抱きしめる、愛撫する、撫でるなどといった心地良いタッチ(pleasant touch)の感覚はプロキネチシン受容体2(PROKR2)またはそのリガンドPROK2を発現する脊髄興奮性介在ニューロンを介することが示されました。このようなニューロンが欠失したマウスではストレス反応と向社会的行動に深刻な障害を示すようで、「触れる」ことの重要性が示されました。医師の患者に対する「手あて」についても同様のメカニズムが介する可能性がありそうです。
Liu B et al.,
Science. 2022 Apr 29;376(6592):483-491. doi: 10.1126/science.abn2479. Epub 2022 Apr 28.
Molecular and neural basis of pleasant touch sensation
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます