桜桃生存日記

桜桃が気ままに書きたいことを書く日記。
日常のこと、趣味のこと、思ったこと、など。

こっぴどい猫

2020-04-29 | 映画を観よう
2012年の邦画。
今CSの日本映画専門チャンネルで、
今泉力哉監督の映画がよく放送されています。
この監督の映画は多分今まで観た事ないと思うんですが、
この作品のあらすじに主演がモト冬樹さんって
率直にいいなあと思ったので、観る事にしました。

冒頭に「モト冬樹生誕60周年記念作品」というテロップが!
え~、そうなんだあ。それは心して観なければ。
で、いきなりモト冬樹じゃない3人が出てくる。
うーん。回想シーンなんだろうか。
しかし会話のシーンが声が小さくて聞き取りづらいなあ。

モト冬樹演じる作家の高田は今年還暦を迎える。
妻が亡くなってから小説を書けなくなった。
反面弟子の安藤は売れっ子の若手作家。
高田の次回作を待ち詫びている。
行きつけのパブ(スナック)で、高田は新入りの小夜と出会い、
自分の昔話をした後、彼女の相談に乗る事に。

小夜は男運がなく、奥さんのいる人とばかり関係を持ってしまう自分を
”ダメ女”と言う。
「自分に自信が無いから、求められると応じてしまう」
この気持ちわかる。
このピアノを弾く弾かないのやり取りでも、自信ないんだなあって。
で、弾いたら意外に上手いやんっていう。

でも夜中にマンションでピアノとかギター弾くのはどうなんだ^^;
ロマンチックなシーンではあるんだけど。
あと、小夜がなぜギター持ってるのか、まずそこを突っ込もうよ^^;

高田の娘の夏子は夫の秀樹が自分の友達と浮気している事を知ってしまう。
そして高田に相談する。
高田は若い頃に浮気した経験と、妻に浮気された経験がある。
「人を傷付ける人間になっちゃだめだって。傷付けられる方がいいよ」
と夏子にアドバイス。

秀樹は小夜と浮気していて、
そして高田の息子の崇はできちゃった結婚をするのだが、
昔から小夜の事が好きなのだった。
更に高田は夏子の友達の小夜を好きになるという・・・。

小夜が言い寄られやすい女っていうのもあるかもしれないけど、
モテてるやん。
この映画って、小夜絡みのトライアングルばっかり!!
なんて世間は狭いのか!!
っていうか・・・あの修羅場の電話の場面、親子だったら気付けよ!!!
普通お互い声聴いて気付くやろ!!!
あと崇と結婚相手も、小夜のマンションに来て、
高田もその会話聞いてるはずなのに、気付かないもんなん!?
拍子抜けしたわ。
と思いきやー、衝撃のラストが待っていた(爆)!!!!

いや~、このモトさんの語り口いいなあ。
落ち着いてて、自然な感じがする。
小夜役の小宮一葉は黒髪のロングが綺麗で、背が高くて、整った顔立ち。
でも自信なさげで優柔不断っていう。
小夜の優柔不断のせいで、皆振り回されて不幸になってるな。
夏子役の小石川祐子は目が大きくて、演技が上手いと感じた。

とても静かな映画です。夜中に観るのに最適。
BGMがほとんどないので、会話のシーンが印象的だし、
出演者の演技力も重要。
正直茶番と感じるシーンもあるけど、
私はこういう淡々とした映画好きなので。
でも観てて退屈って思う人もいるだろうなあ。
中だるみもあるけど、辛抱強くラストまで観ましょう^0^;

意外にネットでの評判が高くてビックリ(゚ロ゚屮)屮
やっぱりモトさんの渋い人柄と、小夜の小悪魔ぶりと、衝撃のラストが
いいんですかね。
ラストまで観たけど、観るのは1回こっきりでいいけどなあ(汗

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