨの攻略法:あまり売りたくない大事な品は棚の奥においておくらしい。奥にあるものを手にとると「違いのわかるお客」として認識され、快く売ってくれるそうな。
(これまたマジで!?もっと早く言ってよ~。お店の棚の奥の奥までひっくり返してきたのに・・。)

その他コア情報、ご入用の方は直接ご連絡くださいませ。

これがホントの home shopping

2006-11-15 22:26:00 | miscellaneous
ではここで『現代フィンランドの基礎知識』を。先日参加し損なったIVANAhelsinkiのワークショップですが、なんと先立ってお姉さんのPiljoからメールで9月のファッションショーの様子と最新情報が送られてきました。お陰でワークショップに参加する以上に大満足でございます。IVANAhelsinkiはヘルシンキのUudenmaankatuにonly shopがありますが、この秋、ちょっと中心部から離れたKallio地区に新たにお店を開いたとのこと。このKallio地区、以前はアル中おじさんが出没したり、クリーンなヘルシンキの中ではやや怪しい地域だったのが、最近は洒落たカフェやショップが次々進出し、クリエーター大注目のエリアに変貌したとのこと。で、お店のシステムが凄いんですよ!日本では考えられない・・・。なんでも、お店は一軒家になっていて、お客はいつも一人だけしか入れないそうな。他にお客もいない、販売スタッフもいない・・自分の家で買ってきた洋服を試着するように買物を楽しんで欲しい、というコンセプト。「IVANAのオフィスに電話1本を入れてカギを受け取り、内側からガチャっとロックしたら後は好きなだけ着て好きなだけ買っていってね、後で請求書送るから。」というシステムだそうで・・・本当にフィン人って悪者が居ないんだなぁと痛感しますねぇ。私ならそのまま2、3日宿泊していきますが・・。クレジットカードを遥かに越えるこの究極の『掛売り』システム、古いようで斬新。やっぱりスーホネン姉妹、おぬし、タダモノではないのう。そして何て親切なんでしょうか!(写真:新規開店のIVANAhelsinki home shopping。IKEAのモデルルームでも梅雨時で部屋干しの我が家でもありません。念のため。)

冷えたので・・

2006-11-14 23:56:02 | アジな真似
当然ここはほかほかメニューでしょう。今シーズン初めてのグラタンにしました。
実はこってりクリーム味がイマいち好きではなく(ヘルシンキにて洗面器サイズのボウルで顔が洗えるほど出てきたクリームサーモンスープなど半分も食べられずに終了してしまいました・・ごめんなさい・・。)、ここは具をさっぱりと野菜で。カリフラワーとキルトシュー(注:正しい映画タイトルは「ヘイフラワーとキルトシュー」である)、じゃなかった、カリフラワーとブロッコリー&カニのマカロニグラタンです。チーズはパルミジャーノとロジャーノのダブルがけで。し、しかしご覧の通り、少々香ばしすぎました・・。オーブン料理によそ見は禁物ですな。

罰ゲーム

2006-11-14 23:45:02 | Finland cafe 2006
あ”~(予定通り?)フィンカフェ・IVANAhelsinkiのワークショップ参加権抽選にハズレました。しくしく・・・などと家でジっとしてるわけはなく、「ショボくれてる暇があったら、とりあえず現地へ飛ぶべし!」と記者魂を呼び覚まし、張り込み取材となりました。なんと木枯らしの中、フィンランドカフェが見えるアークヒルズでガラスの外から張り込んでおります!これが意外に何やっているかよくわかるんですよ。おっ、デザイナーのPaola Suhonenと実姉でマーケティング担当のPiljo Suhonen(今シーズンの新作で森をテーマにしたテキスタイルのワンピースで登場。Spiralに飾ってあったものと同じアイテムですね)の二人が何やら楽しげにトーク中。会場はいつものゆとりたっぷりのカフェスペースはどこへやら、会場一杯の人・人・人で寿司詰め、いやフィンランドらしくニシンの瓶詰め状態か?まずは(たぶん)9月のファンションショーの様子に始まり、(たぶん。なにぶん音が聞こえないもので・・推測ばかりですみません)、ブランドの歴史の概説をしているものと思われます。それからPiljoの表情および口パクぶりとスクリーン上のプレゼン内容から察すると「え~IVANAhelsinkiのブランドコンセプトはですね~」っていうところでしょうか。きっとこのあと質疑応答などですね。さすがにそろそろ寒くなってきたのでフィンカフェ番記者、帰ります。うーん、サイレントプレゼンをされた(まぁ勝手に私が受けたんですが・・)のは初めてですが、想像力を掻き立てられる経験でした。でもこんなに良く見えるんだったら、ここはひとつ思い切って「ズームイン!朝」の如く、画用紙にデカ文字で「中に入れてよ~」と書いてガラス越しに飛び跳ねるくらいのガッツを見せるべきだったか?

