川越リバーのブログ

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居候がいる花

2020年06月12日 15時30分27秒 | ソフトテニス

 椅子に深々と沈み込んでテレビを見ていると、遠くの方で雷鳴。予報通り、午後1時半を過ぎたところで雨が降り始めました。雨は余り強く降ることもなく15分ほどで小降りに。しかし、蒸し蒸しとして、腕にじんわりと汗がにじんできます。たまらずにエアコンを入れました。

 日課にしている1万歩の散歩は、9時半から1時間半ほど歩いてクリア。きょうのコースは南から東回り。家から2㌔、住宅街を抜けて堀兼にある変電所の側に出ました。コンクリート塀の向こうには縦横に組まれた鉄骨の間をケーブルが走り、SF映画に出てくる未来都市を思わせます。見上げた鉄塔に「只見幹線」と書かれたプレートがあります。「只見」は、どうやら福島・南会津の只見町こと。阿賀野川水系の只見川の田子倉発電所で生み出された電力が、ここを経由して東京へと送られているのだとか。総延長は200㌔を越えているそうです。

 きょうの花は堀兼の畑地で匂っていた「クリ(栗)」。よく見ると枝先や葉の裏側に“居候”がいました。ミノガ(簑蛾)の幼虫のミノムシです。蛾になるのは雄だけ。雌は簑から出ることはなく、雄を迎えて卵を産み、やがて卵がふ化する頃に地上に落下して一生を終えます。ふ化した幼虫は垂らした糸を風に乗せて移動。栗の葉などを食べながら、何度か簑を作り直して成長します。羽化した雄は口が退化していて蜜を吸えませんが、子孫を残すために雌を探して飛び回るのだとか。どちらも大変ですね。

(64蛍)