↑のタイトルをあげておけば「熱海で宿を探そう」と思った誰かが検索し当ブログを読み福島屋旅館に泊まるかもしれない、と思い書いてみました。
さて、前回の続きです。
車の音が気になりながらもすぐに寝てしまったが夜中にふと、目が覚めた。
布団から出てカーテンを開けると車は一台もなくシンと静まり返っており、通り
はいつの間にか降った雨に濡れている。
少し先の坂に咲いている熱海の大火を生き抜いたというピンク色の桜(何桜かは
忘れた)が目についた。
時計を見るとまだ午前三時。
冷めたお茶を少し飲んでまた布団に入る。
再び目が覚めたのは八時二十分。素泊まりだから食事が付かないので
その分ノンビリ寝ていられる。
だが本当はもっと早く起きるつもりでいたが焦る事もない。
昨日コンビニで買っておいたご飯を食べる。
朝風呂に入ろうと階段を降りて風呂場に行くとなんとお湯が無い!
掃除していたのね・・・(涙)
まあ、昨日2回も入ったからいいか。次の『計画』(?)を実行しよう。
カメラに収められなかったのが残念だが「福島屋旅館」の玄関を入ると
年季の入った黒イスとテーブルがある。
ホテルで言えば「ロビー」といったところだ。
浴衣に半纏(はんてん・・違うっけ?浴衣の上に着るやつ)を羽織りそこのイス
に座ってコーヒー牛乳でも飲み煙草を吸いながら新聞を読む。
はぁ?それが計画?とお思いでしょうが、そんな何気ない事でも単純な私には「温泉地に来た」雰囲気が味わえるのだ。
さっそく実行しようと部屋にもどり煙草を手にロビーに行く。
玄関脇にあるコーヒー牛乳(ブリックパック)を買おう、としたその時。
「おはようございます。宜しければお湯が沸いていますので2階のコーヒーもお
召し上がり下さい」
と女将さんから丁寧に声を掛けられた。
確かに2階の共同流しにカップとインスタントコーヒーが置いてあったが、飲ん
でよかったとは知らなかった。
でも2階からここに持って来て飲む事が失礼なように思え悩んだ挙句に自販機で
買いました。
それでもそのように声を掛けてくれたのがとても嬉しかった。
普段吸わないタバコを吸いコーヒー牛乳を飲んでいると今度は昨日のご主人が登
場。
「おはようございます。あと10分もすればお湯が貯まりますので、よかったらお
風呂も入って下さい」
と声を掛けられた。
もしかすると私が風呂場から肩を落として引き返すのを見ていたのかもしれない
。
コーヒーの件といい、この気配りに感動しました。
凄いぞ福島屋旅館!
この件で私は本当にこの「福島屋旅館」さんが好きになりました。
更にこ『このチェックアウトは10時ですか?』と伺った所
ご主人「え?別に10時過ぎても構いませんよ」と仰るのでお言葉に甘えて10:40
分頃まで滞在させて頂きました。
(もちろんお忙しい時もあると思うから、これを読んで泊まる方はその場で確認
して下さいね)
ちなみに朝の時点でデジカメの電池が切れました・・・・(涙)
よって今後は携帯電話の画像サイズとなります。
帰りの湘南電車113系は12:46分の熱海始発、東京行きの予定。
これは昨夜、駅に行った際に駅員さんから「113系」の時間を聞いておいたのです
。
ご丁寧なお見送りを受けて福島屋旅館を後にします。きっとまた来ます・・・い
や、必ず!
