9月23日
横浜市電保存館では記念イベントで廃止時の花電車が登場しました。
35年ほど前に地下鉄関内駅で行われた市営バス、市電、地下鉄部品の即売会では
花電車に使われたカラフルな電球も販売されていましたが使い道もないので
買わなかった事を思い出しました。
買っておけばよかったかな。今となってそう思う。
さて、その日の久良岐公園では神奈川新聞の定期イベントで
横浜市電1156号の公開日でした。
最近は予定が合わず久しぶりにお邪魔しましたがレプリカ作成の為に
貸出していた電停行燈標識を預けっぱなしにしていたので引き取りました。
せっかくなのでその電停行燈標識を付けてみよう、という事となる。
微妙に異なるねじ穴に苦労のすえ(私はほぼ見ていただけ)
営業当時の「長者町五丁目」と「石川町五丁目」の行燈が45年ぶりに横浜市電とご対面
おお…
私が小学6年だったか先の販売イベントで買ってきていつかはどこかに保存されている
公園の市電に取り付けてみたい、と願っていた。
でも実際に各地に保存された市電は荒廃し姿を消していった。
買ってからは押し入れや机の裏にひっそりと過ごしていた。
時折見ると私はその「長者町5丁目」と書かれ6、70年代の空気や音、人々の熱気を吸収した塩ビ板に往時の思いを寄せてきた。
イベントに貸し出したら好評だった事もあった。
私のコルト1100だって親戚の家にあった頃は麦田の親戚の家に行く際に
電停脇を通っていたのかもしれない…
そしてついに「公園の市電」に使われる時が来るなんて…
だから人生は面白い
反対側の「石川町五丁目」は簡略化の為かペイントだけなので劣化が激しいです。
賑やかな長者町5丁目と雰囲気は全く違うが当時の雰囲気が少しでも味わえるような気がします。
五丁目電停を実際に利用していた、という方に見てもらいたかったのですが
この後に元の「久良岐公園」電停に戻しました。
神奈川新聞さん 本当にありがとうございます。
両者互いに懐かしい、と思っているのかな