週刊 最乗寺だより

小田原のほうではなく、横浜市都筑区にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

勝田山 最乗寺
045-941-3541

ガンダムへの誘い

2016-05-08 21:47:25 | ひとりごと

GWも最終日です。
10連休という方もいる今年のお休みも、人混みが苦手な我が家は遠出もせずに通常運転の生活でした。

それでも少しは変化を持たせようと、ベランダでバーベキューをしたり、スタジアムでサッカー観戦をしたりと、ちょっとばかりの特別感も味わいました。

そんな中、若住職と龍くんが一番時間を割いたのはガンプラ作りでした。

ガンプラとは『機動戦士ガンダム』というアニメに出てくる「モビルスーツ」というロボットのプラモデルのこと。
ガンダム好きの若住職が、その良さを息子に伝えようと、啓蒙活動の一環としてガンプラの共同制作に乗り出した模様です。

  

作っているのは黒い『ザク』というモビルスーツ。

私への啓蒙活動は結婚前に映画版3部作を見せられたことで済んでいるので、このモビルスーツが黒い三連星のオルテガ専用機で、オルテガがジェットストリームアタックという攻撃フォーメーションでマチルダさんを叩き潰した人物ということは把握しています。(苦笑)

今回は龍くんが見た目で選んだものでしたが、ガンプラで一番メジャーなのは、お台場に全長18メートル等身大モデルが設置されている白いガンダムだと思います。

そもそもガンダムは、30年以上前のアニメに登場した戦闘ロボットです。

搭乗者は主義主張を確立する前の少年で、信じる正義もないままに成り行きで乗り込み、流されるままに殺戮を繰り返します。
その苦しみを背負い涙を流しながら操縦する少年に、優しい言葉をかける大人はいませんでした。
そして、少年もまた、誰かに優しい言葉をかけることはありませんでした。

自分以外の誰もが、自分勝手に生きていると思い込む少年。
本当に自分勝手で、相手を理解しようとしなかったのは、少年自身でもあったのに…。

きっと、ガンダム好きな人(若住職)はもっと違う魅力を語るのでしょう。
けれど私にとっては、決して理解し合おうとしない人間たちの悲しいまでの傲慢さについて考えさせられたアニメでした。

ちなみに、若住職が好きなのは、正確には赤い仮面の人と赤いモビルスーツ(ときどき金色)です。
話を振ると喜びますので、同じ趣味をお持ちの方は機会があればお声がけください。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。