finland collection@the Spiral

2006-11-14 23:24:25 | Finland cafe 2006
フィンランドカフェも佳境に入って参りました・・明日はIVANAhelsinkiのワークショップ。なのに!招待状メールがこないですね・・もしやこれは抽選でハズれ?ならば待っていても仕方がない。よーし、ではこちらから出向くとしますか。只今、青山Spiralに来ております。11月13日~19日までspiral中2階のエスプラナーディ、(いやいやそれはヘルシンキの銀座通りの名前だった)、もといエスプラナードで開催中のfinland collectionは如何なものでしょうか?ふむふむ、IVANAhelsinkiをはじめ、Hanna Saren、Naoto Niidome(フィンランド人と日本人のハーフの方だった)など新進気鋭デザイナーのイントロダクション的展示でした。各々の点数は少ないものの「フィンランドファッション用語の基礎知識」としては十分な内容。開催期間が短いので興味のある方々はナ~ウget the chance(伊東四郎の番組より)。

これってELLE ○ECOの取材ですか?

2006-11-09 01:49:56 | 北欧女の足跡season2
Gustavsbergに再び別れを告げたら、超特急でストックホルムに帰ります。あまりのスピードにジェットタオルで手が乾く勢いで涙もさっさと乾いてしまいました。今年も連日、い、急がしい・・・。なぜゆえに我々は急いでいるかといいますと、今夜は「再会の旅スウェーデン編・第1夜」だからでして。odenplan方面に住んでいる友達のJessicaとLoveのお宅にお呼ばれしております。ふむふむ、もらった番地を目指して時折現れるアンティークショップにつっかかりそうになりながら住宅街を歩いていくと、あった!このアパートメントだね、Jessicaさ~ん。む?なんだかとても歴史のありそうな(且つクリエイティブな香り漂う)物件・・。ピンポーン。おおっ、久しぶりです。今回初お目通りのお子様方もいますね。美男美女の両親を持つお子様方はやはりとてつもなく美幼児です。遺伝子配列をメモしたいくらい。ひとしきりの挨拶と、いたくTOKYU HANDSのお土産にご満悦いただいた後(東急ハンズはデザイナーにとっては魅惑のワンダーランドだそうな)、さてさてお家拝見。待てよ?どこかでこの部屋、見たことがある・・・あっ、ちょっと前のELLE DECOの特集だ!と気づいたとたん、Jessicaの口からこんな一言が。「あ~この上の階はニーナが住んでるけどね~」・・って、ニーナといったら、ヨブスさん家の二ーナのことですかい?はぁ・・ここは文字通り正真正銘のデザイナーズアパートでしたか。入り口で感じたクリエイティブな香りは気のせいじゃなかったんですね。でも確かに本に載ってたヨブスさん家も美しかったけど、お宅も十分取材されるレベルですよ、ジェシカさん。フリッツハンセンと自らデザインした家具に囲まれたダイニングで頂くお手製スウェーデン料理はまた格別・・・何種類ものsill(ニシン)、メインのサーモンのグリル、サラダにポテト。そしてなんとデザートのりんごのクラフティはだんなのLove作!すっかりEllE ○ECOの中に入って過ごしているような錯覚に陥ってしまいました。まったくうちとは天と地、月と・・あぁ、もう考えるのを止そう。しかしまだこの時は、約10日後の帰宅した瞬間、いやでも我が家のスッポンぶりに閉口することを知らない私であった・・。