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ポルトガルの産地から⑤ルイス・パト(バイラーダ)

2016年09月30日 | ポルトガルワイン

やっと8名のうち半分を紹介しました。

今日から後半に入ります。ポルトガルばかりで飽きた〜なんて皆さん言わないでね!

さて今日は、昨日のダン地方のお隣「バイラーダ」から「ルイス・パト」です!

ちなみにポルトガル語で「パト」=鴨なので、パトさんのワインラベルには鴨がデザインされています。。。



バイラーダはポルトガル中部、大西洋岸から内陸に広がる生産地。

ポルトガルの産地では多品種のブドウを混醸、もしくはブレンドしますが、バイラーダはバガ種単一品種で赤ワインを造る特徴ある産地です。マリア・ゴメス種を中心に白ワインも造られますがポルトガル全体の60%ものスパークリングを送り出すワイン産地でもあります。





 

アインシュタインならぬ「ワインシュタイン」と自らを呼ぶ

ルイス・パトさん。

そして「ミスター・バガ」と呼ばれるほど、バガ(赤ワインのブドウ品種です)のスペシャリスト!

ポルトガルワイン生産者協会の副会長でもあり、ポルトガルを代表する生産者です!

バイラーダ地方の赤ワインの90%を産するバガは、小粒で厚い果皮のため、ワインの色合いも濃厚で酸とタンニンに富んだ重厚な味わいが特徴。

以前は安ワインの代表などと蔑視されたバガの可能性に気付いたパトさんは、 徹底してブドウ造りからワイン造りを改革し、現代のバイラーダ産プレミアムワインのベースを造り上げました。そしてヨーロッパではまれなアメリカ台木に接木をしない自根栽培によるバガから造った「ペ・フランコ」はポルトガルを代表する偉大なワインです!

(※ヨーロッパ本来の葡萄の姿を復活させたいと願うパトさんが、 フィロキセラの危険を冒してまでも実践した彼の夢ともいえるワインです)

2004年2月のファイナンシャルタイム誌で「ヨーロッパのベストワイナリー25」にも選ばれまています。(名だたるワイナリーとともにポルトガルは2社のみ)

パトさんのワインは今店頭に1種類のみ、あとパトさんの娘さんフィリッパ・パトさんのワインが2種類あります。

写真左から

ルイス・パト  

赤 バガ&トウリガ・ナショナル・レッド 2013 ¥1620

品種:バガ60%、トゥリガ・ナショナル40%

パトさんの一番スタンダードなワインです。

赤い果実の甘い香り。タンニンは柔らかく、くせがなく滑らかでさわやかな味わい。

2008年よりトゥリガ・ナショナルが増え、より柔らかい味わいとなりました。

フィリッパ・パト

赤 ノッサ・カルカリオ・レッド 2013 ¥5940

品種:バガ100% ※オーガニック

ノッサ(Nossa)とはポルトガル語で「我ら」の意味。フィリッパと彼女の夫ウイリアム(ベルギーのトップ・ソムリエ)が共同して造り上げたワイン。
Ois do Bairroとその周辺の畑から収穫されたバガのみを使用し、非常に凝縮感のある高品質のワインに仕上げた。オーガニック栽培を実践しており、葡萄栽培は全て手作業。そのため葡萄本来の個性をより強調することが出来る。

白 ノッサ・カルカリオ・ホワイト 2014 ¥4860

品種:ビカル100%

最初に柑橘系の香り、特にオレンジの香りが印象的。樽からくるバニラの甘い香り、トースト香が僅かに香る。果実の複雑な味わいに酸味が絡みあい長い余韻に浸ることが出来る。濃密で複雑、凝縮した味わいだが飲み心地の良さに驚かされる。現代ポルトガル産白ワインのトップクラスの一つ。


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