硯水亭歳時記

千年前の日本 千年後の日本 つなぐのはあなた

  爽やかな一陣の風が吹き

2011年06月22日 | 季節の移ろいの中で

デンマーク王家 フレデリック皇太子

 

 

爽やかな一陣の風が吹き

 

 

今回の震災で、祖国に逸早く帰って行く各国大使の中で、

最も被災の凄かった東松島に、一人で義捐金を持って行った大使がいた。

デンマーク大使・メルビン氏で、3月30日、まだ混沌としている中で駆けつけた。

東京から車に支援物資を積み込んで同市に入り、

義援金1650万円と避難所にデンマーク製のブロックおもちゃ

「LEGO」(レゴ)を40箱寄付していた。余震が続く中、何と勇気ある行動だろう。

しかも最も甚大な被害を受けた東松島市に直接行ったのだから、

現地でも大変驚き、大使の行動にどれだけ励まされたことであろう。

 

こうした活動を知ったデンマーク王家のフレデリック皇太子が感激され、

ご自身も直接行きたいということになり、先日13日皇太子は、日本へ。

早速、御所へ天皇・皇后両陛下に表敬訪問をされ、翌14日に東松島市へ。

 

フレデリック皇太子と 天皇・皇后両陛下

 

瓦礫の中を歩いて、幼稚園へ行き、デンマーク製の文具など4000万円を市長宛てご寄贈。

園児たちからは、紙で作った兜を贈られた。その兜にはデンマークと日本の両国の国旗が。

嬉しそうに皇太子がそれを被ると、園児たちはデンマーク民謡をベースにした歌を歌う。

その中に入り、皇太子もともに歌う。何という光景か。

海外王家で、直接こうした援助があったのは初めてのこと。

 

紙の兜の返礼に思わず微笑む皇太子 

この三月双子の赤ちゃんが出来たばかりで、四児のパパに

 

そればかりではない。小学校に移動し、皇太子からハッピー・コインのプレゼントが。

 

皇太子からのプレゼント ハッピー・コイン

 

そして皇太子が大好きなサッカーをすることになる(ミニサッカー)。

精力的に東松島市を巡回する皇太子に、市民から絶大な歓声が飛ぶ。

この日、普通なら海外の方が大好きな松島は風評被害で60%減、そこで皇太子は宿泊し、

翌15日、松島湾のクルーズへ。何としても風評被害を止めたいとの強い思いがあったのだ。

デンマークからやって来た取材チームは計11チーム、32名、きっと海外にも発信された筈。

約40分の湾内クルーズを楽しまれ、デンマークとの絆が一層深まったような気がする。

相変わらず天空に、カモメが乱舞し、爽やかな表情の皇太子が印象的であった。

梅雨空に爽やかな一陣の風を残して、皇太子は帰国されたが、前々回のサッカーでは、

Aリーグに入って、韓国大会であり、練習場は和歌山であったような記憶がある。

そして今回の南アフリカ大会では、日本と激突。日本が勝利しているが、

サッカー好きの皇太子にとっては日本との関わりが親密に感じられたことだろう。

 

フレデリック皇太子着用のTシャツには 「希望」の漢字と「Japan」の文字と日本国旗が

 

 

統治能力を完璧に失った菅内閣、

未だ義援金届かず、これだけでも万死に値する。

私は日赤に父とともに義援金を渡したが、大失敗。

フレデリック皇太子のように、現地の首長さんに、

直接手渡しすべきであったと改めて反省した次第!

政治空白は、今後70日も続き、己の責任の所在を知らぬ

歴史に、最悪の宰相として名を残す最低の菅総理。

最早政治はアテにはならぬ。

バラバラな民主党もグッドバイ!