【撮影データ】
H27.10.10撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro Nikon D610
ISO2000 360sec×18 PHDガイディング
PhotoShopでフラット補正、レベル補正、トリミング
メシエナンバーは、シャルル・メシエというフランスの天文学者が1700年代に彗星探索を行うのにあたり、彗星と見間違うような紛らわしい天体の一覧表を作ったことから始まっているようです。
メシエナンバー 33は、地球から240~300万光年の距離、とてつもなく遠いのですがアンドロメダ銀河も含めてお隣さんの銀河です。
銀河のことを英語でgalaxyというのですが、語源はギリシャ語の「galaxias」で「空に広がる乳の輪」つまりミルクという意味だそうです。神ゼウスが死の運命を持つ人間の女性に産ませた幼子ヘラクレスを不死にしようと、眠るへーラーの胸に置いた。子供はほとばしる母乳を飲み、不死となった。しかしヘーラーは目覚め、見知らぬ幼児が乳を飲んでいる事に気づき、突き放した。すると彼女の母乳が夜空に噴き出し、ミルキーウェイの名で知られる軟らかな光の帯となった。というギリシャ神話に由来しているらしいです。ギリシャ神話の時代、現代のような都市の明かりはないですから、そのままの夜空を見て、人は何を感じたんでしょうね。一日の星の動き、1年単位の星の動き、天にいる神々の世界・・・・、今とは違った感覚で星を見ていたかもしれませんね。
M33は美しい銀河ですが、とても淡い銀河で、腕の分をきれいに表現するのが難しい対象です。冷却CCDで撮った画像を見ると赤い散光星雲も写るようなのですが、そこまではまだまだ・・・・。