(後日、この旅館の素晴らしさに感動した私は旅好きな作詞家たかたかし先生に
熱く語り旅館の名刺もお渡ししました。
風呂場の画像等をお見せした所、「いいねぇ~、裸電球も♪」と好評でした。
私「こういう古い旅館なので便利という訳ではないのですが・・」というと
先生『そりゃ両方(風情と近代設備)を望んじゃダメだよ(笑)』と笑われまし
た。)
福島屋旅館…熱海市銀座町14-24
電話 熱海0557(81)2105
一泊二食¥8000(税別だと思う)
素泊まり¥4650(入湯税込み)
日帰り入浴¥350
まだ時間があるので熱海駅から「湯~湯~バス」に乗ってみました。
http://www.tabijozu.ne.jp/~atami/traffic.html#YUYU
が!エライ目に合いました(涙)
熱海駅第一ビル前で待っているとやってきたのは普通の小型観光バス(ちょっと
古
い)。
「なんだボンネットじゃないのか。まぁ、バスマニアじゃないからいいや」
と乗り込みます。
もらったパンフレットを見ると「大湯間歇泉」のバス停に「日本初の市外電話」
とあります。
なにやら旧跡のようなものがありそうなのでここで降りる予定。
普段は運転しているので車窓を見る機会もないのですがバスならゆっくり見られ
ます。
(熱海新道)
ほほぅ、熱海新道の上に文字を消した跡があるのは「有料」と書いてあったんで
せうね。(といってもこの写真じゃ見えませんな)
大湯間歇泉前で降りたのは私だけ。
昔ふうな六角電話ボックス(復元)がありました。
私的には丹頂型電話ボックスに青電話だったら嬉しいのですが…(時代が違う)
さて次のバスが来る頃なのでバス停に戻ります。目の前には川が流れていて昔は
旅館だったであろう廃墟がいい味を醸し出しております。
で、やって来たバスは「念願の?」ボンネットタイプでした。(もちろん懐古調
タイプです)
「梅園」がピークのようで平日でも訪れる人が多いうえに乗車定員が少ないので
既に満員。
ステップの所に何とか立つも「立ち席」を考慮されていないようなのでつり革も
無い。
しかもカーブが多いので立っているだけで精一杯。周りの景色なんてまったく見
えません。
ちょっとでも気を抜くと倒れます。
梅園に到着すると更にお客さんが・・・。
もう車内は大変な状況でした。必死の思いで熱海駅に到着。
ガイドさんは「これに凝りずまたご利用ください」と恐縮していましたが
どこからか『いやもう結構です』と声が上がり一同苦笑い。
熱海第一ビルで御土産のふりかけを買い駅前で弁当とビールを買う。
前にも買った「とん漬け弁当」
これが旨いんですよ!お薦めです♪
ホームにあがると緑とオレンジの湘南電車は既に入線していた。
もうこの電車で熱海に来る事も無いんだな・・・
帰りの電車はあっという間に戸塚駅に着いてしまった。
旅情あふれるサロ110型グリーン車で温泉地熱海を訪れる事は二度と無い。
戸塚駅を走り去っていく113系電車を見送って思いがけない『一人旅』は終わった
さて、前回の続きです。
車の音が気になりながらもすぐに寝てしまったが夜中にふと、目が覚めた。
布団から出てカーテンを開けると車は一台もなくシンと静まり返っており、通り
はいつの間にか降った雨に濡れている。
少し先の坂に咲いている熱海の大火を生き抜いたというピンク色の桜(何桜かは
忘れた)が目についた。
時計を見るとまだ午前三時。
冷めたお茶を少し飲んでまた布団に入る。
再び目が覚めたのは八時二十分。素泊まりだから食事が付かないので
その分ノンビリ寝ていられる。
だが本当はもっと早く起きるつもりでいたが焦る事もない。
昨日コンビニで買っておいたご飯を食べる。
朝風呂に入ろうと階段を降りて風呂場に行くとなんとお湯が無い!
掃除していたのね・・・(涙)
まあ、昨日2回も入ったからいいか。次の『計画』(?)を実行しよう。
カメラに収められなかったのが残念だが「福島屋旅館」の玄関を入ると
年季の入った黒イスとテーブルがある。
ホテルで言えば「ロビー」といったところだ。
浴衣に半纏(はんてん・・違うっけ?浴衣の上に着るやつ)を羽織りそこのイス
に座ってコーヒー牛乳でも飲み煙草を吸いながら新聞を読む。
はぁ?それが計画?とお思いでしょうが、そんな何気ない事でも単純な私には「温泉地に来た」雰囲気が味わえるのだ。
さっそく実行しようと部屋にもどり煙草を手にロビーに行く。
玄関脇にあるコーヒー牛乳(ブリックパック)を買おう、としたその時。
「おはようございます。宜しければお湯が沸いていますので2階のコーヒーもお
召し上がり下さい」
と女将さんから丁寧に声を掛けられた。
確かに2階の共同流しにカップとインスタントコーヒーが置いてあったが、飲ん
でよかったとは知らなかった。
でも2階からここに持って来て飲む事が失礼なように思え悩んだ挙句に自販機で
買いました。
それでもそのように声を掛けてくれたのがとても嬉しかった。
普段吸わないタバコを吸いコーヒー牛乳を飲んでいると今度は昨日のご主人が登
場。
「おはようございます。あと10分もすればお湯が貯まりますので、よかったらお
風呂も入って下さい」
と声を掛けられた。
もしかすると私が風呂場から肩を落として引き返すのを見ていたのかもしれない
。
コーヒーの件といい、この気配りに感動しました。
凄いぞ福島屋旅館!
