ひょうごの在来種保存会

会員さんも800名を越えました。活動報告を発信します。

231223丹波調査2 丹波市青垣町 あざみ菜(栽培ほ場)

2012年01月30日 | 調査活動


加工所を見学させていただいたあと、栽培ほ場もお願いしました。

足立さんの車を追ってほ場へ。
もう冬将軍到来の青垣の畑でひときわきれいな緑色を呈しているのがあざみ菜です。

例年、8月20日過ぎから播種し始め10月いっぱいまで。
今年は生産者7~8件の皆さんで2ヘクタールほど播かれたそうです。

播種して60日ほどで収穫。(雪が降ったりしたら長くなるそうです。)
収穫は10月10日~3月一杯・・・トウが立つまで収穫されます。

種は種用として地元で採種したものを冷凍して残しておられるそうです。
「たくさん採ってある。絶対に他の産地には出さないようにしている。」と足立さん。

また栽培中に広い葉のものがでてくるものがあるそうで、「出たら抜いている」とのこと。
山根さんは広い葉のでたものを見て、「広い葉だと阿蘇たかなみたいやなぁ・・・」

収穫から漬物完成まで
1日目 収穫→下漬け
2日目 下漬けを切り返して漬け直し
3日目 袋詰め→出荷

今、足立さんはこのあざみ菜漬けを、丹波市内の小・中学校、給食センターに廻って、先生達に営業活動されています。
自分の車で営業に回られ、新車で買った自動車も4年で10万キロ(!)も走ったそうです。
「売るのにたいへんじゃ」

この元気は足立さん、なんと88歳!!
ニコニコ笑顔にシャキッとした迫力ある風貌はとても思えません。。。

最後に、このあざみ菜の由来

九州から来られた学生が教育実習で丹波に来られたとき、丹波の方に九州からもってきた種を置いておかれたそうです。
その種を丹波や京都の農家が栽培していろいろ試されたところ、当時の青垣町が、丹波もみじ三山のひとつである青垣町の「高源寺」に来られるお客に土産物となるものを、と土産物を探されており、特産化されたとのこと。

山根さんの「阿蘇たかな」もあたっているかも・・・。







最後に、青垣の道の駅で美味しかったもの!
グルメブログ風に。