この件で私は本当にこの「福島屋旅館」さんが好きになりました。
更にこ『このチェックアウトは10時ですか?』と伺った所
ご主人「え?別に10時過ぎても構いませんよ」と仰るのでお言葉に甘えて10:40
分頃まで滞在させて頂きました。
(もちろんお忙しい時もあると思うから、これを読んで泊まる方はその場で確認
して下さいね)
ちなみに朝の時点でデジカメの電池が切れました・・・・(涙)
よって今後は携帯電話の画像サイズとなります。
帰りの湘南電車113系は12:46分の熱海始発、東京行きの予定。
これは昨夜、駅に行った際に駅員さんから「113系」の時間を聞いておいたのです
。
ご丁寧なお見送りを受けて福島屋旅館を後にします。きっとまた来ます・・・い
や、必ず!
(後日、この旅館の素晴らしさに感動した私は旅好きな作詞家たかたかし先生に
熱く語り旅館の名刺もお渡ししました。
風呂場の画像等をお見せした所、「いいねぇ~、裸電球も♪」と好評でした。
私「こういう古い旅館なので便利という訳ではないのですが・・」というと
先生『そりゃ両方(風情と近代設備)を望んじゃダメだよ(笑)』と笑われまし
た。)
福島屋旅館…熱海市銀座町14-24
電話 熱海0557(81)2105
一泊二食¥8000(税別だと思う)
素泊まり¥4650(入湯税込み)
日帰り入浴¥350
まだ時間があるので熱海駅から「湯~湯~バス」に乗ってみました。
http://www.tabijozu.ne.jp/~atami/traffic.html#YUYU
が!エライ目に合いました(涙)
熱海駅第一ビル前で待っているとやってきたのは普通の小型観光バス(ちょっと
古
い)。
「なんだボンネットじゃないのか。まぁ、バスマニアじゃないからいいや」
と乗り込みます。
もらったパンフレットを見ると「大湯間歇泉」のバス停に「日本初の市外電話」
とあります。
なにやら旧跡のようなものがありそうなのでここで降りる予定。
普段は運転しているので車窓を見る機会もないのですがバスならゆっくり見られ
ます。
(熱海新道)
ほほぅ、熱海新道の上に文字を消した跡があるのは「有料」と書いてあったんで
せうね。(といってもこの写真じゃ見えませんな)
大湯間歇泉前で降りたのは私だけ。
昔ふうな六角電話ボックス(復元)がありました。
私的には丹頂型電話ボックスに青電話だったら嬉しいのですが…(時代が違う)
さて次のバスが来る頃なのでバス停に戻ります。目の前には川が流れていて昔は
旅館だったであろう廃墟がいい味を醸し出しております。
で、やって来たバスは「念願の?」ボンネットタイプでした。(もちろん懐古調
タイプです)
「梅園」がピークのようで平日でも訪れる人が多いうえに乗車定員が少ないので
既に満員。
ステップの所に何とか立つも「立ち席」を考慮されていないようなのでつり革も
無い。
しかもカーブが多いので立っているだけで精一杯。周りの景色なんてまったく見
えません。
ちょっとでも気を抜くと倒れます。
梅園に到着すると更にお客さんが・・・。
もう車内は大変な状況でした。必死の思いで熱海駅に到着。
ガイドさんは「これに凝りずまたご利用ください」と恐縮していましたが
どこからか『いやもう結構です』と声が上がり一同苦笑い。
熱海第一ビルで御土産のふりかけを買い駅前で弁当とビールを買う。
前にも買った「とん漬け弁当」
これが旨いんですよ!お薦めです♪
ホームにあがると緑とオレンジの湘南電車は既に入線していた。
もうこの電車で熱海に来る事も無いんだな・・・
帰りの電車はあっという間に戸塚駅に着いてしまった。
旅情あふれるサロ110型グリーン車で温泉地熱海を訪れる事は二度と無い。
戸塚駅を走り去っていく113系電車を見送って思いがけない『一人旅』は終わった